校長の部屋

012 石鹸の香り(4/21)

 ♪真綿色した~シクラメンほど~♪と布施明さんが歌う『シクラメンのかほり』という歌があったのを、この表題を書いていて思い出しました。

 陽がのびて、明るい時間帯からお風呂に入れる季節になってきました。ボディーソープや泡洗顔料、液体ハンドソープが主流になって久しいのですが、洗顔はもっぱら石鹸という私です。私一人しか使わないので、使い終わるまで半年はかかるでしょうか。「薬用石鹸ミューズ」が1年近く続きましたが、先日「牛乳石鹸」が新しく登場!懐かしい香りです。「ザ・昭和」という匂いなのです。風呂の湯気に交じって漂ってくる匂いは、全部牛乳石鹸の香りだったのではないかと錯覚してしまうくらいです。頭の中には、「♪花の香り ゆたかな泡だち 牛乳石鹸 よい石鹸♪」と繰り返し流れます。

 100年以上の歴史を持つ石鹸。銭湯とともに歩んできたと言っても過言ではありませんが、今では家に石鹸が一つもないという家庭は珍しくなくなりました。石鹸を泡立てて、手の中でシャボン玉を作って飛ばしたのも今は昔…。そういえば、シャボン玉ホリデーという音楽バラエティー番組もあったなぁ。若かりし頃の布施明さんも出演していました。

 半世紀前の話でした。