校長の部屋

2021年10月の記事一覧

107 ハロウィン(10/22)

 昨日の給食で提供されたサワラ(鰆)は魚偏に春と書きますが、晩秋からは産卵期直前で脂がのってきて2度目の旬とも言われます。晩秋である10月末に、ハロウィンパーティーなる学級集会を行うクラスが多くなったように思います。来週末に教室を訪問すると、被り物や黒い衣装を身に着けた子を今年も見かけるかも?

  

 さて、ハロウィンのシンボルとしてよく目にするのが「かぼちゃ」。目と口と鼻をくり抜いて中にキャンドルを灯したかぼちゃのランタンはハロウィンの象徴?このランタンには「ジャック・オー・ランタン」という名前が付いているといいます。ジャックとは、アイルランドの物語に登場する男性の名前で、生前は悪事ばかりはたらいていました。魂を取りにやってきた悪霊を騙したため、ジャックは地獄に堕ちることもできず、死後はランタンに火を灯して闇夜を歩き続けたというお話。ちなみに、最初はカブだったそうですが、アメリカにハロウィンが伝わってからかぼちゃに変わったそうです。怖い顔に見えるようにくり抜いて、窓辺などに飾ると魔除けの役割を果たし、悪霊を追い払えるという言い伝えがあります。

 日本でも、クリスマスやバレンタインデーと同様、ずいぶんと普及したように感じます。本場のハロウィンではパーティーの余興として「アップルボビング」というゲームを楽しむといいます。水を入れた大きめのたらいにリンゴを浮かべ、手を使わずに口でリンゴを取る遊びなのですが、パン食い競争にどこか似ています。日本でもこうしたゲームで盛り上がる日が来るかも?

106 どんな陶磁器が好き?(10/21)

 春はGWの頃に、秋は文化の日前後で開催されていた、益子の大陶器市が今年も中止となり残念でなりません。大勢の人が集まり、メイン通りの両側にテント村がいくつもできて盛大です。様々な陶芸作家の発表・販売の場でもあります。

 少し前に6年生が図工で焼き物を作っていましたし、昔は、5年生の社会科で伝統工芸品を扱って学習しました。教科書では、九谷焼が取り上げられていたように思います。この焼き物は、「陶器」と「磁器」に分けられ、海外でも人気が高いといいます。

 陶器は「土物」と言われ、有色粘土を素材とし、焼き上がりの土の色味が出て、全体に厚みがある焼き物です。刷毛目などの装飾方法も特徴的であるとされ、代表的なものに益子焼、瀬戸焼、萩焼、備前焼、信楽焼などが挙げられます。有名なタヌキの焼き物は信楽です。

 一方、磁器は「石物」と呼ばれ、白色粘土にガラス質の長石・珪石を加えたものや、陶石を素材に用います。素地の色は基本白で、それを生かした鮮やかな色絵が施されています。指で軽く弾くと「チン」と高い音がするのも特徴かもしれません。代表的なものに有田焼、伊万里焼、京焼、砥部焼などがあります。九谷焼もこちらのような気がします。

  

 この焼き物に関しては、人それぞれ好みが分かれます。ちなみに給食の食器は強化磁器。アルマイトが懐かしいですが、その懐かしの食器や先割れスプーン、食缶などを、益子の陶器市で見ることがあります。ネットでも売られているようです。

 落とすと割れやすいのが陶磁器ですが、9月以降は子供たちの骨折が目立ちます。腕・指・脚など部位は様々ですが、現在も松葉杖の子が数人。人数的には警報レベル?決して折れやすいわけではないでしょうが…。

105 ちょっとくらい違ったって(10/20)

 急に寒くなって、朝起きた時にはパジャマの上にもう1枚羽織らなくてはならなくなりました。

 録画した『ドクターX』を観ました。野村萬斎さん演じる内科部長の名前が「蜂須賀」。何度も画面から「蜂須賀~」という声が響きます。歴史ドラマでも滅多にない場面なので、なんだか変な気持ちになります。これからも何度となく呼ばれそうなので、対応の仕方を考えておくことにします。

 さて、校内を巡っていると必ず目に入るのが、配膳室前の「今日の献立」ボード。食い意地が張っているのでしょう。委員会の児童がチョークで毎日書き換えてくれます。昆布のふりかけが出た日、ふとボードに目をやると「屁」と読める文字があります。どうも「昆」と「屁」を書き間違えたようですが、思わず笑みが漏れてしまいました。

 フォローしているインスタグラムには、児童が答案に書いたおもしろい解答が載せられます。突拍子もない解答や勘違いなど笑いを誘います。担任をしていたころも迷解答があって、正解にはできずとも赤ペンでコメントしたことは度々…。(この赤ペンを我が家では「偉そうペン」と呼びます)

 メダカの学習では、「尾びれ」「胸びれ」「背びれ」に交じって「しびれ」?きっと「尻びれ」って書きたかったのでしょうが手が痺れていたのかもしれません。「くびれ」?確かにそこはくびれていますが…。わからないから空欄というより、何とか解答しようと知恵を絞った意欲には花丸をあげたいと思うのです。

104 カラス(10/19)

 10月になると、カラスウリを仕入れるために車を走らせます。大野町の駒形神社そばにはたくさん自生していますから採り放題です。先日は、探しながらランニングをしましたが、ポケットに3つ入れると枯れた蔓がはみ出るので気にしながら帰宅しました。オレンジや赤のカラスウリのほか、まだ黄緑色のウリ坊も一緒に庭木に絡ませると、秋のデコレーションのできあがり!3つだけでは寂しいので、もう少し収穫します。

 このカラスウリは、カラスが食べるからだとかカラスが食べるには丁度よい大きさだからとかいう理由で名づけられたとという説があります。また、秋になると実は鮮やかな朱色に熟しますが、食べられないようにするために、カラスウリと名付けられたという説も…。種は扁平で、形が大黒様に似ています。ですから「金運をもたらす」といわれる縁起物らしく、財布に入れておく人もいるようです。

 このほか、カラスノエンドウは、漢字にすると「烏野豌豆」と書きます。音節の区切りは「カラスノ エンドウ」ではなく、「カラス ノエンドウ」だったようです。実った鞘が真っ黒であるから「カラス」がついているのだろうと勝手に解釈しています。

 少し前から、カラスが教室のベランダに飛来して、ガラス窓の隅を突いています。カラスにとって今は何の季節なのでしょうか?

103 I’mヒーロー?(10/18)

 私は、ホームセンター大好き男です。趣味や生活に関する商品が多種揃い、見ていて飽きないからです。特に、千葉ニュータウンにある「ジョイフル本田」はワクワクします。2階のコーナーで「ジョイフルウルトラ大作戦」と題して、生誕55周年を迎えたウルトラマン関係グッズを販売しています。

 このウルトラマン、「トリガー」が最新みたいですが、私がわかるのは「タロウ」まで。何を観ていたかで世代がわかってしまうのは、仮面ライダーも同じです。ただ、等身大のライダーにはウルトラヒーローとは違った憧れがありました。それでも「V3」かよくて「アマゾン」までしかわかりません。佐藤健さんがライダーだった「電王」は息子と少し観た記憶が…。11日(日)に「仮面ライダー」の第1話がテレビで放送されました。バッチリ録画しました!

 「私のヒーロー・ヒロイン」っていうテーマで授業ができそうな気がします。子供たちのヒーロー(ヒロイン)が、お父さんやお母さんだったら素敵です。

私もヒーローと言ってもらえるように変身ベルト装着。ではなくて、行動で示さないといけません。さぁ、皆さんもご一緒に「へ~んしん」!