校長の部屋

121 良さを引き出し、心に刺さる言葉(11/14)

 今日は体育授業参観。学年ごとの入れ替えで不便を感じる場面もあるでしょうが、ご理解とご協力をお願いします。

 さて、「虹プロジェクト」と聞いて「知ってる!」という方もいらっしゃるでしょう。そして、1万人から選び抜かれた9人のガールズグループがNiziU(ニジュー)。この誕生に至るまでをテレビで見る機会もありました。去年の7月からオーディションが始まり、3次審査からは、総合プロデューサーのJ.Y.Park(パク・ジニョン)が直接審査していました。このプロデューサーが審査の際に一人一人にかける言葉は、古い言葉で言うと「くさい」。ただ、その人物の内面に迫り、心に刺さるコメントなのです。相手のよさを引き出だそうとサラッと言葉にできてしまうところはすごいの一言。でも、これは個人の感じ方の問題。その証拠に、妻は「何も感じないけど~」と。

短所がないことより、特別な長所が一つあることがもっと大切です。

*才能に恵まれていることは本当に素晴らしいこと。しかし、それを発揮できないのは本当に残念なことです。才能が夢をかなえてくれるのではありません。過程が結果を作って、態度が成果を生からです。

*「真実」は、隠すものがない人になれということです。カメラの前でできない言葉や行動は、カメラが無い場所でも絶対にしないでください。気を付けようと考えないで、気を付ける必要のない立派な人になってください。「誠実」とは、自分との戦いです。毎日するべきことをすることです。「謙虚」は、言葉の謙虚や行動の謙虚ではなく、心の謙虚を意味します。隣にいるみんなの短所ではなく、長所だけを見て心から感謝すること。それが「謙虚」です。

職業は夢ではありません。職業の先にある実現したいことが夢で、職業はそれを達成するための手段でしかありません。職業が夢になってしまうと、その夢を叶えた時に虚しさが訪れ、叶えられなかった時には劣等感に苛まれてしまいます。

 思春期の入口の子供たちにかけてあげたい言葉もあります。今日の子供たちをご覧になって、ご家庭ではどんな言葉をかけていただけるでしょうか?

 先述のNijiU、12月2日に正式デビューだそうです。