校長の部屋

2020年12月の記事一覧

150 笑顔咲く年末年始を!(12/25)

 どこの地域でも、駄菓子を扱い子供たちが集まる店があります。私の場合は、文房具屋兼駄菓子屋によく足を運びました。思い出すのは、小箱に丸ガムが4つ入ったオレンジフーセン(写真)。当時5円でした。当たり付きなのでたくさん買っていた友達のことを作文にしたこともあります。

  

 50年前の遠足!私のおやつの定番は、ボンタンアメ、都こんぶ、マーブルチョコレート、サンキストレモンタブレット、アーモンドキャラメルの5つ。「食べきれるだけ」「量を考えて」なんて曖昧さは微塵もなく、「△円以内」とビチッと決められる中で、値段を考えて品物を選ぶ面白さがありました。

 さて、今日は2学期の締めくくり。相変わらず放送で行う朝会では、パワーポイントを使って絵本『十二支のはじまり』を読み聞かせしました。たった10日間でも行動目標を決めて取り組むように伝えました。

 1週間前に、私が今年1年を振り返った漢字は「二」であるとお伝えしました。息子、娘と順に家を離れて二人の生活になったからです。食事をするのも、出かけるのも、愚痴を言うのも、み~んな二人だけに…。子供がいる時はうわの空で聞いていた話も、相手が一人だと聴くことが大事だと痛感。これは、家族が何人いても同じだったはずなので反省しきり。

 家族と一緒にいる時間が増える年末年始。たくさん話をしてたくさん聴いて笑顔を咲かせてください。よい年をお迎えください。来年もどうぞよろしくお願いします。

149 ノスタルジックな気分(12/24)

 今日はクリスマスイブ。私の頭の中には山下達郎の曲が流れています。JR東海のCM?の深津絵里さんや牧瀬里穂さんがかわいかった。

 さて、ある先生に、『昭和の懐かしオモチャ』という本をお借りしました。写真入りで半世紀前を思い出します。今回のテーマは、「昔のおもちゃ」なので、上述のCM同様、わかる人は「あったあった!」と頷き、知らない人にはチンプンカンプンという内容です。

スカイ・キャッチ…プラスチックの円錐筒形バスケットに玉を入れてバネではじき出し、その玉をもう一人がもう一対のバスケット部分で受け取るというもの。

 

ソフトグライダー…組み立て式グライダーで紙飛行機のように飛ばすもの。大好きだった。

 

ライト・プレーン…プロペラに連結したゴムを巻いて、それを動力に飛ばす飛行機。

安全ブーメラン…なぜ流行ったかは不明。ベニヤ板を鋸で切って作ったことも度々。飛行機同様、人の迷惑にならない空き地がどこにでもあったからこそ遊べた。

ローリング・ルーラー…歯車の穴にペンを突っ込んでギヤ穴の中でグリグリと回すと不思議な模様が簡単に描けた。

 

ゲイラカイト…欲しかったけど、普通の凧で我慢した。

銀玉鉄砲…銀玉を詰めて空き地で撃ち合う、男子必携のおもちゃだった。BB弾鉄砲の前身。

水中モーター…紅白の筒に電池を入れて船の底にくっつけると、スクリューが回って風呂で遊んだ。

 

ママ・ポッピー…ポップコーンを作れるおもちゃ。欲しかったけど…。ホットケーキが作れる「ママ・レンジ」という物もあったなぁ。

 このほかにも、デラックス野球盤や人生ゲームでも遊びましたし、ロケット型のゲルマニウムラジオを買って公園の金属部分に端子を挟んで音が鳴ることを喜んでいた頃が懐かしい!

 子供たちがサンタにお願いするクリスマスプレゼントは何だったのでしょうか。年末年始に家族や知り合い、友達と遊ぶ機会が何度となく訪れます。ゲーム機だけじゃない何かピースも楽しんでほしいと思っています。

148 半袖半ズボンの小学生(12/23)

 先週からぐっと気温が下がって、朝起きるのが辛くなってきました。ここ数日、プールの水は凍ったままです。ポケットに手を突っ込んで登校する子の中に、半袖のTシャツ1枚で登校してくる子供たちを何人も見かけます。

 今朝は、市川グランドホテル前の交差点に立ってみました。真間方面からと新田方面からの歩行者用信号が同時に青になるときがあります。青だからといって確認しないで渡ると自転車と衝突する危険があります。注意喚起したいと思います。その様子を見ていたら、コートの右肩に鳥の糞が…。う~ん、今日は運がよい日かも?

 さて、昭和40~50年代の子供は真冬でも半袖半ズボン(今は「半ズボン」なんて言わないでしょうが…)でした。6年生の時の友達に「デグチ君」がいました。彼はランニングシャツ(タンクトップ)で雪の日も過ごしていたのを思い出します。長ズボン(古っ)を履いている子は風邪気味と思われていた時代です。そういえば、のび太君やカツオ君はいつだって半ズボンですね。それでも寒いのは今も一緒。だから、私は時々毛糸のパンツを半ズボンの下に履きました。紺と黄色で母の手作りです。ただやっかいなのは、ズボンと毛糸のパンツの丈が同じくらいだということ。ですから、半ズボンの裾から毛糸のパンツがはみ出してくるのです。体育の時間の服装は、先生はみんな白い「トレパン」、女子は「ブルマ」でした。

 ただ、大体の男子が小学校を卒業するタイミングで、半ズボンから長ズボンへ切り替えられました。制服で長ズボンを履くようになることもあって、自然なタイミングだった気がします。

 そうそう、市川小では体育の時間に「体操の隊形に開け!」というかけ声に「やー」と言って広がったと妻は言います。最初は「うそ~」の一言。でも同世代の方から裏付けがとれました。いつまで続いていたのでしょうか?

147 唾がジョワ~汚!(12/22)

 今日で年内の給食が終わってしまいます。明日から弁当を作ってもらいます。弁当箱は、役所でも学校でもきちんと洗って帰りました。「えらいですね」とよく言われましたが、洗わずに持って帰っても自分で洗うことになります。洗うのが遅ければ、こびり付いたものが落ちにくくなるので、食べ終わったら洗うようにしていただけなのですが…。曲げわっぱの弁当箱を褒められたこともありましたが、量が入るので、食の管理が重要な今は小ぶりの弁当箱に。ただ、えらいのは、行政勤務の7年間欠かさず弁当を作ってくれた妻であって、感謝以外の何物でもありません。

 さて、給食後には歯磨きをします。ありがたいことに校長室には小さくても手洗い場があります。でも、事務職員は自席でシャカシャカと何分もやっています。これは、どうしても私にはまねのできない ことです。水を含まなくても、歯磨きを始めるとすぐに唾液がたまってきます。ですから、すぐに吐き出せる場所でやらないわけにはいきません。歯ブラシを咥えたままテレビの前で歯磨きするような人もいるようですが、なんで大丈夫なのだろうと不思議でなりません。

  

 歯医者でも同じです。口の中に物を入れられるともうダメ。特に、脱脂綿を上下の歯で咬んで奥歯の被せ物を固定させるとき。脱脂綿の違和感!必死に頭の中を「無」にしようとしますが、舌になんとも言われぬ酸っぱさを感じてしまったら唾がジョワ~。

だから、歯医者に通わなくてもよいように、今日も手洗い場で丁寧に歯磨きシュッシュ~。

146 実家は無くなっても…(12/21)

 昨日は、鉢植えで大きく育ったヤマモミジを地植えするためにほぼ半日を費やしました。そのせいで腰が…。

 さて、八千代の実家を売却した跡には、きれいな家が2軒建ちました。正月には兄弟がそれぞれの子供を連れて集まっていた生家でしたから、帰省といえる距離ではないにしても思い出の場所がなくなってしまったことは寂しい限りです。妻の実家も同様で、二人とも今の家以外、もう帰る場所はありません。

 私が幼少のころ、風呂は薪を炊いていました。薪割りだってしたものです。ガス風呂になったのは中学生になったころでしょうか。銭湯に行ったのは数えるほどでしたが、風呂上りに飲む瓶のコーヒー牛乳やフルーツ牛乳は不思議と魅力的でした。腰に手を当てたりして…グビグビ。

  

 結婚した当時のアパートは、浴室内に風呂釜があって狭いうえに追い炊き機能がなかったかも。住む家が替わるたびに風呂もランクアップして、今では足を伸ばして入れるまでになりました。

 年末を迎え、大掃除の予定を考え中?いえいえ、ほとんど妻の計画に沿ってやっている感じです。そんな私が小学生のころからずっと続けてきた年末の掃除が、仏壇や神棚の調度品の「お磨き」というもの。今の仏具などと違ってすべて金属です。主に真鍮だったのですが、1年経つとくすんでくるので薬剤(ピカール)をつけて磨き上げるのが私の役割でした。「さすが」「見違えるほどきれいになったよ」と褒められ、役に立っているのがうれしくて続けていたように思います。その役割が、2年前からなくなってしまったことも寂しく思っています。

 ぜひ、子供たちにも部屋の片づけプラスαを担って、「有用感」を高めてほしいものです。

145 漢字一文字で総括すると?(12/18)

 今日はなんだか忙しくて、検食しながらの書き込みです。

 今年も半月を残すばかりとなりました。14日に発表された「今年の漢字」は予想に違わず『密』でした。「密閉・密集・密接」を回避する一方で、「親密」と「緻密・綿密」も大切にする学校でありたいと願います。

   

 さて、学校にも親睦会があります。その親睦会からこんなプリントを受け取りました。「激動の2020年も残すところあとわずか。今年は職員旅行や忘年会といった主な行事がなく…。2020年はどんな年でしたか?漢字1文字で表してみてください。また、その理由も教えてください」とあります。

 自分にとってのこの1年を振り返って漢字で表すと…??難しい課題です!でも、こんなことで悩んでいられるのは平和な証?結局、悩んだ末に「二」を書きました。なぜ?理由は機会あれば…。

 皆さんが「漢字1文字」と言われたらどんな文字を思い描くでしょう。お子さんに持たせて、校長室前の箱に投函してくだされば、とりまとめて25日のこの場で紹介したいと思います。

144 見慣れていたはずの景色が…(12/17)

 150回近く書いていると、「前にも読んだことがある」なんてことがあるかもしれません。学校だよりの記事とも混同してしまうため、「デジャビュ」あるいは「気のせい」と思って許してください。

 昨日の夕方は最悪でした。朝食で奥歯の詰め物が取れてしまったので、歯医者の予約。今日が休診なので、昨日のうちにと思ったのですが、空きがなくて年休を1時間取らざるを得ず退勤。船橋駅で東武に乗り換えると、その電車から動かなくなりました。どこかで車両故障があり足止め2時間半!お尻は痛くなるし尿意をもよおすし…。「振替輸送を行っています」と言われたって無理です。家に着いたのは座席に座ってから3時間後。当然、歯医者は終わっていました。3時間なら歩いたほうが早かった?

 そう考えるのも、東日本大震災の後に市川市役所から自宅まで、その数年後にはららぽーと周辺から自宅までの十数キロを、終電後に歩いたことがあるからです。疲れ果てた身体だったり、アルコールが全身に回った状態だったりした上に、革靴ですからたまったものではありませんでした。2~3時間の間、何度タクシーを拾おうと思ったことか。弱気になりながらも意地で生還(帰宅)。翌朝には「なんでタクシーに乗らなかったの?馬っ鹿じゃないの」と妻に言われました。

 さて、よく知った道でも、車ならスッーと何秒、何分で走れる距離が、歩くといかに長く感じることかという経験はないでしょうか?逆に、歩き慣れた、見慣れた道筋だからこそ見落としてしまっているものはないでしょうか?また、ある日、いつもあった建物などが取り壊された跡を見た時、「あれっ、ここに何があったっけ?」と思ってしまうことは?見ていること、知っているはずのことは結構あてにならないものです。

 まだまだ天気の良い日が続きそうです。澄み渡った空気の中、辺りをキョロキョロしながら歩いてみると新しい発見、新鮮な風景に出会えるかもしれません。

143 わら半紙(更紙)はどこ行った?(12/16)

 休みの日には、手賀沼周辺の道の駅に旬の野菜を買いに行くことがしばしばあります。夏場はトマトや枝豆、生姜など。これからのシーズンは泥ネギや大根、チジミ小松菜といった感じです。先日、サニーレタスをかごに入れて「この野菜から今日のメニューわかったらさすが。1万円あげる!」と言います。「うーん、春巻きっ!」と答えるや否や「もとい!」「やっぱり、今のなし」と言う妻。当たっていたようです。

 さて、今日は「紙の日」だそうです。明治8年のこの日、東京・王子の紙工場が営業運転を開始したことにちなみます。30数年ほど前、学校の紙といえば「わら半紙(更紙)」が主流でした。消しゴムを使うと黒く汚れてしまったり、湿気で簡単に穴が開いてしまったり…。そして、いつの間にか中質紙やコピー紙がわら半紙より安価になって、今では学校にわら半紙は影も形もありません。ただ、教育現場からお菓子作りの場に活躍の拠点を移したようです。程よく水分を吸収する性質は、ケーキのスポンジを焼く敷紙になるそうです。印刷がインクジェットやレーザーに変わり、安さという武器を失っても、他のニーズを満たして適材適所で生き残っているのを知って何だかうれしくなりました。

 使用するサイズに関しても、社会ではAサイズが当たり前になってからも学校はBサイズ中心の印刷物でした。今もまだまだ現役です。学年だより、保健だより、図書だより、献立表、み~んなB4!あれっ、学校だよりだけが仲間外れのような…?

142 冬の風物詩、冬の夜空(12/15)

 本格的な冬がやってきたようです。ズボンの下のタイツもデビューしました。

 さて、冬の風物詩といえば、「鍋物」「箱ミカン」「霜柱」「イルミネーション」などが思い浮かびます。「こたつ」や「ストーブ」が家から消え去って久しい気がします。市川周辺だと霜柱が見られるのは学校の花壇くらいでしょうか。昔よく食べた箱売りのミカン、最近はMサイズ3kg2980円という美味しいモノがありますが手を出せません。イルミネーションは一年中設置の我が家。ソーラー式なので電飾屋敷ではありません。じゃあ、我が家ならではの冬の風物詩って何だろう?

 ありました!出勤前に着替えを始めるタイミングで、バルコニーの窓を全開にして洗濯物を干し始めること。冷たい外気に鳥肌立とうものならニヤリ。さらには、洗濯物を干していたキンキンに冷えた手でわき腹を触ります。「やめろよ~」と言っているそばで「生き甲斐を感じる」と歓喜の声?

 空気が澄んで夜空が深く感じる冬は、星空を眺めるには絶好の季節です。プレアデス星団(すばる)も肉眼できれいに観ることができるとか。その見つけ方は、①オリオン座を探す、②オリオン座の三ツ星から、右の延長線上に視線をずらしていく、③青白く光る集団が「すばる」、だそうです!三大流星群の一つである「ふたご座流星群」も、この12月中旬に観測できるといいます。(全部受け売り!)

141 ユズで「健康」と「美容」を…(12/14)

 先週の新聞にあった「コロナ対応 もう限界 看護師退職止まらない」という見出しに目が釘付け!危険と隣り合わせの過酷な労働環境、周囲からの差別に心が痛みます。

 「いつ自分も感染するかと常に緊張を強いられ、負担が重い」「コロナがうつるから近づくなと心無い言葉を浴びせられる」「子供と公園で遊んでいると近所の人から嫌みを言われた」「保育園で預かり拒否やいじめ発言があった」「美容室の予約を断られた」などの言葉が綴られています。

 保護者の方の中にも医療従事者がいらっしゃるでしょうし、コロナ感染の危険に晒されている職種の方もいらっしゃると思います。医療現場ほどではないにしても、教育現場も同様です。目の前にいる子供たちのために、立ち止まるわけにはいきませんから、対策を怠ることなく慎重かつ時には大胆に取り組んでいきます。

 話は変わりますが、柚子が美味しい季節になりました。抗酸化作用・疲労回復・整腸作用・血行の改善・皮膚の保湿や美白効果など、健康と美しさの両方の効果が期待できるようです。学校の柚子も、12月に入ってから校長室前に展示しています。その香りは、様々な緊張を解きほぐしてくれるかもしれません。

  

 1週間後は「冬至」。別名「一陽来復(いちようらいふく)の日」とも言うそうです。この日を境に再び力が甦ってくるという前向きな意味合いを含んだ言葉です。冬至を境に運気も上昇するとされるので、かぼちゃを食べて栄養をつけ、柚子湯に入って心も体も温めて、無病息災・コロナ終息を願いながら来るべき寒い冬を乗り切りたいと思います。