校長の部屋

122 新語と死語(11/17)

 何年ぶりかで電子辞書の電池を入れなおして使えるようにしました。最近は文字や意味を調べるときに、スマホを使っていましたが、やはり電子辞書の手軽さに勝るものはありません。ただ、息子が高校生のころから使っていたものなので、10年以上経つ古さですが十分です。

 先日、国語辞典編集者の話を読む機会がありました。国語辞典に載る言葉の数は、小型のものでも6万から8万語に及ぶといいます。通常4~10年で改訂され、その間に収集する新語は1万語を超えるそうです。新しく載せる言葉があれば、逆に消えていく言葉もあります。最近の新語には「ディスる」「ぴえん」など様々。

 「新語」に縁がない代わりに、「死語」を口にする私は年寄り扱いされそうで怖い…。「とっくりのセーター」とか「襟巻き」とか普通に使ってしまうのです。このほかにも、「ナウい」「アベック」「チャンネルを回す」「だいじょうV」「カセット・レコード」「マブダチ」「余裕のよっちゃん」「冗談はよしこちゃん」「ヤング」など死語となった言葉はたくさんあります。

 平成の流行語大賞をみても、消えていった言葉だらけ。「おっはー、IT革命(2000年)」「チョー気持ちいい(2004年)」「アラフォー、グー(2008年)」「今でしょ~、お・も・て・な・し、倍返し(2013年)」「爆買い(2015年)」と続きます。

  

 今、当たり前に使っている言葉も、10年先には意味が変わったり言葉自体が使われなくなったりする可能性が大です。数年後のために、日記に書き留めておこうと思います。