校長の部屋

095 睡眠の質(10/6)

 娘がキャンプ用のテントを買ったといいます。まずは、デイキャンプから始めるようですが、うちの倉庫から様々な道具を持って帰りました。

 子供たちが小さなころは時々キャンプに出かけました。秋は概ね快適でした。夏場は暑すぎて眠れず、一晩中子供たちをうちわであおいでいました。夜中に激しい雷雨に見舞われ、怖くて車中に避難したのは筑波のキャンプ場?炭のにおいを嗅いだり、焚火の炎を見たりすると、ソロでもキャンプに行きたくなります。ユーチューブには、焚火や暖炉の炎が揺れるだけの動画がたくさんあります。延々3時間の動画を見て、気分だけ味わうことにしましょうか。

 さて、コロナ禍の在宅ワークによって生活リズムが崩れて、睡眠の質が落ちていると感じる人が増えているといいます。そして、人の睡眠には「明るさ」と「色」も関係があるようです。昼間は太陽光も含め、しっかり明るく白い光を浴び、夜は穏やかなオレンジ系の灯りに切り替えることが重要。つまり、昼と夜の光を切り替えることで自律神経のバランスが整って、質のよい睡眠につながるのです。東京都市大学の小林茂雄教授によると、睡眠前後の最適な照明環境は、

①寝る1時間前から明るさを絞り、オレンジ系の色で間接照明を中心にする。

②睡眠中は真っ暗、あるいは薄暗い明かりのどちらでもよい。

③起床30分前から徐々に明るく白っぽい明かりにする。

とよいそうです。とはいうものの、自動で色を変えたり点灯させたりはできませんが…。ただ、

④寝る前はできるだけスマホやパソコンの画面を見ない。

⑤体温が上がるお風呂や激しい運動を避ける。

の2つはよく言われます。まずは④に特化して実践し、睡眠の質を高めようと思います。ちょうど枕も最近かえたばかりですし…。

 10月の保健だよりで、本校の高学年児童の就寝時刻が遅いことを知りました。学習塾での勉強が一因かもしれませんが、それをなんとかするのは難しいこと。だったら、睡眠の質を高めることを目指す必要があると思います。ただ、寝る前に炎の揺らぎを楽しむのはおねしょの元?!