校長の部屋

172 バレンタインチョコ(2/14)

 今日はバレンタインデー。2月になってすぐ、低学年の女の子に尋ねられました。「校長先生は、本命チョコってもらったことがありますか?」と。何て返そうか悩み、「・・・」の時間がどれだけあったのでしょう。

 本命チョコのほかに、「義理チョコ」「逆チョコ」「友チョコ」「マイチョコ」「ファミチョコ」など、様々な様相を呈してきたことは昨年の今頃に書いた気がします。2年前の調査では、女性の7割が個人的にチョコを用意するそうで、家族へのチョコレートは5割、自分やお世話になった人へのものはそれぞれ2割だったとあります。市販のチョコレートを砕いて湯煎して、思い思いの形やモノに仕上げる手作りチョコも流行りましたが、このご時世ではさすがに渡しにくいし、食べることも逡巡します。

 先日娘から、「少し早いけど」とLINEが届きました。開くと写真付きのメッセージカードです。「ありがとう」と返すと、しばらくして「冷たいままでもおいしいし、あっためると…」とあります。改めて見ると、「LINEギフトを受け取る」という表示があることに気づきます。タップして、木曜日には無事生ガトーショコラが配達されました。でも、もしタップしなかったらチョコはどうなっちゃうのだろうと変な心配がムクムクと…。

 さて、バレンタインデーが近づくと芸能人が思い出を語る姿があります。私にもあった、「もしかすると」なんていう淡い期待で靴箱や机、ロッカーを探った少年時代!ドキドキするこんな思いは、現代の子供にはないのかもしれないと思うと可哀そうな気がしないでもありません。