校長の部屋

114 そばにいるだけで…(11/8)

 先日、父(93歳)が他界しました。これに伴い、一週間お休みをいただきました。コロナ禍にあって家族や親戚と会うことができなくなって久しかったわけですが、父がみんなを引き合わせてくれたように思います。感染者が激減したこの時期だから集まれたのですが、父だけでなく、残された母も懐かしい顔や初めて見るひ孫に会えてきっと嬉しかったと思います。

 先週は、忙しい中で様々なことを知る機会にもなりました。葬儀やお寺関係、市役所での各種手続きなど多岐にわたります。電話だけでは済まないことだらけで、あちこちの窓口に行きました。私には弟もいますが、遠方のため動くことができません。わからないということは、それだけで不安が膨らみます。ただ、一緒に考えたり行動したりしてくれる人がいるということの心強さを改めて実感しました。

 職員も子供たちも同じだと思います。そばにいるだけで安心する人がいることってとても大きいはずです。レミオロメンの『3月9日』の歌詞がふと頭をよぎります。

 ♪~気づいたことは 一人じゃないってこと / 瞳を閉じれば あなたが / 瞼の裏にいることで / どれほど強くなれたでしょう / あなたにとって私も そうでありたい~♪

 明朗快活な動的イメージではなく、そばにいるだけで何かほっとするような、静かで小さくても、そんな存在でありたいと思います。学校も職員も私も…。