校長の部屋

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044 アイスの季節がやってきたぁ(6/10)

 梅雨入りは来週?暑い日が続くので、心配の種はコロナに加えて熱中症。一方、さらに暑くなっていく季節の楽しみといえばアイス。「冷たいアイスは冷蔵庫に欠かせない!」なんてつぶやくと怒られそうです。

 子供のころに食べたいろいろなアイスを未だに思い出します。「あたり」があったらもう1本貰えた、名糖『ホームランバー』。メロンの形の容器にシャーベットが入った『メロン・ボール』や『おっぱいアイス』も懐かしい。どれもパッケージを変えながらもまだ健在のようです。

  

 氷菓『サクレレモン』も大好きです。この商品も今年で36周年(1985年誕生)という歴史があるとのこと。また少し前のニュースで、井村屋のアイス『あずきバー』の売り上げが、昨年度過去最高だったとありました。1973年発売で今年48周年を迎えるそうです。「ぜんざいを凍らせたようなアイスができないか?」という発想から誕生し、1本に約百粒のあずきを使って風味とさっぱりした甘さを出している商品。でも、とにかく硬い!冷凍庫から出したばかりだと歯が立たない。その硬さの理由は3つあるそうです。①空気の含有量が極めて低い、②乳固形分が全く入っていない、③乳化剤や安定剤といった添加物を使っていない、ということ。原材料は小豆・砂糖・コーンスターチ・塩・水あめの5種類のみというから驚きです。シンプルかつ安全です。

 さて、我が家で「あんこ」と言えば、原則「粒あん」です。大福などを選ぶときに「こしあん」は除外というのが暗黙の了解。1月15日に小豆粥を食べる風習もありますが、このあずきバーを米と一緒に入れて、ちょっと甘めの小豆粥あるいは赤飯として食べるなんてこともできそうです。

043 易きに流されず…(6/9)

 蒸し暑い毎日です。しかも昨日は真夏日。一週間ほど前までは、朝着替える前に「丁か半か?」と問われました。賭博ではなく「Yシャツは、長(袖)か半(袖)か」というバカげた質問です。もう迷うことなく「半」!

 暑かろうと寒かろうと、毎日とまではいきませんがウクレレの練習を続けています。21時頃からでも15分程度は触れるようにしています。レッスンが2週間空いてしまう時もそれなりに自信をもって先生の前に座ります。にもかかわらず、ぽろぽろとミスを繰り返す始末。「あれっ?」「家ではちゃんとできていたのに…」と思うと手が湿ってくるわ、背中を冷や汗が流れるわ…。ショックに打ちひしがれた抜け殻状態のまま、帰りの電車に揺られました。

 さて、だいぶ前の朝日新聞beに、ログハウス「BESS」社長のインタビュー記事が掲載されていました。住宅業界の常識を次々とひっくり返してきたと言います。その言葉の中に、『易きに流れず、勇んで奪わず』という文字がありました。「信用第一」を掲げ、「自分がされて嫌なことはしたくない」という思いを貫いているといいます。バブル期にあっては、「相互利益の追求(自分だけ利益を上げるようなことはしない)」を理念とし、住宅展示場出展を勧められても、「顧客の奪い合い(弱肉強食の世界)は自分の理想ではない」と断り続けたそうです。

 子供たちも、楽な方にばかり流れてしまうことなく、困難であるとわかっていても果敢に取り組もうとする姿を貫いてほしいものですし、競い合うことは大事ですが、人を蹴落とすようなマネする悪意ある人間に育ってほしくありません。ですから、小・中・高と進んでも「誰もが自分らしく活躍できる学校」「みんなが幸せな学校」が大事なのだと思います。ウクレレも他人と比べず、出来の悪さに落胆ばかりせず、純粋に楽しむことを心がけます。

042 歯周病は怖い(6/8)

 月曜日の新聞は、様々なスポーツの記録が満載です。

①陸上男子100mで山県亮太選手が9.95秒の日本新を出して優勝。私なら50mを少し越えたくらい? 

②水泳女子100mバタフライ、池江璃花子選手が58.03秒でV。私が泳ぐと、学校のプールで25mを折り返しでどのくらい行っているかな? 

③体操男子種目別の鉄棒では、内村航平選手が五輪4大会連続出場決定。う~ん、逆上がりしかできない私。 

④ゴルフ全米女子オープンで19歳の笹生優花選手が優勝。私が打つと隣のコースへまっしぐら~。

 校庭では体力テストで20mシャトルランが行われています。一緒にやって醜態をさらしてみようかなぁ。

 さて、3月初旬に歯の治療をした後、土曜日が予約でいっぱいなので、3か月後の先日再診扱いで診てもらいました。待っている間に歯科衛生ビデオが流れています。「歯周病が全身に及ぼす影響~心疾患・脳梗塞・糖尿病・誤嚥性肺炎~」という内容です。歯周病の原因となるのが、歯垢と呼ばれる細菌。口腔内の炎症によって出てくる毒性物質が、歯肉の血管から全身に入ったり誤嚥によって気管支から肺にたどり着いたりして、様々な病気等を引き起こしたり悪化させたりすると訴えます。そして、歯周病の予防・治療を行うことで、病気のリスクを下げることが可能ですと続きます。日本臨床歯周病学会のHPも見てみましたが、食生活と口腔衛生の大切さを改めて考えさせられました。そんなわけで、夜は通常の歯ブラシと電動歯ブラシに加えて、歯間ブラシで丁寧な口腔ケアに努めています。

 今日は4年生が「歯磨き指導」を実施します。通常の歯科衛生士の指導はなく、ビデオ視聴が中心ですが、関心を高めてほしいと思います。優れたスポーツ選手は、歯もいいらしいですね。

 

041 簡潔で分かりやすい表現を(6/7)

 先週、ある学級の理科の授業を見せてもらい、終わりにノートを回収して赤ペンを入れさせてもらいました。検食しながらでしたが楽しいひとときでした。今後どんな記述の変化がみられるかちょっとワクワクします。

 さて、手紙やメール、会話などで、簡潔かつ分かりやすく相手に伝えるということはなかなか難しいものです。例えば、「最寄りの駅からスタジアムまで結構時間がかかります」と言われたとき、どのくらいの時間を想像するでしょう。徒歩20分程度をイメージする人もいれば、バスに乗って30分くらいだろうかと考える人もいるでしょう。だから、「徒歩15分」というような明確な表現が求められます。数値化できるならばそれに越したことはありません。

 もう一例。若者が、「頼むよ!①ちょっと高いけど、投資だと思ってさぁ。②そのうち俺が③ビッグになったら、④何倍にもなって⑤返ってくるかもしれないよ」と語るイラストに書かれた突っ込みが笑えます。

①→どのくらい? ②→いつ? ③→どういう状態? ④→一体いくら? ⑤→返ってくるの?こないの?

 きちんと伝えるためには、あいまいな表現を避けるとともに、大事な情報は省かず、相手に疑問を抱かせないことが大切です。スポーツ参観に関するアンケートを読みながら、メール本文の記し方や書く順番、内容等についても反省させられました。また、一言添えることで受け取り方が変わることや外国の方に配慮した表現、理由や根拠を詳細に伝えないとわかりづらい場合もあることなど…。いただいたご意見や感想は今後に生かします。ありがとうございました。

040 やっぱり人が肝心(6/4)

 プラタナスが大きく葉を広げています。見上げると、実がたくさん見えます。昨年は全く実をつけませんでしたから隔年性かと思いきや、どうもそうではないようです。

 さて、映画『るろうに剣心 最終章』が上映中です。どうも二部構成らしく、「6月4日グランドフィナーレへ」とあります。この作品は、『るろうに剣心』『同 京都大火編』『同 伝説の最期編』と続いてきた人気作品ですが、約10年の月日を経て完結を迎えます。

  

 帰りの電車内はスマホで無料漫画を読んでいますが、ちょうど今『るろうに剣心』が期間限定で一気読みできるのです。新選組や明治維新の人物も登場しますが、主人公 緋村剣心の人への優しい思いがその強さ以上に魅力です。今読んでいるのは映画の3作目あたりなのかもしれませんから、まだまだお楽しみは続くというわけです。古本屋で全巻大人買いを秘かに目論む私です。

 さて、映画館は座席がピンポイントで指定できるシステムですし、騒ぐこともないので換気とマスク等で比較的安全な娯楽の一つだと思っていますが、都内はやっとという感じで「規制緩和により再開」となりました。国会見学は受付を制限しているため、通常よりゆったりしていて時間と空間の密がないようです。

 授業参観や校外学習、宿泊学習など、判断に悩みますが、どんなに環境を整え、万全を期したとしても、最後は当事者である「人」の意識と行動です。緋村剣心の言葉を借りれば、“時代を創るのは「刀」ではなく、それを扱う「人」でござる”なのだと考えます。