校長の部屋

040 やっぱり人が肝心(6/4)

 プラタナスが大きく葉を広げています。見上げると、実がたくさん見えます。昨年は全く実をつけませんでしたから隔年性かと思いきや、どうもそうではないようです。

 さて、映画『るろうに剣心 最終章』が上映中です。どうも二部構成らしく、「6月4日グランドフィナーレへ」とあります。この作品は、『るろうに剣心』『同 京都大火編』『同 伝説の最期編』と続いてきた人気作品ですが、約10年の月日を経て完結を迎えます。

  

 帰りの電車内はスマホで無料漫画を読んでいますが、ちょうど今『るろうに剣心』が期間限定で一気読みできるのです。新選組や明治維新の人物も登場しますが、主人公 緋村剣心の人への優しい思いがその強さ以上に魅力です。今読んでいるのは映画の3作目あたりなのかもしれませんから、まだまだお楽しみは続くというわけです。古本屋で全巻大人買いを秘かに目論む私です。

 さて、映画館は座席がピンポイントで指定できるシステムですし、騒ぐこともないので換気とマスク等で比較的安全な娯楽の一つだと思っていますが、都内はやっとという感じで「規制緩和により再開」となりました。国会見学は受付を制限しているため、通常よりゆったりしていて時間と空間の密がないようです。

 授業参観や校外学習、宿泊学習など、判断に悩みますが、どんなに環境を整え、万全を期したとしても、最後は当事者である「人」の意識と行動です。緋村剣心の言葉を借りれば、“時代を創るのは「刀」ではなく、それを扱う「人」でござる”なのだと考えます。