校長の部屋

203 未来へアタック!(3/22)

 令和2年度もあと4日。先週木曜日の卒業式準備では、5年生の働きぶりに感心させられました。4月からが期待されます。その翌日には卒業生80名の晴れやかな姿が見られました。

 式辞の最後に6年生へ谷川俊太郎さんの「卒業証書」という詩を贈りました。

『卒業証書』 谷川俊太郎

  ひろげたままじゃ持ちにくいから / きみはそれをまるめてしまう
  まるめただけじゃつまらないから / きみはそれをのぞいてみる
  小さな丸い穴のむこう
  笑っているいじめっ子 / 知らんかおの女の子
  光っている先生のはげ頭 / まわっている春の太陽
  そしてそれらのもっとむこう / 星雲のようにこんとんとして
  しかもまぶしいもの
  教科書にはけっしてのっていず / 蛍の光で照らしても
  窓の雪ですかしてみても / 正体をあらわさない
  そのくせきみをどこまでも / いざなうもの
  卒業証書の望遠鏡でのぞく / きみの未来

 未来は覗いているだけではつかめません。未来を引き寄せるためには、タイミングをみてアタックを繰り返すことです。これは、卒業生だけでなく在校生にも望みます。当然、教職員も同じです。今日からしばらくは600名弱ですが、市川小は元気です。