学校教育目標:夢の実現に向けて行動する子供の育成
学校教育目標:夢の実現に向けて行動する子供の育成
1月中旬、読売新聞に次のような記事がありました。
幼稚園で、いつも帰りにぐずって支度をしたがらない年長児への声掛け。「次はどうするんだっけ」『鞄を持ってくる』「そうなんだ。鞄をどうするんだっけ」『開けてお弁当箱を入れる』「さすが。その次は何をするんだっけ」『靴を履いてバスに乗るの』「すごいね、よくわかったね」…すると、すんなり帰り支度を始めたそうです。ここにあるのは、「子供が自分で考える時間を与え、やるべき行動に気づいたことを認めること」です。安易に叱ってしまっては、やる気を削いでしまうことにつながります。でも、上手に褒めるというのは難しいものです。
さて、2017年のある調査で、子供のころの経験と自己肯定感について20~60代の男女5000人に質問したそうです。この結果から、「褒められた経験が多い人ほど、苦境でへこたれない力や自己肯定感が強く、意欲やコミュニケーション能力が高い」ことがわかったといいます。さらに、「親よりも教師や近所の人、友人など第三者から褒められた人ほどこの傾向が強かった」そうです。
こうしたことを含め、「親はほかの子と比べず、子供自身の成長が感じられたときに褒めよう」「叱るときは感情を出さず、目を見て真剣に思いや考えを伝えよう」とまとめています。
あっという間に2月も後半になってしまいました。子供の成長を上手に褒められる教師、大人でありたいと今更ながらに思います。