校長の部屋

2021年11月の記事一覧

118 肌ケアを怠らずに(11/12)

 昨日と同じパターンでスタート!今日「11月12日(いいひふ)」を語呂合わせで『皮膚の日』としたのが平成元年といいますから32年も経つようです。

 以前も書きましたが、乾燥する冬場に向かって肌がカサカサするのが気になってきます。朝、靴下を履こうと脛を見ると角質化した肌からパリパリと音が聞こえそうです。顔だって、保湿液や乳液をつけないと突っ張っているのがわかるから嫌になります。

 肌荒れは、日照時間も関係しているといいます。「秋田美人」という言葉がありますが、日本海側の秋田県では、日照時間が短く、紫外線を浴びる量が少ないのです。秋田の11月の日照時間平年値は、82.7時間。東京は、147.9時間ですから、秋田のおよそ1.6倍も長く紫外線を浴びているわけです。これからの季節は、夏の紫外線に比べれば紫外線量は少ないものの、冬に向けて晴れることが多くなることで、太平洋側では日照時間が長くなるので、お肌のケアは特に必要というわけです。

 若かりし頃、夏場のサッカー指導で真っ黒に日焼けしていました。海やプールに行かなくてもこんがり小麦色。経済的だなんて考えていました。小学校のプールでラッシュガードなんて考えられない世代ですから。でも、腕や顔のシミとなってツケが回ってきました。頭皮はこれから?

117 批判を恐れない、ブレない!(11/11)

 昨年は、11月11日を「ポッキーの日」として書いた記憶がありますが、ほかにもいくつかの記念日になっています。その一つが「乾電池の日」。なぜだかわかるでしょうか?乾電池の+-を「十一」にみたてたようです。電池についての正しい知識と理解を広め、常に正しく使ってもらおうというねらいがあるといいます。また、「サッカーの日」でもあります。これは、11人対11人で試合をするからと明快です。

 さて今晩、日本代表がベトナムとアウェーで対戦します。カタールワールドカップ・アジア最終予選の一戦です。この代表監督が森保 一氏。サウジアラビア戦に敗れて1勝2敗となったときのメディアの批判。次期監督をだれにすべきかまで考える声も。そして、強豪オーストラリアに競り勝てば手のひらを返したような賞賛の声も聞かれます。正直サッカーファンとしては、今回もW杯出場の切符を手にしてほしいと願いますが、当事者にとってみれば「外野の声」以外の何物でもないはずです。うまくいくときもあればそうでないときもあります。言い訳をする気持ちもないはずです。

 批判を恐れず、ブレずに良かれと思うことを推進していくのは、会社や個人事業主、監督、学校など、同じかもしれません。ただし、電池のつなぎ方を間違えて、点くべきものが点灯しなかったり他者を危険に晒したりすることは絶対にあってはなりませんが…。

116 産業のコメ(11/10)

 一週間見ないうちに、校庭のプラタナスが見事に色づいています。昨年よりきれいな気がするのは私だけでしょうか。ただ、この落ち葉が厄介です。毎朝、委員会の児童が箒できれいに集めてくれていますが、かさばるので大変です。その隣のイチョウは少し遅れて黄葉します。先週出かけた市川霊園のイチョウ並木は見頃でしたから楽しみです。霊園では銀杏を拾い集めて、水に浸して皮を剥きやすくしました。でも、そのまま放置して早3日。下処理する時間がないので、ご近所に悪臭を振りまいていないか心配です。

 さて最近、自宅のガス熱源機(給湯設備)を交換しました。そろそろ十数年経つので、冬場に壊れたら大変だと思い切りました。注文の際に業者の方曰く、「半導体が手にはいらないため、実際の設置は少し先になるかもしれません」とのこと。ただ運よく?早めの設置に至り一安心。伺ったところによると、まだ住んでいない新築の家に設置されていた熱源機を取り外して、ほかの家に取り付けるような対応をしないと需要に追いつかないこともあるのだそうです。

 半導体は、「産業のコメ」と言われるそうです。普段あまり気にしていませんが、その言葉の意味を今ほど実感できることはないかもしれません。スマホやパソコン、家電、自動車など、私たちの生活に密接であることを考えさせられます。原油価格の高騰もまたしかり。

 もしかすると、その影響真っ只中という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

115 IT弱者?(11/9)

 10月末でNHKの朝ドラ『おかえりモネ』が終わってしまいました。毎日夕食時に録画を観るのが習慣となっていましたので、ちょっと寂しい気がします。

 さて、感染症の拡大により当たり前になったことがたくさんあります。例えば、リモートワークや一人1台のタブレット使用、コンビニの自動支払機、ファミレスなどの自動運搬ロボットなど。ただ、ICTに疎い者にとって慣れるのに時間がかかったり、敬遠されがちだったりするものもあります。スーパーなどの自動支払機の中にはお年寄りにはわかりにくいものもあるようです。列車の乗車券を購入するみどりの窓口も減っていて、直接やり取りができないことに不安を感じる人が少なくないといいます。

 学校におけるGIGAスクール構想でも、得手不得手が顕著かもしれません。私などは手取り足取りでないと前に進めない側。でも子供たちの吸収力には驚かされます。あっという間に使いこなしているではありませんか。ただ、苦手だからといって教員が「IT弱者」を口にするわけにはいけません。人一倍がんばって子供たちの学びを引き出すことが求められます。決して高いスキルが必要なのではなく、どのように活用するかをマネジメントする力とアイディアが大事なのだと思うのです。

 ただ、子供たちの中にも、タブレットを使用した学習に困難や不安を感じている子がいることを忘れてはならないと思うのです。

114 そばにいるだけで…(11/8)

 先日、父(93歳)が他界しました。これに伴い、一週間お休みをいただきました。コロナ禍にあって家族や親戚と会うことができなくなって久しかったわけですが、父がみんなを引き合わせてくれたように思います。感染者が激減したこの時期だから集まれたのですが、父だけでなく、残された母も懐かしい顔や初めて見るひ孫に会えてきっと嬉しかったと思います。

 先週は、忙しい中で様々なことを知る機会にもなりました。葬儀やお寺関係、市役所での各種手続きなど多岐にわたります。電話だけでは済まないことだらけで、あちこちの窓口に行きました。私には弟もいますが、遠方のため動くことができません。わからないということは、それだけで不安が膨らみます。ただ、一緒に考えたり行動したりしてくれる人がいるということの心強さを改めて実感しました。

 職員も子供たちも同じだと思います。そばにいるだけで安心する人がいることってとても大きいはずです。レミオロメンの『3月9日』の歌詞がふと頭をよぎります。

 ♪~気づいたことは 一人じゃないってこと / 瞳を閉じれば あなたが / 瞼の裏にいることで / どれほど強くなれたでしょう / あなたにとって私も そうでありたい~♪

 明朗快活な動的イメージではなく、そばにいるだけで何かほっとするような、静かで小さくても、そんな存在でありたいと思います。学校も職員も私も…。