校長の部屋

113 も~もたろさん、お腰に付けたキビ団子~♪(11/4)

 今日は、木枯らし1号が吹くかも?と言われていますが、後期の始まりです。

 さて、新聞に「桃太郎はなぜ三匹を仲間にしたのか」というJTの広告が掲載されたのを見た日、PCを検索していたら、「日本桃太郎会連合会」なる団体があることを知りました。桃太郎が鬼退治のお供に犬猿雉が選んだのには諸説あるといいますが、この団体のHPに掲載されていた2つを部分引用して紹介します。

【陰陽五行説】

 十二支を北から時計回りに並べると、鬼門(北東)・鬼ヶ島は丑寅の方角になる。鬼を抑える方角は裏鬼門(南西)となり、この方角は本来羊申となるが、羊には角があるので鬼の角と通じるので避けられた。こうして、鬼退治をする桃太郎のお供は申酉戌となった。鬼のイメージは丑の角、寅柄のパンツをはいている所から来ているとされる。

【儒教説】

 論語に「智の人は惑わず、仁の人は憂えず、勇の人は恐れない」とあり、孔子は智仁勇を大いなる徳とみなしていた。桃太郎のお供を考えるとき智仁勇に、親しみのある動物をあてはめることによって子どもにもわかりやすいお話にしようとした。

「智」⇒ 猿は、猿知恵というように知恵

「仁」⇒ 犬は、3日飼ったら恩を忘れないという仁徳

「勇」⇒ 雉は、火事の時自らの羽を巣に覆いかぶせ卵を守ることから勇気

 これに「健康」桃太郎のような元気な子、「富」きびだんごをあてはめ5つの徳がそろえば、人は幸福になると説く説がある。

   

 へーっと思いながら、それとは別に儒教説に書かれている「知仁勇」の文字に目が釘付け。だって、身近にあるからです。校長室には、故 髙橋國雄元市川市長直筆の額が飾られています。

  

 ちなみに、桃太郎には異なる3つの続編が200年以上前からあるらしいです。