校長の部屋

074 児童を守る黒子に(9/3)

 オリンピックに出場するブルガリア新体操チームのホストタウンとなった市川市では、代表チーム応援のために1学期後半に各学校で花を植えたプランターやのぼり旗を準備しました。(活動の写真を撮り忘れました!)代表チームは、国府台SCを練習場所として使用し、8月6日に始まった新体操競技。団体総合でブルガリアが見事優勝という結果を見て、なんかうれしくなってしまったのは私だけではないはずです。

 さて、夏休み中に教育委員会を含む市の職員と一緒に通学路合同点検を行いました。危険箇所をチェックするとともに、対策の必要性などを実地調査するものです。国道のガードレールや14号門前歩道の注意喚起ペイントなどを相談しました。また、給食室そばのマンションは秋に入居予定ですので、居住者の車が国道へ向かう動線上に正門があるため、通学路を明示するカラー塗装をお願いしました。市内公立学校それぞれに事情と要望がありますから、優先順位を付けたうえで実現できるものが決まります。今回実現できなくてもアプローチは続けていきます。

 しかしながら、児童昇降口が分散され、管理棟から離れていることによる不審者等の侵入の心配、下校時の14号門からの飛び出しによる事故の心配など課題は残ります。教職員や児童の意識をより高めながらも施設・環境改善は簡単ではありません。そこで協力を訴えたいと思います。ボランティア等で担ってくださると助かります。校内を見て回ってお子さんやお孫さんの姿を見たり多くの子と顔見知りになったり…。児童との交流も取り入れたいところですが、コロナ禍では控えるべきでしょう。いかがですか?これなら早期実現できそうですが。

 最後に、夏休み中に1年生のある保護者の方から声をかけていただきました。「私たちの安全を守ってくれている身の回りのものを探す」という宿題があったそうです。信号機などいくつか書いてある中に“校長先生”という文字があったのですと教えてくださいました。うれしい話を伺い、さらに頑張りたくなっちゃいました!

 

<追記> 夏休みの自由工作作品を、作った子(写真右)が被らせてくれました。素晴らしい出来映えです。これを身に着けて校内を巡回したら、目立ちすぎて黒子ではなくなってしまいます。