校長の部屋

校長の部屋

160 手紙にワクワク!(1/18)

 今朝、駅へ向かう道や電車の中で、受験生と思しき中学生をたくさん見かけました。中学受験をする6年生も含めて、自分の持てる力を最大限に発揮してほしいと願います。

 さて、新年始まってから、一度も校長室前の青い箱を開けないまま2週間近く過ぎてしまいました。2通の手紙を発見!なんだかうれしくなります。簡単に紹介します。

(1)ぼくはウクレレができます。校長先生といっしょにひきたいと思っています。今度セッションしましょう。

(2)2月の「6年生ありがとう集会」はやるのですか?ぼくは、学年ごとにビデオをとって6年生に見てもらうのがいいと思います。…みんなが集まるのは心配だけど、6年生に感謝の気持ちを伝えたいからです。喜んでほしいです。先生はどう思いますか。

 早速、それぞれに返事を書きました。これまでも、要望や悩み相談などがありました。回答に対する返事が届いたこともあります。なかなか話す機会はもてませんから、文通しているような、秘密を共有しているようなワクワクした気持ちになるのが不思議です。飾らないお手紙をこれからも楽しみにしています。

 我が家も、少なくなった会話を補うために、交換日記でも始めてみようかなぁ…。

 

159 件は「人面牛」(1/15)

 何を読んでいた時に目にしたかは定かではありませんが、『件』という文字を『くだん』と読むことがあることを知ったのは最近のことです。普段は、「例の件は解決しました」などのように「事柄」「事件」といった意味で使います。しかし、『くだん』という場合は、「頭が人、体が牛の形をした妖怪」を指すそうです。にんべんに、牛と書いて『件』ですからうなずけます。

  

 この『件』は、江戸時代から記録が残る予言獣といいます。生まれてすぐに予言を行い、数日のうちに死ぬといい、予言内容は豊凶や疫病の流行。そして、厄よけは自らの絵を貼っておくことだそうです。

 明治時代には日露戦争を、太平洋戦争の時には終戦を予言したらしいのです。つまり、世情が不安定になると顔を出す妖怪というわけです。ですから、世の中からすっかり不安が無くなってしまえば、『件』のような妖怪は活躍の場を失って現れなくなるのでしょう。もしかすると、今こうしているときに、どこかで牛のおなかから『件』が産まれ、新型コロナの終息について予言をしてくれるかも。そして、活躍の場を失って現れなくなることを願います。

 アメリカでは犬や猫、ゴリラなども人から感染しているといいます。神頼みではなく、私たちの行動こそが終息への近道なのだと考えた次第です。 《引用・参考》中國新聞デジタル版8/24

158 野鳥の楽園(1/14)

 今日は娘の誕生日です。ウクレレで簡単なメロディなら弾けるようになりましたので、「ハッピーバースデー」と「見上げてごらん夜の星を」の2曲を演奏してメールで届けます。

 さて、わが家の小さな庭に野鳥が頻繁にやってくる時季になりました。そこで、少し傷んだミカンを枝に付けたりヒマワリの種を餌台に置いたりしてガラス越しの観察。主にやってくるのは、メジロとシジュウカラ、ジョウビタキです。そして、メジロとシジュウカラは必ずつがいで餌をつつきます。シジュウカラは可愛い声で鳴いていると言いますが、残念ながら私の耳には届きません。中型のヒヨドリもやってきますが、あまりかわいくないので追い払うことも…。ヒヨドリからは不満の声が聞かれそうです。

  

 もう何年も前になりますが、庭の巣箱から9羽のシジュウカラが巣立ったことがあります。もしかしたらその子たちかもしれないと思うといとおしくなります。

 6年生の巣立ちも2か月後になります。卒業までのカウントダウンカレンダーをめくるたび、何を思うのでしょう。そして、どんな志しをもって卒業していくのでしょう。12月頃から2月下旬にかけて、6年生と給食の時間に会食をした時、いろいろ質問させてもらうことがあります。残念ながら、今年度は計画すら立てられませんでした。話をすることで、新たな一面に気づかされることがあるので心残りです。

 でも、これからも精一杯のエールを送り続けます。気づいてくれるといいなぁ♪♪

157 来たるべき時を待つ(松) 1/13

 新学期が始まると、校長室前の青い相談箱の手前に、盆栽のような松が置かれていました。誰かがお年玉としてくれたのかと思っていると、ある職員が「健気に、屋上の排水溝で育っていましたので、鉢に植え替えて置かせてもらいました」と言います。きっと道路側の松の子孫でしょう。生命力の強さに感心します。アスファルトやコンクリート壁面の切れ目から芽を出す植物もあります。「こんなところに?」と驚かされることも…。

   

 松竹梅の松です。なんか縁起が良い感じもします。非常事態宣言が出された中ですが、来たるべき時のために命を育み、「マツ」ことも大事だと教えてくれるようです。

 今週発行の学校だよりに、緊急事態宣言下での本校の取り組みの概要をお知らせする予定です。最低限の活動・学習を保証しながら、徹底した感染防止対策をとりたいと思います。実施ができなくなって残念なことがたくさん現れるかもしれませんが、ご理解ください。 

156 最近では珍しいもの(1/12)

 最近では珍しい、「今はほとんど目にしないもの」を2つ3つ!

 1つめは、自転車を運転して手信号を出すおじさん。右に曲がりたいときには右腕を水平にあげます。左折したいときは右腕の指先を上に向けて直角に曲げます。う~ん、これを知っている世代はよいのですが、わからない世代のほうが多くなっている現代、「何の合図?」くらいに思ってしまわれると危険です。ただし、この手信号は道交法で定められているのです。これとは別に、ロードバイクなどに乗るサイクリストが利用するロードサインも見かけます。子供たちには、手信号は知らなくてもルール遵守を願います。

  

 2つ目に、先のおじさんが乗っている今は懐かしい旧型自転車。昔、新聞配達や牛乳配達に伝われていたタイプ。と言ってもわからないかも?

 3つ目に、「しもやけ」「あかぎれ」。最近の子供たちにはないのでしょうか?私は、手にあかぎれ、足指と耳にしもやけという小学生時代でした。そして、あかぎれにはメンソレータム定番!しもやけの足先が痒くて、片方の足でもう一方を踏んで痒さを鎮めることも…。皆さんは、童謡『たきび』2番の歌詞にある♪しもやけ おててが もうかゆい~♪ということが実感できる世代ですか?

 何を隠そう、私の右耳…しもやけができちゃいました!