校長の部屋

201 給食最終日に思う(3/18)

 いい天気です。14号沿いに植えられたユキヤナギが満開です。

 バタバタしてもう11時。あと30分もすると検食の時間です。今日で今年度の給食が終わります。来週からはお弁当を作ってもらうことになります。自分の分だけでなく家族の分の弁当作りをするお父さんだっている中で、なんとも情けない自分を感じる部分と恵まれていると思う部分が交錯します。学校でも上げ膳据え膳。調理員さんが盛ってくれた検食を栄養士さんから受け取り、美味しい美味しいと食べます。家でも、朝起きれば朝食はできており、夜帰宅すれば夕食の準備は整っていて、あとは食べるだけ。一人暮らしの経験のない私は、いざ作る段になっても、メニューを考え材料を調達しなくてはなりません。さらに手際も悪いとなると…。だから、料理番組のように全部整った状態がいいなぁなんてことを思ってしまいます。

 さて、最近、給食で出された皿うどんの麺を揚げ過ぎたため、それを食べた児童や教員の歯が欠けたり口の中を傷ついたりしたというニュースを見ました。硬すぎたら食べないのが普通だから、事故に至ったのが不思議と考える人もいるでしょう。でも、私が思う事故防止の視点はそことは違います。

 給食提供時間にに間に合いそうもないので、通常とは違う調理の仕方をしたそうですが、まずはその事実を速やかに管理職に相談すべきだったと考えます。多少の遅れは、きちんと担任や児童に説明すればよいわけで、安全・安心に勝るものはありません。こうした考えを、本校の給食委託業者マネージャーに報道の翌日に話をさせてもらいました。

 真夏の暑い中でも、水がとても冷たい時期も、朝早くから750食を作るために準備を始める給食室のスタッフです。きっと来年度も、安全でおいしい給食を作ってくれると思っています。