校長の部屋

162 むか~し昔…(1/28)

 今年も左耳にしもやけができました。耳まで隠れる帽子はやはり必要です。

 さて、孫が遊びに来ると、真っ先にミニカーが置いてある場所に行きます。そして、車をつかんで「ブ~ゥ、ブンブ~ン」と声を出して動かします。壁に貼られた自動車の写真や絵にも「ブゥ~ン」と声にして反応します。これを見ていてふと思ったのが、十数年後に同じようにミニカーで遊ぶ子は「ブ~ン」なんて言わないんだろうなぁということです。だって、EVが普及して「ヒュー」「ス~」など、音とも言えないような奇妙な音を発する車ばかりになっているでしょうから。

 教員になったころに比べると社会は大きく変化しました。デートの待ち合わせに遅れても、携帯電話などありませんから電車の遅れや道に迷ったことを言い訳にできました。ノートパソコンやタブレットは影も形もない時代から、しばらくしてからワープロが登場。その後、厳ついデスクトップ型PCへと変遷していきます。ゲーム機の進化もすごいのではありませんか?少し遡った頃に流行ったのが、喫茶店のインベーダーゲーム。なぜかこの類は苦手なので、どんなにゲームや映像が進化しても興味がありません。だから電車に乗って、スマホゲームに夢中になっているそこそこの年齢の人を見ると不思議な気持ちです。階段を下りながらも熱中しているのですから…。

 

 インベーダーゲームと同じ頃だったか、出かける際の紙袋(写真)がおしゃれだった時があります。トロイのカーディガンも流行ったような…。わかる世代にはわかる!懐かしい!こうしたことを思い出して口に出したときに、「そうそう!」相槌を打ちながら相手が聞いてくれると話が弾みます、こんなことにすら幸せを感じる年齢になったとしみじみ…。