校長の部屋

059 ぱんつくった?(7/2)

 ズンドコ降りの雨は、下校時にはもっと強くなりそうで心配です。歩道を傘をさして並んで歩く児童生徒が、時として歩行者にとって迷惑になることもあります。友達との会話を楽しみながらも、周りをちょっと気にする気持ちは教室での指導だけでは育ちません。雨の週末を親子で歩く際に気づかせることも大事だと思っています。

 さて、ある会社の今期経常利益が5期ぶりに更新?回復?について、ニュースで伝えていました。この「5期ぶり」を「ゴキブリ」と聞き違えて尋常でない反応をした人物がうちにいます。

 私は耳が悪いので、こんな聞き違いは日常茶飯事。字面を見れば一目瞭然でも、音だけの場合聞き違いは世間でもよくあることなのかもしれません。例えば、「多機能トイレ」が「滝のおトイレ」と聞こえたり、「汚職事件」を子供が「お食事券」と勘違いしたり…。

 そういえば、文の区切る場所を変えると、まったく別の意味になってしまうフレーズを相手に言わせる引っ掛け遊びなど、子供のころによくやりました。

 ▼ぱんつくった?⇒パン、作った?/パンツ、食った?

 ▼ねえちゃんとふろはいった?⇒姉ちゃんと風呂入った?/ねえ、ちゃんと風呂入った?

 ▼きょうふのみそしる⇒今日、麩の味噌汁/恐怖の味噌汁

 ▼はなこさんじゅうごさい⇒花子35歳/花子さん、15歳

 ▼ここではきものをぬいでください⇒ここで履物を~/ここでは着物を~

 今ふと思い出した、昭和の小学生がよくやっていたことを3つ。

(1)子供のころちょっとでも悪いことをしたとき、「い~けないんだ~、先生に言ってやろ~」って。今どきの小学生から聞いたことはありません(きっぱり)。

(2)友達と言った言わないの口論になった時など、「何月何日何曜日の何時何分何秒、地球が何回まわった時!」という屁理屈も。

(3)「手袋を反対から読むと?」『う~んと…、ろ・く・ぶ・て』「じゃあ、6回叩くね」

 このほかにも、口げんかの常套句「お前の母ちゃん、で~べ~そ~」とか、あらぬ方を指さしてそっちを見た奴に「バカが見る~」なんて言うのも懐かしい。

 あれっ?そういえば目の前の子供たちのくだらない会話など全然知らないことにハタと気づきます。「い~けないんだ、先~生に言ってやろ~」と担任へ言いつけられてしまいそうです。