校長の部屋

176 兄弟姉妹(2/18)

 先日14日に日記を書いていると、欄外に「将棋の羽生善治、史上初の七タイトル全制覇(1996)」とあります。藤井聡太竜王の史上最年少での五冠もすごいですが、棋士の脳ってどんな構造なのでしょう。

 一方、スポーツ界の活躍に目を移すと、兄姉よりも弟妹が活躍する例が目立つような気がします。古くはサッカーのキングカズこと三浦知良、フィギュアスケートの浅田真央、柔道の阿部兄妹(一二三選手は第1子ではありません)。なぜでしょう?

 生まれてから常に目の前にいるライバル的存在で、自然と負けん気が強くなり向上心が育まれていくのかもしれません。また、憧れの存在として自然と観察したり真似したりする中で、良いことも避けるべきことも学習しているとも思えます。親も第2子以降は過去の反省点を改善して子育てしていくことになりますし…。

 こう考えると、兄姉(第1子)は損な役回りなのでしょうか。兄や姉だからと言って怒られたり我慢を強いられたりすることもよく言われます。でも、責任感が強かったり、面倒見がよかったり、弱音を吐かずに頑張ったり、まじめで正義感が強かったりするのも兄姉の特徴ではないでしょうか。個々が生まれ持った素質を生かしたり、兄弟構成の特性を生かしたりして、適材適所での活躍ができることが一番です。

 兄弟姉妹がいることのよさ、一人っ子のよさ、それぞれあると思いますが、歳を重ねても仲良く交流できる関係でいたいと思います。また、自分の子供たちにもそうあってほしいと願います。週末ですし、久しぶりに栃木に住む弟にメールしてみることにしましょうか。

 さぁ、今日30年目を迎えるJリーグが開幕します。楽しみが一つ増えます。