校長の部屋

176 身だしなみは大丈夫?(2/9)

 私には脱臼癖があることは、どこかで触れたような気がします。肩を脱臼したら、激痛で1ミリたりとも動けません。4回目の脱臼は、朝ベッドから起き上がった瞬間。当然、着替えるなんてことは無理。でも、着衣はヨレヨレのTシャツとパジャマのズボン。恥ずかしいことこの上ない姿です。ただ、そんなことを言っていられる余裕はありませんし、状況ではありません。早く着くことを願うだけの救急車はよいのですが帰りは…。

 この経験から、風呂で脱臼することがないように注意するとともに、夜寝るときの寝間着もさることながら、出かける際の下着にも気をつけています。だって、どこで事故に遭うかわかりませんし、行き倒れになるかもしれないのですから。

 この「身なり・身だしなみ」を辞書で引くと、①人に不快感を与えないように、言動や服装を整えること。また、その心掛け。②身分・境遇に応じて身につけておくべき教養や技芸。とあります。そして、「身だしなみ」の三原則を、①清潔感があること、②TPOに応じた機能を備えていること、③品位があること、とまとめている資料もありました。また、「嗜む(たしなむ)」とは、「好んで励む」「慎む・用心する」「前もって用意しておく」「見苦しくないように整える」などの意味があります。

 相手を不快な気分にさせないという点はとても大事で、子供たちにも発達段階に応じた身だしなみについて声をかけていきたいものです。そういう私は、家では気づかないうちにイラっとさせる言動が多いようです。学校ではどうなのでしょう?慎み、用心するに越したことはないかも。