校長の部屋

2022年1月の記事一覧

152 迷い(1/14)

 相変わらず、中山七里の作品に凝って読んでいますが、年末に読んでいた『切り裂きジャックの告白』には、「市川市市川3丁目」という記述が…。犯人の本籍地として登場したのですが、びっくり!

 話は全然違いますが、冬は鍋物のおいしい季節。本場のもつ鍋を食べたいと思いますが、スーパーにはキムチ鍋、カレー鍋、トマト鍋、豆乳鍋、寄せ鍋など、鍋スープの素がまぁあるわあるわ、所狭しと並んでいます。我が家も夕飯のメニューに迷ったときは、白菜を買って「鍋にしようか」という感じです。でもたまに、鍋の素を使わない水炊きが食べたくなります。〆はご飯かうどんか、あるいは餅か…?こんなこともうれしい迷いです。

 さて、2年前に作った名刺が、年末をもって底を突きました。前のPCに入れたソフトは、現在のPCには使えず、かといって新しいソフト購入の必要性を感じない。というわけで、スマホだけで簡単印刷できるものにしました。思ったものには程遠いのですが、気にしない気にしない。だって、貰った人も気にしていないでしょうから。年度末までにどれだけ使うだろうかとここでも迷い、まずは10枚だけプリントアウト!一昨日の来客で1枚使用しました。

151 真っ赤(1/13)

 石垣島では田植えが始まったという報道を聞き、冬真っ只中の千葉県では驚きです。

 ところで、千葉県のキャラクター「チーバくん」は何歳?実は、一昨日の1月11日に15歳になったそうです。2010年に開催された千葉国体のマスコットキャラクターとして、2007年に誕生したのです。様々なものに使われて、真っ赤な姿はいろいろなものに見られます。

 さて、真っ赤なチーバくんが元気を与えてくれるように、冬は赤い実が鮮やかに見えて、温かみを与えてくれます。南天や千両、万両などの赤い実は、花瓶で生き生きと彩りを添えてくれます。庭では、その実を小鳥たちが辺りを気にしながら啄んでいる様子が窺われます。この季節に自然界に赤い実が多いのは、目立たせて鳥に「ここにおいしい実があるよ」という信号を送っているからと言われます。自分では動けない植物が、種子を遠くに運んでもらうための進化の一端です。みかんをオリーブの木にぶら下げておくと、小鳥たちはそれを食べると同時に糞をしていきます。この糞にほかの植物の種子が含まれているため、春には何だろうと思う植物の発芽に気づきます。

 私たち大人が、子供たちの気を引くように仕掛ける「赤い実」は何なのでしょう。自分たちで食べさせ、解釈してそこから発芽するものにこそ意味があるはずです。だからこそ、この「赤い実」はより進化しなければなりません。そのためには、私たち大人も進化(成長)が必要だと思うのです。

150 新しい可能性の発見(1/12)

 「パジャマスーツ」(AOKI)ってご存じですか?テレワークが普及して、スーツの需要が激減する中で開発された、在宅勤務に対応した商品とのこと。パジャマのリラックス感とスーツのきちんと感をミックスしたもので、オンライン会議でも着られる服だそうです。大ヒットの裏側には、30代前半の広報室長の努力があったといいます。新しいことにチャレンジするには勇気がいります。「前例がない」「できるわけがない」という厳しい意見もきっとあります。でも、前例はつくるものですし、最初からできないと決めつけて何もしなければ、新しいうねりは生まれません。

 この広報室長は、インタビューの最後に次のように語っています。“かつて新店舗出店などで苦労したからこそ、やり抜く力がつき、粘り強い広報ができたように思います。頑張ればいずれ結果が出て仕事が好きになり、得意になる。こうした成功体験が、自分の新しい可能性の発見につながります。皆さんが、自分を成長させてくれる企業に出会えるように祈っています”と。

 最後に、がんばる勇気をくれる言葉を3つ。

 (1)「勝つ意欲」はたいして重要ではない。そんなものは誰もが持ち合わせている。重要なのは、「勝つために準備をする意欲」である。(バスケットボールコーチ)

 (2)失敗?これはうまくいかないということを確認した成功だよ(エジソン)

 (3)努力して結果が出ると、自信になる。努力せず結果が出ると、おごりになる。努力せず結果も出ないと後悔が残る。努力して結果が出ないとしても、経験が残る。(Who?)

 早ければ10年後に社会人となる子供たちですが、ぜひとも「意欲・行動・自信・創造のサイクル」(学校教育目標の副題)を意識しながら、生活や学習に取り組んでほしいと願っています。

149 補聴器(1/11)

 7日(金)の朝は、職員と一緒にせっせと雪かきに精を出して、インナーが汗びっしょりに。授業が始まってからも、年甲斐もなく頑張ったツケが三連休に回ってきました。う~ん、確実に衰えている!この衰えは、耳が顕著かな?

 「お風呂あがるよ」と浴室ブザーで合図する妻。全然気づかず、「冷めちゃうじゃない!」と怒られる私。

 テレビ視聴には字幕が必須の私。映像の邪魔だと感じる妻。

 庭にやってくる小鳥のさえずりが聞こえない私。ご丁寧にその鳴きまねを振り付きでやってくれる妻。

 「そういえば…」と呟いた妻。「総入れ歯?」と聞き返す私。う~ん、噛み合わなすぎ!

 マスクをしての会話や大勢が話し合いをする場での聞き取り、教室で子供たちが発表する内容、どんどん聴き取れなくなっていきます。この先、今以上にコミュニケーションがうまくできなくなったらどうしようという不安を大きくしています。

 AI技術の備わった補聴器が試せることを知り、先週、専門店に足を運びました。補聴器の装着は初めてではありません。15年以上前には、耳穴式で両耳うん十万円の出費。でも、結局自分の耳に合うものではなく、使わなくなって箪笥の肥やしに。あ~もったいない!高価ですから、次こそ失敗はできません。しっかり吟味しようと店に入って約3時間。検査や問診、試しの装着・調整など…。しばらく貸し出してくれたので、効果のほどを確かめている最中です。

148 成人式を前に(1/7)

 久しぶりに真っ白な校庭です。今朝は足元に気をつけ、普段よりゆっくりめに歩いて学校到着!転んでけがすることを怖がる60歳です。

 

 さて、10日は成人の日です。地元八千代の市民会館に慣れないスーツに袖を通して臨んだ成人式は、今は昔。歌手の高橋真梨子さんの歌を聴いたこと、友達が乗ってきたセリカXXを羨ましく眺めていたことが思い出されます。市川市では、去年に続きコロナによる通常開催はできませんが、式典や先生からのビデレターなどをオンライン配信し、市内16か所にフォトスポット会場を設けます。

 小学校では、4年生が「2分の1成人式」として成長の足跡を発表する場面がありました。10年間の成長に感謝して、保護者に様々な姿をみていただいて一緒に喜びました。10年という年月はあっという間かもしれません。だって東日本大震災からもうすぐ11年目を迎えますから、大人だって立場や考え方、家庭環境など変わって当然です。それを「喜び」「感謝」の気持ちで振り返れるかどうか自問することが大事なのかもしれません。

 さて、中年の域に入ろうかという人に向けて、『40才は二度目のハタチ』という、あるデパートのキャッチコピーがあったそうです。これには『20才はフレッシュマンの原点です。でも、それなりの肉体力と精神美を持っていれば、リフレッシュマンになれる』と添えられます。

 10才は、色づくために燦燦と太陽を浴び、根や葉から栄養を吸収している真っ最中の年代といえるでしょう。一方60才の私は、「三度目のハタチ」といえます。「フレッシュマン」、「リフレッシュマン」に続く粋な言い回しを考えましたが全然思いつきません。これが60才の実態!それでも、四度目のハタチを目指して、新しいことに挑戦する悪あがきだけはするつもりです。