校長の部屋

062 星の還暦って?(7/7)

 理科で月や星の動き、星座について学習するのは4年生。冬には代表的な星座であるオリオン座を観察します。そのオリオン座の1等星ベテルギウスの爆発が間近ではないかと言われていたようです。おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオンとで「冬の大三角」を構成するベテルギウスは800万歳だというから驚きです。ただ、「生まれてまだ800万歳」という表現。太陽の46億歳に比べたら、宇宙規模では子供なのでしょう。でも、その太陽よりもはるかに大きいため寿命が短く、すでに晩年を迎えているようなのですが、「爆発するまで少なくとも10万年はかかる」と研究者は結論付けていますから気が遠くなります。

 さて、今日は七夕ですが、夏の星座をいくつ思いつくでしょうか。「冬の大三角」同様に「夏の大三角」もあります。ベガ(こと座)、デネブ(はくちょう座)、アルタイル(わし座)、と名前は聞いたことがあると思います。

 アルタイルは、七夕の彦星ですし、ベガは織姫星として知られています。夜空を見上げながら、ギリシャ神話をそらんじることができたら鼻高々ですが…。私は、小さな声で口ずさむ程度にします。「きらきら星」ではなく、♪いいえ~私はさそり座の女~♪。星座板がなくても、今は便利な星座無料アプリがあります。しかも、星や星座について解説付きのものまで…。星の年齢以上にこちらのほうがびっくり!

 今晩の天気より、1週間後の15日(木)林間学校初日の天気のほうが気になって仕方ない。