校長の部屋

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155 なぜ「七輪」なの?(1/8)

 我が家でホットプレートを出して焼き肉をしたのは何年前のことでしょう?終わった後の匂いと油による部屋の汚れが嫌で禁止になりました。「ベランダで焼いてくれるならいいよ」「一人で焼いて食べるのかはどう?」と言いますが、寒さに耐えながら食べるだけの勇気はありません。夕飯の買い物中に「何が食べたい?」と尋ねるので、「焼き肉」「もんじゃ焼き」「お好み焼き」と立て続けに答えるもすべて却下!

 七輪ならどうだろう?炭火で焼き肉はできる。暖もとれる。薪をくべれば焚き火にもなる。うん、いい考え!購入前に「七輪」を下調べしてみると、能登半島や愛知県三河、香川県が三大生産地です。一般的なものは、珪藻土を固めなおして成型する手法ですが、切り出た珪藻土の塊を一つ一つ彫るように作られたものもあり、金額も桁違いです。

  

 では、どこが「七つの輪」なのでしょう。諸説ある中で共通しているのは「七輪」ではなく「七厘」であったこと。「厘」は野球の打率で見かけますが、1の1000分の1です。よって、7厘は0.007ということになります。つまり、7厘というわずかな金額で調理ができること、あるいは少量の炭で調理ができることから「七厘」と呼ばれ、次第に「七輪」に転化していったようです。今では使うのを目にすることがほとんどなくなりましたが、七輪で焼いた魚や肉はどこか特別な味わいがあるように思うのです。

 そんなわけで年末に買って、晦日の夜に寒風に吹かれながら焼き肉をしました。焼肉の願いは成就しましたが、暖はとれません!

154 テレビを観ながら…(1/7)

 年末年始は撮り貯めた番組を観ることが多くありました。録画番組も底をつき、キムタク主演の「教場」(教場Ⅱ放映の前に再放送)をリアルタイムで観ていた際、CMになってリモコンを操作。スキップボタンや早送りボタンを何度も押すのに反応しません。「電池がないのかぁ?」「なんでぇ?」と一人ぼやく始末。リアルタイムで観ることがいかに少なかったかよくわかります。似たようなことは、眼鏡を額に上げていたのにもかかわらず、新聞を読むときにかけていない眼鏡をずらそうとする行為にも…。大丈夫か?と心配してしまいます。

 さて、正月のテレビで欠かせないのはスポーツ。中でも天皇杯サッカーと箱根駅伝。今年は、箱根復路10区までトップだった創価大を、残り2キロで駒沢大が逆転した場面はドラマでした。襷をもらって3分以上の差があったにもかかわらず諦めなかった駒沢。トップでの襷に想像以上の重圧があったであろう創価。抜き去る瞬間、抜かれた瞬間のそれぞれの思いを想像してしまいました。さらに、青山学院大は復路優勝で、総合4位というチーム全体の意地、意志の強さにも感動しました。一方、ほんの僅かな差で繰り上げスタートとなってしまった場面にはウルウル…。

   

 ところで、こうしたアスリートですらコロナ感染が報道されます。コロナは、決してお年寄りや基礎疾患がある人だけが危険なのではありません。誰が感染するかわからないからこそ、予防を欠かすことなく、差別もなくすことが大事だと考えます。

 明日からの緊急事態宣言が決定しそうです。そうであっても、諦めず最後まで全力で取り組む強さを、子供たちと共有したいと思っています。

153 百考は一行に如かず(1/6)

 昨日の冬休み明け朝会で話した内容です。『百聞は一見に如かず』ということわざがあります。でも、この続きをご存じでしょうか?あること自体知らなかったというのが正直なところです。

 『百見は一考に如かず』(見るだけでなく、考えないと意味がない)となるそうです。さらに、

 『百考は一行に如かず』(考えるだけでなく、行動すべきである)

 『百行は一果(効)に如かず』(行動するだけでなく、成果を出す)

 『百果は、一幸に如かず』(成果を上げるだけでなく、それが幸せや喜びに繋がらなければならない)と続きます。まだ先があります。「百幸」は…?

 『百幸は一皇に如かず』(自分だけでなく、みんなの幸せを考えることを大事にすべきである)です。

 まず子供たちは、「一考」あるいは「一行」を大事にするところからスタートです。そして、自信をつけ、自慢できることを増やしてほしいと願っています。私は、「百幸」と「一皇」に向けた「一行」をその都度大事にしたいと思います。

152 楽器売上率上昇ナンバー1は?(1/5)

 千葉県を含めた4都県知事が緊急事態宣言の要請を政府に行いましたが、年末年始の感染者数や重症者数、死者の数は尋常ではありません。今日から始まった3学期ですが、これまで以上に皆が意識を高くもって行動することが求められます。「これまで大丈夫だったから、これからも…」なんていう感覚では感染をさらに拡大させてしまいます。「できることを徹底する」ことを学校でも努めていきます。

 さて、このコロナ禍で〝おうち時間〟が増え、料理の時間が増えたりフィットネスを始めたりと、私たちの生活に様々な変化が起きています。楽器演奏もその一つで、前年と比べて売り上げが伸びた楽器の第1位は、なんと「ウクレレ」(山野楽器では売上2倍以上)だというから驚きです。

 ところで、年末に校門で登校を見守っていると、バッグの中に小ぶりのギターを抱えて登校する男児がいます。尋ねると「ウクレレです」「5歳から習っています」と教えてくれました。弾く姿を見てみたいものです。でも、見たらきっと自信喪失すること間違いなし。だって、子供の上達の速さは加速度的!そういう私ですが、年末年始も練習を欠かさなかった点だけは褒めてください。

 さて、12月に行った「学校評価(保護者アンケート)」へのご協力ありがとうございました。今回はウェブへの切り替えにあたり、念のため紙媒体も配付しましたが、回答率96%と驚異的数値(ウェブと紙の両方で回答は考えにくい?)。うちウェブ回答が79%でした。回答の手軽さとともに教頭の集計作業も簡素化されたようです。年2回のアンケートに限らず、ご意見をお寄せください。いつでも受け付けています。なお、今回の集計結果やいただいたご意見は、後日学校だよりに掲載させていただきます。

151 あけましておめでとうございます(1/4)

 新年あけましておめでとうございます。

 年末に千葉商科大学にお邪魔しました。屋上のソーラーシステムを見せていただくためです。

 千葉商大は、国連のSDGsと共通する教育研究活動をしており、全館の屋上に太陽光パネルを設置しています。聞くところによると、発電した電気量が使用した電気量を上回っているそうで、学生と教職員の協働で達成できたそうです。また、市川市と包括協定を結び、環境学習の普及にも取り組んでいます。

 今後、市川小では学校建て替えの計画策定を控えますので、未来の学校・地域の学校を子供たちと一緒に考える良い機会だと考えています。そして、思いを実現したいと秘かに企てています。環境や福祉等に配慮した学校を、子供たちはどのように思い描くのでしょう?学習として構成する価値がありそうです。

  

 そんな思惑を胸に見学したソーラーシステムでしたが、その驚き以上に、スカイツリーの向こうにそびえる美しい富士山に目を奪われてしまう愚か者でした!

150 笑顔咲く年末年始を!(12/25)

 どこの地域でも、駄菓子を扱い子供たちが集まる店があります。私の場合は、文房具屋兼駄菓子屋によく足を運びました。思い出すのは、小箱に丸ガムが4つ入ったオレンジフーセン(写真)。当時5円でした。当たり付きなのでたくさん買っていた友達のことを作文にしたこともあります。

  

 50年前の遠足!私のおやつの定番は、ボンタンアメ、都こんぶ、マーブルチョコレート、サンキストレモンタブレット、アーモンドキャラメルの5つ。「食べきれるだけ」「量を考えて」なんて曖昧さは微塵もなく、「△円以内」とビチッと決められる中で、値段を考えて品物を選ぶ面白さがありました。

 さて、今日は2学期の締めくくり。相変わらず放送で行う朝会では、パワーポイントを使って絵本『十二支のはじまり』を読み聞かせしました。たった10日間でも行動目標を決めて取り組むように伝えました。

 1週間前に、私が今年1年を振り返った漢字は「二」であるとお伝えしました。息子、娘と順に家を離れて二人の生活になったからです。食事をするのも、出かけるのも、愚痴を言うのも、み~んな二人だけに…。子供がいる時はうわの空で聞いていた話も、相手が一人だと聴くことが大事だと痛感。これは、家族が何人いても同じだったはずなので反省しきり。

 家族と一緒にいる時間が増える年末年始。たくさん話をしてたくさん聴いて笑顔を咲かせてください。よい年をお迎えください。来年もどうぞよろしくお願いします。

149 ノスタルジックな気分(12/24)

 今日はクリスマスイブ。私の頭の中には山下達郎の曲が流れています。JR東海のCM?の深津絵里さんや牧瀬里穂さんがかわいかった。

 さて、ある先生に、『昭和の懐かしオモチャ』という本をお借りしました。写真入りで半世紀前を思い出します。今回のテーマは、「昔のおもちゃ」なので、上述のCM同様、わかる人は「あったあった!」と頷き、知らない人にはチンプンカンプンという内容です。

スカイ・キャッチ…プラスチックの円錐筒形バスケットに玉を入れてバネではじき出し、その玉をもう一人がもう一対のバスケット部分で受け取るというもの。

 

ソフトグライダー…組み立て式グライダーで紙飛行機のように飛ばすもの。大好きだった。

 

ライト・プレーン…プロペラに連結したゴムを巻いて、それを動力に飛ばす飛行機。

安全ブーメラン…なぜ流行ったかは不明。ベニヤ板を鋸で切って作ったことも度々。飛行機同様、人の迷惑にならない空き地がどこにでもあったからこそ遊べた。

ローリング・ルーラー…歯車の穴にペンを突っ込んでギヤ穴の中でグリグリと回すと不思議な模様が簡単に描けた。

 

ゲイラカイト…欲しかったけど、普通の凧で我慢した。

銀玉鉄砲…銀玉を詰めて空き地で撃ち合う、男子必携のおもちゃだった。BB弾鉄砲の前身。

水中モーター…紅白の筒に電池を入れて船の底にくっつけると、スクリューが回って風呂で遊んだ。

 

ママ・ポッピー…ポップコーンを作れるおもちゃ。欲しかったけど…。ホットケーキが作れる「ママ・レンジ」という物もあったなぁ。

 このほかにも、デラックス野球盤や人生ゲームでも遊びましたし、ロケット型のゲルマニウムラジオを買って公園の金属部分に端子を挟んで音が鳴ることを喜んでいた頃が懐かしい!

 子供たちがサンタにお願いするクリスマスプレゼントは何だったのでしょうか。年末年始に家族や知り合い、友達と遊ぶ機会が何度となく訪れます。ゲーム機だけじゃない何かピースも楽しんでほしいと思っています。

148 半袖半ズボンの小学生(12/23)

 先週からぐっと気温が下がって、朝起きるのが辛くなってきました。ここ数日、プールの水は凍ったままです。ポケットに手を突っ込んで登校する子の中に、半袖のTシャツ1枚で登校してくる子供たちを何人も見かけます。

 今朝は、市川グランドホテル前の交差点に立ってみました。真間方面からと新田方面からの歩行者用信号が同時に青になるときがあります。青だからといって確認しないで渡ると自転車と衝突する危険があります。注意喚起したいと思います。その様子を見ていたら、コートの右肩に鳥の糞が…。う~ん、今日は運がよい日かも?

 さて、昭和40~50年代の子供は真冬でも半袖半ズボン(今は「半ズボン」なんて言わないでしょうが…)でした。6年生の時の友達に「デグチ君」がいました。彼はランニングシャツ(タンクトップ)で雪の日も過ごしていたのを思い出します。長ズボン(古っ)を履いている子は風邪気味と思われていた時代です。そういえば、のび太君やカツオ君はいつだって半ズボンですね。それでも寒いのは今も一緒。だから、私は時々毛糸のパンツを半ズボンの下に履きました。紺と黄色で母の手作りです。ただやっかいなのは、ズボンと毛糸のパンツの丈が同じくらいだということ。ですから、半ズボンの裾から毛糸のパンツがはみ出してくるのです。体育の時間の服装は、先生はみんな白い「トレパン」、女子は「ブルマ」でした。

 ただ、大体の男子が小学校を卒業するタイミングで、半ズボンから長ズボンへ切り替えられました。制服で長ズボンを履くようになることもあって、自然なタイミングだった気がします。

 そうそう、市川小では体育の時間に「体操の隊形に開け!」というかけ声に「やー」と言って広がったと妻は言います。最初は「うそ~」の一言。でも同世代の方から裏付けがとれました。いつまで続いていたのでしょうか?

147 唾がジョワ~汚!(12/22)

 今日で年内の給食が終わってしまいます。明日から弁当を作ってもらいます。弁当箱は、役所でも学校でもきちんと洗って帰りました。「えらいですね」とよく言われましたが、洗わずに持って帰っても自分で洗うことになります。洗うのが遅ければ、こびり付いたものが落ちにくくなるので、食べ終わったら洗うようにしていただけなのですが…。曲げわっぱの弁当箱を褒められたこともありましたが、量が入るので、食の管理が重要な今は小ぶりの弁当箱に。ただ、えらいのは、行政勤務の7年間欠かさず弁当を作ってくれた妻であって、感謝以外の何物でもありません。

 さて、給食後には歯磨きをします。ありがたいことに校長室には小さくても手洗い場があります。でも、事務職員は自席でシャカシャカと何分もやっています。これは、どうしても私にはまねのできない ことです。水を含まなくても、歯磨きを始めるとすぐに唾液がたまってきます。ですから、すぐに吐き出せる場所でやらないわけにはいきません。歯ブラシを咥えたままテレビの前で歯磨きするような人もいるようですが、なんで大丈夫なのだろうと不思議でなりません。

  

 歯医者でも同じです。口の中に物を入れられるともうダメ。特に、脱脂綿を上下の歯で咬んで奥歯の被せ物を固定させるとき。脱脂綿の違和感!必死に頭の中を「無」にしようとしますが、舌になんとも言われぬ酸っぱさを感じてしまったら唾がジョワ~。

だから、歯医者に通わなくてもよいように、今日も手洗い場で丁寧に歯磨きシュッシュ~。

146 実家は無くなっても…(12/21)

 昨日は、鉢植えで大きく育ったヤマモミジを地植えするためにほぼ半日を費やしました。そのせいで腰が…。

 さて、八千代の実家を売却した跡には、きれいな家が2軒建ちました。正月には兄弟がそれぞれの子供を連れて集まっていた生家でしたから、帰省といえる距離ではないにしても思い出の場所がなくなってしまったことは寂しい限りです。妻の実家も同様で、二人とも今の家以外、もう帰る場所はありません。

 私が幼少のころ、風呂は薪を炊いていました。薪割りだってしたものです。ガス風呂になったのは中学生になったころでしょうか。銭湯に行ったのは数えるほどでしたが、風呂上りに飲む瓶のコーヒー牛乳やフルーツ牛乳は不思議と魅力的でした。腰に手を当てたりして…グビグビ。

  

 結婚した当時のアパートは、浴室内に風呂釜があって狭いうえに追い炊き機能がなかったかも。住む家が替わるたびに風呂もランクアップして、今では足を伸ばして入れるまでになりました。

 年末を迎え、大掃除の予定を考え中?いえいえ、ほとんど妻の計画に沿ってやっている感じです。そんな私が小学生のころからずっと続けてきた年末の掃除が、仏壇や神棚の調度品の「お磨き」というもの。今の仏具などと違ってすべて金属です。主に真鍮だったのですが、1年経つとくすんでくるので薬剤(ピカール)をつけて磨き上げるのが私の役割でした。「さすが」「見違えるほどきれいになったよ」と褒められ、役に立っているのがうれしくて続けていたように思います。その役割が、2年前からなくなってしまったことも寂しく思っています。

 ぜひ、子供たちにも部屋の片づけプラスαを担って、「有用感」を高めてほしいものです。

145 漢字一文字で総括すると?(12/18)

 今日はなんだか忙しくて、検食しながらの書き込みです。

 今年も半月を残すばかりとなりました。14日に発表された「今年の漢字」は予想に違わず『密』でした。「密閉・密集・密接」を回避する一方で、「親密」と「緻密・綿密」も大切にする学校でありたいと願います。

   

 さて、学校にも親睦会があります。その親睦会からこんなプリントを受け取りました。「激動の2020年も残すところあとわずか。今年は職員旅行や忘年会といった主な行事がなく…。2020年はどんな年でしたか?漢字1文字で表してみてください。また、その理由も教えてください」とあります。

 自分にとってのこの1年を振り返って漢字で表すと…??難しい課題です!でも、こんなことで悩んでいられるのは平和な証?結局、悩んだ末に「二」を書きました。なぜ?理由は機会あれば…。

 皆さんが「漢字1文字」と言われたらどんな文字を思い描くでしょう。お子さんに持たせて、校長室前の箱に投函してくだされば、とりまとめて25日のこの場で紹介したいと思います。

144 見慣れていたはずの景色が…(12/17)

 150回近く書いていると、「前にも読んだことがある」なんてことがあるかもしれません。学校だよりの記事とも混同してしまうため、「デジャビュ」あるいは「気のせい」と思って許してください。

 昨日の夕方は最悪でした。朝食で奥歯の詰め物が取れてしまったので、歯医者の予約。今日が休診なので、昨日のうちにと思ったのですが、空きがなくて年休を1時間取らざるを得ず退勤。船橋駅で東武に乗り換えると、その電車から動かなくなりました。どこかで車両故障があり足止め2時間半!お尻は痛くなるし尿意をもよおすし…。「振替輸送を行っています」と言われたって無理です。家に着いたのは座席に座ってから3時間後。当然、歯医者は終わっていました。3時間なら歩いたほうが早かった?

 そう考えるのも、東日本大震災の後に市川市役所から自宅まで、その数年後にはららぽーと周辺から自宅までの十数キロを、終電後に歩いたことがあるからです。疲れ果てた身体だったり、アルコールが全身に回った状態だったりした上に、革靴ですからたまったものではありませんでした。2~3時間の間、何度タクシーを拾おうと思ったことか。弱気になりながらも意地で生還(帰宅)。翌朝には「なんでタクシーに乗らなかったの?馬っ鹿じゃないの」と妻に言われました。

 さて、よく知った道でも、車ならスッーと何秒、何分で走れる距離が、歩くといかに長く感じることかという経験はないでしょうか?逆に、歩き慣れた、見慣れた道筋だからこそ見落としてしまっているものはないでしょうか?また、ある日、いつもあった建物などが取り壊された跡を見た時、「あれっ、ここに何があったっけ?」と思ってしまうことは?見ていること、知っているはずのことは結構あてにならないものです。

 まだまだ天気の良い日が続きそうです。澄み渡った空気の中、辺りをキョロキョロしながら歩いてみると新しい発見、新鮮な風景に出会えるかもしれません。

143 わら半紙(更紙)はどこ行った?(12/16)

 休みの日には、手賀沼周辺の道の駅に旬の野菜を買いに行くことがしばしばあります。夏場はトマトや枝豆、生姜など。これからのシーズンは泥ネギや大根、チジミ小松菜といった感じです。先日、サニーレタスをかごに入れて「この野菜から今日のメニューわかったらさすが。1万円あげる!」と言います。「うーん、春巻きっ!」と答えるや否や「もとい!」「やっぱり、今のなし」と言う妻。当たっていたようです。

 さて、今日は「紙の日」だそうです。明治8年のこの日、東京・王子の紙工場が営業運転を開始したことにちなみます。30数年ほど前、学校の紙といえば「わら半紙(更紙)」が主流でした。消しゴムを使うと黒く汚れてしまったり、湿気で簡単に穴が開いてしまったり…。そして、いつの間にか中質紙やコピー紙がわら半紙より安価になって、今では学校にわら半紙は影も形もありません。ただ、教育現場からお菓子作りの場に活躍の拠点を移したようです。程よく水分を吸収する性質は、ケーキのスポンジを焼く敷紙になるそうです。印刷がインクジェットやレーザーに変わり、安さという武器を失っても、他のニーズを満たして適材適所で生き残っているのを知って何だかうれしくなりました。

 使用するサイズに関しても、社会ではAサイズが当たり前になってからも学校はBサイズ中心の印刷物でした。今もまだまだ現役です。学年だより、保健だより、図書だより、献立表、み~んなB4!あれっ、学校だよりだけが仲間外れのような…?

142 冬の風物詩、冬の夜空(12/15)

 本格的な冬がやってきたようです。ズボンの下のタイツもデビューしました。

 さて、冬の風物詩といえば、「鍋物」「箱ミカン」「霜柱」「イルミネーション」などが思い浮かびます。「こたつ」や「ストーブ」が家から消え去って久しい気がします。市川周辺だと霜柱が見られるのは学校の花壇くらいでしょうか。昔よく食べた箱売りのミカン、最近はMサイズ3kg2980円という美味しいモノがありますが手を出せません。イルミネーションは一年中設置の我が家。ソーラー式なので電飾屋敷ではありません。じゃあ、我が家ならではの冬の風物詩って何だろう?

 ありました!出勤前に着替えを始めるタイミングで、バルコニーの窓を全開にして洗濯物を干し始めること。冷たい外気に鳥肌立とうものならニヤリ。さらには、洗濯物を干していたキンキンに冷えた手でわき腹を触ります。「やめろよ~」と言っているそばで「生き甲斐を感じる」と歓喜の声?

 空気が澄んで夜空が深く感じる冬は、星空を眺めるには絶好の季節です。プレアデス星団(すばる)も肉眼できれいに観ることができるとか。その見つけ方は、①オリオン座を探す、②オリオン座の三ツ星から、右の延長線上に視線をずらしていく、③青白く光る集団が「すばる」、だそうです!三大流星群の一つである「ふたご座流星群」も、この12月中旬に観測できるといいます。(全部受け売り!)

141 ユズで「健康」と「美容」を…(12/14)

 先週の新聞にあった「コロナ対応 もう限界 看護師退職止まらない」という見出しに目が釘付け!危険と隣り合わせの過酷な労働環境、周囲からの差別に心が痛みます。

 「いつ自分も感染するかと常に緊張を強いられ、負担が重い」「コロナがうつるから近づくなと心無い言葉を浴びせられる」「子供と公園で遊んでいると近所の人から嫌みを言われた」「保育園で預かり拒否やいじめ発言があった」「美容室の予約を断られた」などの言葉が綴られています。

 保護者の方の中にも医療従事者がいらっしゃるでしょうし、コロナ感染の危険に晒されている職種の方もいらっしゃると思います。医療現場ほどではないにしても、教育現場も同様です。目の前にいる子供たちのために、立ち止まるわけにはいきませんから、対策を怠ることなく慎重かつ時には大胆に取り組んでいきます。

 話は変わりますが、柚子が美味しい季節になりました。抗酸化作用・疲労回復・整腸作用・血行の改善・皮膚の保湿や美白効果など、健康と美しさの両方の効果が期待できるようです。学校の柚子も、12月に入ってから校長室前に展示しています。その香りは、様々な緊張を解きほぐしてくれるかもしれません。

  

 1週間後は「冬至」。別名「一陽来復(いちようらいふく)の日」とも言うそうです。この日を境に再び力が甦ってくるという前向きな意味合いを含んだ言葉です。冬至を境に運気も上昇するとされるので、かぼちゃを食べて栄養をつけ、柚子湯に入って心も体も温めて、無病息災・コロナ終息を願いながら来るべき寒い冬を乗り切りたいと思います。

140 ガソリン車は先細り?(12/11)

 妻は運転免許を持っていません。だからなのか、私の運転する助手席に座って「寿命が縮まらなかったためしはない!」と言い放つほどです。怖いと思うとダッシュボードに手が出てきて手でブレーキをかけます。たまに「ヒャー」みたいな声をあげますが、何事かとこちらがびっくりしてしまいます。路地から出てきそうな車や自転車、右折時に対向車が来ているときなど…。私にとってはいつものことなので特に気にならなくなりましたが、娘や息子からは怒られるらしいのです。

 さて、東京都は2030年までにガソリン車の新車販売をゼロにするという目標を掲げました。欧米などでも2035年にはガソリン車廃止の動きがあります。旧車に心ときめく私はどうしたらよいのでしょう。また、15年後には私も70代半ば。免許返納も視野に入れる頃でしょうか。妻曰く「子供たちに免許返納を勧められるようになったら、必ず従ってね」「これまであちこちに連れて行ってくれてありがとうって言うね」「あなたも、これまで怖い思いをしながら乗ってくれてありがとうって言ってね」と。なんか妙な会話です。

 毎朝のように駅まで家族を送っていく車に追い越されます。時には2往復なんてことも…。そうした車も時代とともに変わっていくのですね。

139 フリップ流行?(12/10)

 12月1日に『2020ユーキャン新語・流行語大賞』が発表され、年間大賞に、「密閉・密集・密接」の「3密」が選ばれました。候補を見ても、今年は新型コロナ関係ばかりですし、「3密」は予想どおり。大賞を受賞したのは小池東京都知事だったとのこと。3月はじめから注意喚起に使用された「密閉・密集・密接」ですが、小池知事が会見で「NO!3密」のボードを掲げたことで一気に知名度が上がったことから考えると納得です。

   

 さて、この「3密」同様、各知事がフリップボードを持ってする会見が多くみられるようになったのは小池知事の影響かもしれません。視聴者などにわかりやすく伝える素材として、ニュースや情報番組でも不可欠な存在のように感じます。図や表、文字などの情報をいかに分かりやすく魅力的に見せるか、プレゼンするか腕の見せどころでしょうか。クイズコーナーでも多用されていますし、手書きのフリップをうまく使うお笑い芸人もいます。一つのジャンル確立といえますが、学習の場でもうまく活用したい教具でもあります。

138 早寝早起き朝ごはん+(12/9)

 明日2年生が、ヤクルトの食生活アドバイザーからお話を伺う「おなか元気教室」を実施します。事前に2年生124人からアンケート回答があった資料をいただきました。生活習慣調査とありますが、まさに「早寝早起き朝ごはん&朝ウンチ」の実態です。

【就寝時刻】 9時~10時前に寝る児童が約46%。学級によっては9時前就寝が半数いました。一方で11時を過ぎる児童もちらほら。

【起床時刻】 6時半~7時前と回答した割合が約37%。6時前という子も12%。

【朝食の喫食率】 「毎日食べる」児童は95%弱。ただ、食事の内容も大事です。

【排便状況】  毎日1回あるいは2回と回答する児童は約73%。「3日以上出ない」児童も約6%。

【排便時間】  朝11.5%、昼前3.8%、昼過ぎ12.3%、夕方や夜15.4%で、「決まっていない」が55%を超えます。腸の活動を活発にする体操もありますし、オナラは腸の健康のバロメーターとも言われます。特に、朝一番の「大きなオナラ」は大事らしいですよ。

【ウンチの形】  「コロコロ・カチカチ状」18%、「バナナ・半練り状」77%。中には「泥・水状」も。

 一概に「これが正解!」と言える問題ではありませんが、生活リズムの乱れは健康に直結します。心と体と脳を休ませる睡眠もとても大事です。私の場合は「休肝日」が大事?

137 今の学習、昔の勉強(12/8)

 11月末に高学年、そして昨日は1~4年生とひまわり学級の国語の授業研究会を行いました。教材研究をして、実践して、講師の指導を仰ぎ、指導改善・授業力アップに努めることは、すべて目の前の子供たちのためです。ですから、私たち教員は絶えず研鑽を積むことが求められます。

 今年度は、『進んで学びに向かう児童の育成 ~互いの考えを認め合い、自分の考えを再構築する振り返り活動の場の工夫を通して~』を研究主題として取り組んでいます。校内を徘徊?していると、様々な授業場面、子供の姿に出会います。特に、研究教科の国語では、学習計画と最後の着地点を明示した模造紙がどの教室にも掲示されています。

 1年生は「はたらくじどうしゃ」、2年生は「しかけ絵本をつくろう」、3年生は「わすれられないおくりもの」、4年生は「ショートショートを書こう」、5年生は「雪わたり」、6年生は「伊能忠敬(今の私が目指す、将来の私)」を国語で学習しています。

 算数では、「物と人の数」(1年)、「三角形と四角形」(2年)、「分数」(3年)、「小数のかけ算やわり算」(4年)、「単位量あたりの大きさ」(5年)、「比例と反比例」(6年)です。

 思い出すのは、私が小学生だった昭和40年代の学習内容。算数に「集合」という単元があったのは4年生?算数が嫌で、朝になって体温計を不正操作したのもこの頃。国語では「チビクロサンボ」「きかん車やえもん」「三春駒」「最後の授業」などを思い出します。4年生が国語で学ぶ「ごんぎつね」は当時からある不滅の教材!理科では「魚の解剖」がありましたし、体育では「ラジオ体操」のすべてを叩き込まれました。だから、今でも指先からかかとまでの動きを正しくラジオ体操ができるのは秘かな自慢です。 

136 頑張る子供たちにエールを(12/7)

 2学期もあと3週間となりました。昨日の朝日新聞に、本校出身の「守屋浩さんを偲んで」という特集記事がありました。高齢であることもあって情報収集は困難でした。ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

 さて、土曜日に塩浜体育館で行われたミニバスケットボールの市内秋季大会準々決勝を応援に行きました。対戦相手は信篤MBC。前任校で3年間応援してきたチームです。複雑な気持ちでしたが、やっぱりここは市川MBC応援の一択!今年度最初で最後の市内大会ですから、6年生のこの大会にかける意気込みは並々ならぬものがありました。

 試合は、2ゴール差くらいで常にリードを許す展開。そして第4クォーター終盤で同点、逆転、同点。延長に入っても同様の展開。そして残り15秒。決勝点となるゴールを決めてブザーが鳴りました。久しぶりに熱い気持ちが沸き上がりました。両チームを応援したい立場としては最高のゲームでした。ましてや勝って終わったのですから。ちなみに、この日は妻との出会いの記念日。素晴らしいプレゼントをいただいた気分です。

 昨日行われた準決勝では鬼高に僅差で敗れましたが、堂々たる3位!放送朝会で表彰するものが増えました。ちなみに、優勝は百合台で、決勝戦も接戦だったと聞きます。

 学校での勉強にも真剣に取り組み、スポーツだけ頑張っているだけの選手ではないことを普段から見て知っています。だからこそ、これからも様々な場面で応援し続けたくなります。何か一つにだけ力を注ぎ、やるべきほかのことを疎かするようなことのない子供たちには、誰であってもどんなことでもエールをおくります!

135 いろいろな初体験(12/4)

 どんなことにも必ず「初めて」はあるものです。それが最初で最後であったり、その後たくさん経験し当たり前になっていたり…。

 そこで、どうでもよい私だけの初体験を集めてみました。

■初めてレコード:チャゲ&飛鳥の「ひとり咲き」と悩んで買った、クリスタルキングの「大都会」。♪あ~あ~果てしない~夢を追い続けぇ~♪

■初めて乗った飛行機:プーケットへの「新婚旅行」。バンコク空港で搭乗案内のアナウンスをした!

■初めてのコンサート:友達に誘われて行ったユーミン。まだ荒井由実だった?

■初めて観た映画:大学生になって「風と共に去りぬ」。有楽町マリオンで彼女と立ち見!

■初めてのカップラーメン:出始めたばかりの頃のカップヌードル。自販機で買って湯を注いで。

■初めてのスケート:大学生の時に行った「富士急ハイランド」。いきなり鬼ごっこはないでしょ。

■初めての給料:高校生で始めた郵便局の年末年始の配達。娘がアルバイトの初給料で買ってくれたタイピンは今も現役!

■初めてのデジカメ:とにかく高かったけど画素はメッチャ低かった。

■初めてのランニング:ほんの1~2年前に始めた「早歩き」の延長。苦しいことを好き好んで行う気が知れなかったのに、今では身体が欲する?

■初めてのセロリ:結婚して食卓に出たスティック野菜。生の人参までかじれるから不思議!

■初めての椎茸こんぶ茶:家庭教師先の家で出された。息を止めて流し込んだ。もう無理~!

 皆さんはどんな初体験を思い出されるのでしょうか?秘密にしておきたいことだってあるでしょうが、子どもたちはどんな「初めて」を自分の「経験」につなげていくのでしょう?

 さて今シーズン初めての「あったかタイツ」(わたし的には「ズボン下」)を履く日も近そうです。

134 給食が楽しみな子供たちと校長?(12/3)

 校長の大事な仕事の中に「検食」があります。子供たちのもとに給食が渡る30分前には毒見が始まるのです。一般的には中学年に提供する量やカロリーの給食が届けられるのですが、食べ始めが早いので夕方までもたないことが多くあります。たまにフライが2個あるなど、サービスを嬉々として喜ぶ食べ盛りのジジイです。ちなみに昨日は、ビビンバ、チンゲン菜スープ、桃ゼリー、牛乳というメニュー。(写真)

  

 また、食べながら検食簿を書きます。たった3~4行のコメントですが、食リポではありませんがきちんと書くように心がけています。昨日のコメントは、「スープは鶏の出汁がよく出ていて、チンゲン菜をはじめとした野菜や豆腐を包み込むような味わいです。すっきりした中に濃厚さも感じられておいしいです。ビビンバも味の調和がとれていて大満足。デザートもうれしいおまけです。」(恥)

 栄養士は、子供たちの健康を食の面から支えるとともに、喜ぶ顔を思い描いて様々な工夫をしています。少し前に「子ぎつねコロッケ」というメニューがありました。油揚げにコロッケの具材を詰めて、楊枝代わりにパスタを使って口を止めてあります。それを揚げた一品ですが、アレルギー対応でもあることを聞いて感心した次第です。

 子供がおいしいと言っていたり、家庭で作ってみたい献立があったりしたら遠慮なくご連絡ください。例えば毎月の献立表に作り方を紹介することもできます。揚げパンだって作れるかも。きなこ揚げパンにココア揚げパン、シュガー揚げパン。11月にはウグイスきなこ揚げパンという初めての出会いも…。

 感染症対策から、全員が前を向いて無言で食べる姿を見るたびに終息の日を願って止みません。

 

133 四季を楽しめる校庭(12/2)

 秋口から校舎3階西棟で火災感知の発報を繰り返しています。エアコンの温風が火災感知器に反応するのかと思ってすぐに聞いて回ってもその事実はなし。毎回、セキュリティ管理会社に連絡するとともに校内放送で異常なしを伝えています。頻繁に発生すると「オオカミ少年」になりかねません。いざ火災発生しても、「また、いつものことだろう」と考えてしまう怖れがあります。関係課等に連絡をして対応を検討してもらっています。

    

 さて、校地内の樹木の落葉も終わりに近づきました。体育授業参観の時には拾うたびに舞ってきたプラタナスの枯葉も、今はほとんど残っていません。桜の葉も落ちてしまいました。現在、イチョウ落ち葉を掃除してくれるのが1年生や美化委員会の児童です。

 小さくても四季を楽しめる校庭ですが、冬はどんな姿を見せてくれるのでしょうか?ところで、今年はプラタナスが実をつけていないような…。

132 宝がザックザク(12/1)

 3年生は、昔のくらしや生活の変化、知恵・工夫などを社会科で学習します。例えば、洗濯板での体験する活動を通して考えを深めていくことが行われる場面に出くわすことも…。

 歴史ある本校では、古い道具がどのくらいあるのかとふと思い立ち、校内を徘徊!なんと、8か月も学校にいるのに一度も足を運んだことのない部屋があるのです。恐る恐る忍び込みました。するとどうでしょう。宝物がいっぱい!ダイヤル式の黒電話より古いモノ、電気式でないアイロン、火鉢などなど。ベーゴマだって見つけちゃいました。比較的古そうなものには「北の湖」「猪木」とあります。樽に厚布を張って遊んだことを思い出します。その頃は「大鵬」だったか?

    

 もしかすると、ご自宅やご実家の倉庫などに眠っている古い道具があるかもしれません。足踏み式ミシンや炊飯ジャー、黒電話、レースの編み機、2漕式洗濯機、アンテナを上に乗せたブラウン管テレビほか、農具なども含めて寄付いただけるものがあればご連絡ください。「こんなものが?」と思うものが、学習に役立つことがあります。そのためには、資料室の整頓をしなくちゃ!

 校長室の一角にベーゴマコーナーを秘かにつくってしまおうかなぁ。鉄やすりで削って、ぶつかり合うたびに火花が散って…。う~ん、ウズウズ。

131 ネズミ年もあと1か月(11/30)

 寒くなりました。早速、頭には薄めのニット帽を被って出勤です。

 さて、12月の声を聞く前に、妻は「我が家の重(十)大ニュース2020」を考え始めています。例えば、コロナ拡大前の2月上旬に行ったスキマスイッチ・コンサートでボーカルの大橋卓也に触れまくったこと、2人目の孫が生まれたことなど、いくつか諳(そら)んじていました。気が早い!

 ただ、振り返るとつい最近だと思っていたことがやけに遠い昔であったり、逆に随分前だと思っていたら今年のことだったなんてことがあったり、時間はあっという間に過ぎ去り記憶もあいまいです。

 冬至(12/21)に向かって日がどんどん短くなっています。暗くなるのが早いと、夕方の時間帯でも「遅くなっちゃったな」と勘違いしてしまうことがあります。また、帰宅時にどこかの家から暖色の電灯がカーテン越しに漏れてきたり、お風呂の石鹸の香りが漂ってきたりすると、ほんわかした気分になって家路を急ぎます。

 今年もあと1か月となりました。重大ニュースを考えるとともに、今年中に取り組んでおかなければいけないことのリストアップと実行に努めたいと思います。

130 温かいお風呂にあったかい布団(11/27)

 日曜日から冷え込みが厳しくなりそうな予報です。

 寒くなってくると、温かい湯船にゆったり浸かった時と天気の良い日に干した布団に包まった時の幸せな気持ちは格別です。ましてや次の日が休みだったりすれば尚更のこと。

 夜、同じくらいの時間に帰宅した日、風呂を沸かした後、「先に入っていいよ」とやさしいお言葉。でも、先に私が入浴すれば湯気などで浴室が温まって、寒さを感じなくて済むからなのかもしれません。

 風呂といえば先日、「頭は何で洗っているの?」と妻に改めて尋ねられました。

「剃った後は石鹸だけど2日目からはシャンプーだよ。なんで?」

「どのシャンプー?」

「この間まで使っていたトニックが無くなったから手前のやつ!」

「それは高いシャンプーだからもったいない」

 次の日には、場所が変わり、わたし用のボトルが用意されていました。ミリ単位の頭髪には、高級な商品はそぐわないようです。

  

 私の住む地域の学校では新型コロナにより休校中です。本校でも、家庭内感染が心配される事例が複数報告されています。幸せを感じられるのは、健康であってこそのこと!今晩もあったかいお風呂が待っている~(^^♪

129 男子が小用を足すとき…(11/26)

 自宅のトイレで小用を足すとき、あなた(男性)は立ったまま派?それとも座る派?私は座って用を足します。便器の内外への小便が飛び跳ねることによる汚れを少なくするためです。だって自分で掃除をしないので…。

 この座る派、ある調査(回答数155)によると約7割という結果が出ました。新型コロナウイルス感染症拡大後に着座してするようになった割合が大きく増えたといいます。

 過去に市内外を問わず小・中学校等を訪問する機会が何度もありました。便器だけでなく、掃除用具入れも開けてチェックしましたが、総じて「新旧問わず、トイレがきれいな学校の児童生徒は心が落ち着いている」ということが言えます。同時に学ぶ意識も高いように感じました。

 自分の家でなくても、後に使う人や掃除する人のことを思ってきれいに使いたいですし、掃除が行き届いて気持ちよく使える学校トイレでありたいと思います。今日帰宅してすぐに「じゃあ、2階のトイレ掃除は任すね」って言われそう。

128 晩秋から初冬へ(11/25)

 季節の移り変わりを示す動植物の変化を調べた「生物季節観測」を、来年1月から大幅に縮小すると気象庁が発表しました。これまで、例えばうめ・さくらの開花した日、かえで・いちょうが紅(黄)葉した日などの植物季節観測や、うぐいす・あぶらぜみの初鳴き日、つばめ・ほたるを初見日などの動物季節観測を統一した基準により70年近く行ってきました。

 観測された結果は、季節の遅れ進みや、気候の違いなど総合的な気象状況の推移を把握するのに用いられる他、新聞やテレビなどにより生活情報のひとつとして利用されてきました。

 しかし、近年は生物の生態環境が変化して、標本木の確保や対象動物を見つけることが困難になっているといいます。例えば、東京でウグイスの鳴き声が確認できたのは2000年が最後だといいます。

 季節の移ろいを教えてくれた鳥や虫たちからの便りが切り捨てられてしまうようで残念です。逆に、わずかな間に小さな自然を身の回りから失わせてしまう生活を続けてきたことに反省が必要です。だからこそ、関心を薄れさせない、季節の変化に敏感である、そうありたいと願います。

 私の場合、暑さも寒さも頭が最も敏感!雨滴感知にも最適な感度良好天然アメダスです。

 

127 美人AIキャスター登場!(11/24)

 韓国のテレビ局で「AI(人工知能)キャスターが登場した」と、先日の新聞にありました。キャスターの映像データをAIに学習させ、1000字程度の原稿を1分以内に映像として生成できるといいます。災害時にキャスターやスタッフ、機材の準備が間に合わない時でも速報ニュースが流せると期待されています。

 一方、ホンダ・レジェンドは、一定の条件下で、運転者がよそ見をしている状況でも全操作を行えるレベル3まで自動運転技術が高まったといいます。

 人間が表情豊かに語り、時にはアドリブを入れてこそ訴えかけるものがあると思う、古い頭の持ち主の私には現実味がなく受け入れがたいものがあります。。自動車も、自分でハンドル操作してこそドライバーとしての醍醐味があると考えてしまうのです。

 とっても美しい女性AIアナウンサーがMCを務めるバラエティー番組。新聞を広げて読んでいるドライバーの運転する車が、朝の国道14号を走り抜ける様子。どちらも、想像するとちょっと怖い気がするのは私だけでしょうか?

 国道といえば、今朝、段ボールに入れられたタヌキの死骸が道路沿いに置かれているという子供の情報で回収してきました。この周辺にもタヌキが出没するのですね。クマが人里に下りてくるのと同じ???

126 とんでもございません?(11/20-2)

 昨日いつもどおりに出勤して14号門を入ると、花ボランティアの中村さんが正面の花壇の土をならしていました。ガーデンシクラメンを植えてくださるためです。市川市新井方面から自転車で来てくださいますが、時刻はまだ7時半前。学校のために毎日のように植物の世話をしています。時には側溝の清掃まで。登校してきた児童がその脇を無言で歩いていきますが、あいさつと校地内の花を愛でる気持ちを忘れずにいてほしいと思います。

  

 さて、在宅中に時々スマホに着信があります。職員や施設など様々ですが、隣で妻が聞き耳を立てている場合があります。電話相手を怪しんでいるというわけではなく、私の話し言葉のチェックのためです。「とんでもございません」と無意識に言ってしまっているようで、それを指摘するためなのです。「また言った」とか「今日はよくできました」とか…評価が下されます。「とんでもございません」「滅相もございません」という日本語はなく、「とんでもない」「滅相もない」で一つの言葉なのです。使いたいなら「とんでもないことでございます」となるわけです。妻が隣にいると、変な言葉を口に出せなくて緊張してしまいます。丁寧さも大事ですが、普通に思いを伝える方がよいのかもしれません。同じことが『マスカレード・ナイト』(東野圭吾 著)でも、ホテルマンに扮した新田刑事にコンシェルジュの山岸尚美が指摘する場面が登場します。

 明日から3連休です。天気も安定しているようですが、新型コロナの感染拡大が続き、東京都は500人規模、千葉県でも3桁を記録しました。天気も安定しているようなので楽しみたい気持ちもありますが、行動制限をしようと思っています。

125 情報提供のお願い(11/20)

 【守屋浩(本名:守屋邦彦)さんの小(中)学校時代をご存じの方を探しています】

 守屋氏は歌手兼俳優でいらっしゃった、市川小出身の大先輩です!残念なことに、9月に81歳でお亡くなりになりました。この守屋さんの小(中)学校時代のお人柄を知るために取材したいと依頼が届きました。本校同窓会長、前会長、前々会長など確認をさせていただきましたが、ご高齢のためか現在暗礁に乗り上げております。

 これをお読みくださっている皆様のご家族(父母・祖父母・親戚)やお知り合いに、一緒に過ごしたという方がいらっしゃったらご紹介ください。今月中に情報をお寄せくださると助かります。

 ここに、守屋浩氏ってどんな方だったのか触れながら、先輩のご冥福をお祈りしたいと思います。

■1957年、スイングウェストのバンドボーイとして芸能界入りし、翌年、日劇ウエスタンカーニバルでデビュー。

■1960年の堀プロダクション設立後は同事務所に移籍。「夜空の笛」や「僕は泣いちっち」が大ヒット。また映画でも活躍。出演作は20本を数える。

■1976年からはホリプロダクション社員に転じ、同社の宣伝部長などを歴任。

■ホリプロタレントスカウトキャラバンの立ち上げに関わり、1976年の第1回(榊原郁恵と荒木由美子を発掘)では実行委員長を務めた。

■守屋氏はホリプロ(1990年再改名)創立当時より2020年時点に至るまで在籍した唯一のタレント。守屋氏の次に在籍年数が長いのは和田アキ子さん。

■2020年9月19日、静岡県内の施設で81歳の生涯を閉じた。 <Wikipediaより>

 私が生まれた年の前後4年連続でNHK紅白歌合戦にも出場していらっしゃいました。びっくり!

 そういうわけで、ご協力よろしくお願いします。

 

124 主体的な学びを目指して(11/19)

 プラタナス読書会の方による朝の読み聞かせが始まりました。本の種類や読む前の導入、英語版の併用など、様々な工夫が見られました。子供たちが聞く姿を想像していろいろ考えてくださっていることをうれしく思います。

     

 さて、随分前になりますが、6年生が理科の学習で、塩酸と水酸化ナトリウム水溶液に鉄やアルミニウムを入れてその変化を観察していました。中には変化の有無をノートに記録しただけで、それ以上に思考が進まない子も見かけました。観察や実験で大切にしたいのは五感。手触り、音、匂い、味、目に見えることなど、感覚をフルに活用して事象を見つめたいものです。こうしたことは1年生のアサガオや虫の観察などからすでに始まっています。葉のザラザラ感、長さ、数、色など…。

 五感の次は第六感です。「理屈では説明しがたい、鋭くものごとの本質をつかむ心の働きのこと」と言われますが、ここではそんな大層なことではなく、いわゆる事実から導き出される考えや新たな疑問と思ってください。でも、これこそが学びであり、学びの連続性です。先の実験で言えば、「この泡みたいなものの正体をつかみたい」「溶けたものが泡に変わったのではないか」「試験管が温かくなったことと関係あるかも」など、観察しながらどんどんノートに思っていることを書ける子が増えてほしいのです。そして、どうやったら確かめられるかを考え進めていくのです。

 与えられた餌(課題)をもらって食べている学習から、自分で餌を探す主体的な学習にスイッチできれば、自ずと勉強が自分の目的になって楽しさを感じられるのではないでしょうか。塾で学習が先に進んでいるからといって教室での学習をおざなりにする子と、真理を求めて学校でしかできない学びを大切にする子とでは思考・判断力・主体的な態度に大きな差が生じると思っています。後者の学びができる子、学びを提供できる学校に!

123 これからもポジティブに(11/18)

 3年生を担任する須見教諭が、葛南教育事務所長から「永年勤続者」として表彰状をいただきました。勤続30年を超えた職員に贈呈されます。コロナ禍のため表彰式が行われませんでしたので、昨日、職員全員で花束を添えてお祝いしました。

 簡単に30年とは言いますが、決して楽しいことばかりではありません。これは教員に限ったことではないはずです。辛いことにも正面から向き合ったり、折り合いをつけたりしながら生活するのは、程度の差こそあれ働く者も家庭を守る者も、子供も一緒。大変な場面の連続ですが、常に「ピンチはチャンス」という気持ちをもてるポジティブさを忘れずにありたいと思います。

   

 さて、「木通」の読み方は覚えているでしょうか。現在は、写真のとおり紫色になっています。このアケビ、熟して実がはじけるのはまだ先ですが、子供たちの心も学年に応じた成熟が進んでいるでしょうか?

 ところで、図書室そばのみかん、一番に色づいた1つが土曜日から行方不明!もぎ取られた後だけを残して…。捜索願いを出すかどうか思案中ですが、美味しかったかなぁ?そこが一番知りたい。

122 新語と死語(11/17)

 何年ぶりかで電子辞書の電池を入れなおして使えるようにしました。最近は文字や意味を調べるときに、スマホを使っていましたが、やはり電子辞書の手軽さに勝るものはありません。ただ、息子が高校生のころから使っていたものなので、10年以上経つ古さですが十分です。

 先日、国語辞典編集者の話を読む機会がありました。国語辞典に載る言葉の数は、小型のものでも6万から8万語に及ぶといいます。通常4~10年で改訂され、その間に収集する新語は1万語を超えるそうです。新しく載せる言葉があれば、逆に消えていく言葉もあります。最近の新語には「ディスる」「ぴえん」など様々。

 「新語」に縁がない代わりに、「死語」を口にする私は年寄り扱いされそうで怖い…。「とっくりのセーター」とか「襟巻き」とか普通に使ってしまうのです。このほかにも、「ナウい」「アベック」「チャンネルを回す」「だいじょうV」「カセット・レコード」「マブダチ」「余裕のよっちゃん」「冗談はよしこちゃん」「ヤング」など死語となった言葉はたくさんあります。

 平成の流行語大賞をみても、消えていった言葉だらけ。「おっはー、IT革命(2000年)」「チョー気持ちいい(2004年)」「アラフォー、グー(2008年)」「今でしょ~、お・も・て・な・し、倍返し(2013年)」「爆買い(2015年)」と続きます。

  

 今、当たり前に使っている言葉も、10年先には意味が変わったり言葉自体が使われなくなったりする可能性が大です。数年後のために、日記に書き留めておこうと思います。

121 良さを引き出し、心に刺さる言葉(11/14)

 今日は体育授業参観。学年ごとの入れ替えで不便を感じる場面もあるでしょうが、ご理解とご協力をお願いします。

 さて、「虹プロジェクト」と聞いて「知ってる!」という方もいらっしゃるでしょう。そして、1万人から選び抜かれた9人のガールズグループがNiziU(ニジュー)。この誕生に至るまでをテレビで見る機会もありました。去年の7月からオーディションが始まり、3次審査からは、総合プロデューサーのJ.Y.Park(パク・ジニョン)が直接審査していました。このプロデューサーが審査の際に一人一人にかける言葉は、古い言葉で言うと「くさい」。ただ、その人物の内面に迫り、心に刺さるコメントなのです。相手のよさを引き出だそうとサラッと言葉にできてしまうところはすごいの一言。でも、これは個人の感じ方の問題。その証拠に、妻は「何も感じないけど~」と。

短所がないことより、特別な長所が一つあることがもっと大切です。

*才能に恵まれていることは本当に素晴らしいこと。しかし、それを発揮できないのは本当に残念なことです。才能が夢をかなえてくれるのではありません。過程が結果を作って、態度が成果を生からです。

*「真実」は、隠すものがない人になれということです。カメラの前でできない言葉や行動は、カメラが無い場所でも絶対にしないでください。気を付けようと考えないで、気を付ける必要のない立派な人になってください。「誠実」とは、自分との戦いです。毎日するべきことをすることです。「謙虚」は、言葉の謙虚や行動の謙虚ではなく、心の謙虚を意味します。隣にいるみんなの短所ではなく、長所だけを見て心から感謝すること。それが「謙虚」です。

職業は夢ではありません。職業の先にある実現したいことが夢で、職業はそれを達成するための手段でしかありません。職業が夢になってしまうと、その夢を叶えた時に虚しさが訪れ、叶えられなかった時には劣等感に苛まれてしまいます。

 思春期の入口の子供たちにかけてあげたい言葉もあります。今日の子供たちをご覧になって、ご家庭ではどんな言葉をかけていただけるでしょうか?

 先述のNijiU、12月2日に正式デビューだそうです。

120 じっと火を見つめていたい!(11/13)

 寒くなってきました。秋から冬にかけて、焚き火をするには絶好の季節です。

 幼少のころから、ゆらゆら揺れる「炎」が大好きです。キャンプファイヤーの大きく燃え盛る炎ではなく、薪からチロチロ小さく立ち上がる火に幻想的なものを感じるとともに、気持ちがなぜか昂ります。時間を忘れて、じっと見つめていたくなるのは私だけではないはずです。キャンプで薪を燃やして暖をとったのはもう20年も前のこと。また行きたいなぁ。妻は蛾などの虫が苦手なので、もう一緒に行ってくれませんから、ソロキャンプしかない?

  

 いまさらながらに「火遊びすると、おねしょをするよ」と祖母に言われたことを思い出されます。今の子は、そんなことを言われたこともないのでしょうか。この「火遊び」と「寝小便」にはどんな因果関係が?

 この迷信が生まれた背景は、主に2つあります。一つは、おねしょという子供にとって最高のバツの悪さと家を失いかねない危険な遊びとしての火遊びとを結びつけて子供を戒めたという説。もう一つは、火遊びはたいがい暗くなってするので夜更かしになります。また、興奮冷めやらぬといった感じで寝つきも悪くなる。そこでよく朝起きられずつい寝小便、となってしまうという説です。

 火遊びは思いがけない事故につながります。でも、単に危険なものから遠ざけるのではなく、その正しい扱い方、便利さと怖さを実感することだと思います。

 ちなみに、ステイホーム期間にキャンドルの癒しに嵌まった芸能人も多いようです。学校では、集会委員会が作ってくれる飾り(例えば、写真のハロウィンなど季節感を大切に取り組んでいます)を毎日見て癒されている私です。

 

119 何でもすぐに忘れちゃう(11/12)

 本屋の新刊売り場に並んですぐ、『マスカレード・ナイト』(東野圭吾 著)を購入しました。出勤時の電車20分間が読書タイムですので、読み終わったのが1週間ほど前。前日読んでいた部分を復習しないと内容を忘れてしまうことも…。連続ドラマもしかり。前週までの内容を忘れていて、妻に確認して鬱陶しがられることも度々です。そういえば、先日児童とやったトランプの神経衰弱。全然覚えられずにボロ負けでした。まるで『ファインディング・ニモ』に登場する、「私、何でもすぐに忘れちゃうの(I suffer from short-term memory loss)」と言うドリーのようです。

  

 話は本に戻りますが、なかなか面白い内容でした。宿泊客に「木乃伊男(キノヨシオ」と名乗る人物が登場します。仮装に合わせた偽名なのですが読めますか?「木乃伊」で「ミイラ」と読ませるので、「ミイラ男」となるわけです。6日の給食には「巻繊汁(けんちんじる)」が出ました。こんな感じで読めない文字もたくさんあります。「三和土」、「海象」、「燐寸」、「螺子」、「兀兀」、「努努」…、いかがですか?

 さて、今読んでいる本は、妻に薦められた『定年オヤジ改造計画』(垣谷美雨 著)。意味深です。

 

118 何でもないことがうれしい(11/11)

 先週末に校長室ポストに「校長先生へ」という手紙を見つけました。全文紹介します。

 学校に井戸があることを先週の金曜日に知りました。私はイベント会社で、仮装中をやることになり、準備をしていた時です(仮装中とは仮装をしながら逃走中をやること)。変な鉄の板が2枚くっついていて、鉄の板についているとってがくさりでつながれていました。私はすごく気になって、いっしょに準備をしていたはるちゃんといっしょに少しだけ鉄の板を上げてみると、井戸があったのです。

 私は眼が悪くて見えなかったけど、はるちゃんが「中に砂がたくさん入ってる~」と言っていました。ちょっと学校の秘密を知った感じがしてうれしかったけど、「こんな不気味な井戸があるからお化けが出るんだよ~」と言い合っていました。ww

 ねっ、こうしたことを報告してくれる気持ちがうれしいでしょ?返事がまだでした。「ありがとう」

117 明日はポッキーの日(11/10)

 後期が始まって1週間。体育授業参観で披露する表現運動や競技に頑張る子供たち!疲れて甘いものを体が欲している…?

 さて、昨年、「世界で最も売れたチョコレートビスケット」は何でしょうか? 正解は、お馴染みグリコの「ポッキー」です。2019年に世界で最も売れた「チョコレートコーティングされたビスケット」としてギネス世界記録に認定されたと先月中旬に発表されました。売上額、なんと約622億円。

  

 ポッキーは1966年発売の商品で、世界各地で販売しているといいます。明日11月11日は「ポッキーの日」です。理由について説明の必要はありませんね。当初はチョコを全体にコーティングする予定でしたが、手が汚れるとの理由からコーティングしない部分を残す現在のスタイルが確立されたそうです。

 このギネス認定は今年の6月20日付。ギネス記念パッケージでの販売は10月27日にスタートしているようです。箱の右上に「世界売上No.1」と記されたものを探してください。

 歴代のポッキーを思い出せるだけ挙げてみます。好きなものは見つかるでしょうか。他社の類似商品があるので、間違っていたらごめんなさい。

■ポッキー極細  ■つぶつぶいちごポッキー  ■ジャイアントポッキー  ■いちごポッキー  ■アーモンドクラッシュポッキー  ■癒しのミルクポッキー  ■濃い深み抹茶ポッキー  ■夕張メロンポッキー  ■贅沢仕立てミルクショコラ

116 落ち葉焚き~、当~たろうか~♪(11/9)

 庭のジューンベリーやブルーベリーの紅葉がきれいです。市川霊園のイチョウ並木も最盛期を迎えています。本来なら10月末に日光修学旅行で中禅寺湖畔や戦場ヶ原のきれいな紅葉が見られたはずですが、今年は叶いませんでした。街路樹のサクラやケヤキも色づき始めました。

 先日の「天声人語」に、「木々の色づきにも順番があって・・・紅葉のリレーのようだ」とありました。絵のように美しい景色は眺めていて飽きません。ただ紅葉(黄葉)は素敵ですが、そのあとの落葉への対応は大変です。掃いた後からはらはらと舞い落ちてキリがありません。校庭のプラタナスも例外ではありません。ましてやデカい!用務員さんが毎日のように悪戦苦闘中!

 環境が整えば、落ち葉をかき集めた上に、子供たちが寝転んでふかふかの感覚を味わう体験をさせたいものです。また、育てたサツマイモを焼いて食べるなんてこともできます。焚き火だけだって十分秋を満喫できます。

 学校の暖房がストーブからエアコンに代わって久しいですが、「ストーブに当たる」「焚き火に当たる」機会が減って寂しい気持ちがします。

 今週は晴れマークがズラッと並んでいます。朝が寒くなってきますが、体育授業参観は秋晴れの下で子供たちの笑顔がはじけそうです。ワクワク!

115 保育・教育が危ない?(11/6)

 校庭に生えるオオバコで、「オオバコ相撲」で遊びました。小学生の頃は学校の帰り道で、大人になってからは我が子と遊んだことを思い出します。このほかにも、草笛とか笹船とか身の回りの植物等を使った遊びや花の蜜を吸う行為などを知らない子供や大人が多いかもしれません。

  

 話は少し逸れますが、先日耳にした話を一つ。

 今年度は、教育実習が行われなかったり、期間を短縮して現場実習をしたりする場合があります。ある保育園では実習生を受け入れたらしいのですが、3歳児への本の読み聞かせについて事前に学生から電話で問い合わせがあったそうです。

動物「○○という本を読もうと思うのですが、どうでしょうか?」

笑う「私はその本を読んだことがないのだけれど、どういう内容なの?文章は長いのかなぁ?絵がかわいくて園児の興味を惹きそうとか?」

動物「よくわからないんです」

驚く・ビックリ「えっ?手元に本があるんでしょ?」

動物「ありません。本屋さんに頼んではあるんですが…」

衝撃・ガーン「読んでいないの?じゃあ、どうしてその本がいいかなって思ったの?」

動物「絵本サイトの口コミで、お母さんたちに人気があったから…」

 園児に読み聞かせする本を、口コミを見て決めるという考えが理解できません。本屋や図書館など本を手にすることにできる場所はあるはずです。ショッピングサイトで商品を選ぶかのような感覚で保育や教育が行われる時代に?先述の遊びなども、実際に自分がやってもみずに「楽しいよ」と言うのでしょうか。耳を疑った話だったもので…。

114 また会ったね、タオル君!(11/5)

 今日は午後から就学時健康診断です。名簿上は約130人を予定しています。例年ですと、受付を終えた子供たちが10人グループになって、教員と一緒に教室を回って受診・検査をします。しかし、今年度は新型コロナ感染症対策で、保護者の方にお子さんと一緒に検査場所を回っていただくように変更しました。

 さて、先日「こんなこともあるんだぁ」という、どうでもよい出来事がありました。

 2週間ほど前、学校宿泊明けの帰宅時に乗った東武アーバンパークライン(聞こえはよいが、少し前の東武野田線)。船橋から乗った車両の座席にスポーツタオルが忘れられたまま置き去りにされていました。何となくその席には座りにくく、向かい側に座りました。その約4時間後、用あって柏に向かうために電車に乗ると、なんとあのタオルがまだあるじゃありませんか。椅子の脇の肘掛け?にかかってさみしそう。最初に出会った後、何往復したのでしょう?かつて夜遅い電車で見かけた、寝過ごして何時間も電車に揺られている酔っ払い(私)と似ている?夕日に照らされて哀愁が漂うタオル君との再会でした。

113 も~もたろさん、お腰に付けたキビ団子~♪(11/4)

 今日は、木枯らし1号が吹くかも?と言われていますが、後期の始まりです。

 さて、新聞に「桃太郎はなぜ三匹を仲間にしたのか」というJTの広告が掲載されたのを見た日、PCを検索していたら、「日本桃太郎会連合会」なる団体があることを知りました。桃太郎が鬼退治のお供に犬猿雉が選んだのには諸説あるといいますが、この団体のHPに掲載されていた2つを部分引用して紹介します。

【陰陽五行説】

 十二支を北から時計回りに並べると、鬼門(北東)・鬼ヶ島は丑寅の方角になる。鬼を抑える方角は裏鬼門(南西)となり、この方角は本来羊申となるが、羊には角があるので鬼の角と通じるので避けられた。こうして、鬼退治をする桃太郎のお供は申酉戌となった。鬼のイメージは丑の角、寅柄のパンツをはいている所から来ているとされる。

【儒教説】

 論語に「智の人は惑わず、仁の人は憂えず、勇の人は恐れない」とあり、孔子は智仁勇を大いなる徳とみなしていた。桃太郎のお供を考えるとき智仁勇に、親しみのある動物をあてはめることによって子どもにもわかりやすいお話にしようとした。

「智」⇒ 猿は、猿知恵というように知恵

「仁」⇒ 犬は、3日飼ったら恩を忘れないという仁徳

「勇」⇒ 雉は、火事の時自らの羽を巣に覆いかぶせ卵を守ることから勇気

 これに「健康」桃太郎のような元気な子、「富」きびだんごをあてはめ5つの徳がそろえば、人は幸福になると説く説がある。

   

 へーっと思いながら、それとは別に儒教説に書かれている「知仁勇」の文字に目が釘付け。だって、身近にあるからです。校長室には、故 髙橋國雄元市川市長直筆の額が飾られています。

  

 ちなみに、桃太郎には異なる3つの続編が200年以上前からあるらしいです。

112 前期が終わります(10/30)

 今日は前期の終了式。残念ながら、まだ直接子供たちの顔を見て話す機会は訪れません。今日の話を紹介します。家庭でも話題にしていただけると嬉しいです。ちょっと長くなります。 

 読書週間中に児童から届いた読書郵便の一つに「忘れても好きだよ おばあちゃん」という題名の本がありました。アルツハイマーのおばあちゃんと主人公のお話です。主人公の女の子は、おばあちゃんの病気をよく理解して、おばあちゃんを優しく支えているのです。

 気づかないだけで、アルツハイマー以外にも困っている人はたくさんいます。当たり前と思っていることでも、実はそうでないことを、「耳」を例にお話しします。

 耳の役割は?と尋ねられたら、ほとんどの人が「聞くこと」と答えるでしょう。「体のバランスをとる」という働きを答える人がいるかもしれません。その場でぐるぐる回ると、フラフラして倒れそうになります。真っすぐ走ることができることも耳の働きによるものです。

 私は、虫の声は聞こえません。音を聞き取る部分に障害があるからです。みんなには聞こえても私には聞こえない音をいくつか挙げます。例えば、蝉の声、ホイッスル、鉄琴やトライアングル、ハンドベル、電子音など。話し声も同じです。テレビでは字幕がないと内容の半分もわかりません。教室で皆さんの発表やつぶやきも、マスクをして口の動きが見えないので伝わっていないことが多くあります。

 この「聞こえが悪い」というのは、決しておじいさんやおばあさんだけの問題ではありません。世界では、3億6千万人もの耳に障害をもつ人がいて、そのうち10人に1人が子供だと言われています。皆さんの中にも、「聞こえにくい」とか「何度も聞き返してしまう」という人がいるかもしれません。人によっては「右は聞こえるけど、左の耳は聞こえない」という場合だってあります。でも、恥ずかしいことではありません。むしろ、相手に知ってもらった方が理解してもらえると思います。

  

 耳に困り感を抱える人がいた場合、それを助けてあげられるのは周りの人の気持ちと行動です。「はっきり、ゆっくり話す」「聞こえる方の耳から話す」「紙に書いて見せる」など、できることがあるのです。そうしたことで、聞こえなかったことが「わかる」につながることが増えていきます。

 耳の障害以外にも、目や手足、言葉などで困っていて理解してほしいと思っている人はたくさんいます。また、自分の心をうまくコントロールできないために、ほかの人から見ると変な行動をとっているように見えてしまう場合だってあります。

 皆さんが当たり前に聞こえる、見える、行動できると思っていることの中にも、ちょっとだけ心配りやお手伝いを必要とする人がいるということを覚えておいてください。

 

111 空の模様を楽しむ(10/29)

 すさまじき 雲の走りや 秋の空(正岡子規)

 旗雲と 飛行機雲と 秋の空(山口青邨)

 秋の雲 はてなき瑠璃の 天に満てり(山口誓子)

 不揃ひが 心安らぐ 秋の雲(林雄次郎)

  

 「秋の空」や「秋の雲」を季語とする俳句がとてもたくさんあります。私たちの心を動かす美しさや繊細さ、多様な変化があるからかもしれません。「うろこ雲」「いわし雲」「さば雲」「ひつじ雲」なども秋の季語です。天気のよい日は、草むらに横になってそんな雲々を眺めていたい気がします。

 空を見上げることが少なくなったのはいつからでしょう?青空のない日には、妻が買った雲の写真集を眺めてみます。月も美しい季節です。満月に向かう姿が今晩は拝めそうです。

110 貴方は本当にライムなの?(10/28)

 先日、道の駅でライムの苗を安く手に入れました。レモンのような黄色の実が4つ生っています。家で育てる柑橘類は、これで5鉢目です。レモン3種とキンカン、そしてライム。キンカンは義母が食べた実の種を植えたもの。約10年の年月を経て、今年初めて実をつけました。

 さて、購入したライムがあまりにもレモンに似ているので、疑り深い妻は「1個収穫して、香りと味で確かめよう」と言います。その日はジントニックにライムを添えて…。「黄色くなっているからかよくわからないなぁ。来年、まだ緑のうちに摘んでみよう」ということで、ライムかレモンかは来年まで持ち越し、保留となりました。「絶対ライムだよ」と言いきれる味覚を持ち合わせていない私はダンマリ!

 酒で思い出しましたが、テレビ放映されている『あてなよる』という番組を録画して観ています。創作料理とそれに合う様々なお酒を料理研究家とソムリエとが紹介していきます。先日は「レモンサワー」がテーマでした。例えば、早摘みレモンの皮を摺り下ろして入れるなど、発想が柔軟でお酒も料理もおいしそう!夕食を食べながら画面の料理や酒を「おいしそう」と言うのも憚られますが、妻もそんな顔をしているので、まっいいか。

  

 以前紹介した図書室前付近のミカンは黄色く色づいています。でも、「木熟」までガマンガマン。その脇のユズも元気です。まるで獲物を狙うかのように日々観察中。

109 盛りのついた猫の声?(10/27)

 ウクレレ教室に正式に通い始めました。先日は、「乾杯」(長渕 剛)をコードで弾くレッスン。コード進行がスムーズにいきません。家に帰ってからも復習と次回進むと思われる箇所の予習に精を出しています。音色がかわいくて、少しだけ楽しさを感じながら、こんなに熱を入れて練習をきちんとすることっていつ以来だろうと思ってしまいます。そのせいで、左手の人差し指、中指、薬指の先っぽには弦ダコができています。

 この「乾杯」を毎晩のように演奏しながら気持ちよく歌っています。「弾き語りはしないでよ!」と言っていた妻も大目にみてくれているようです。それとも歌に聞き惚れている?ありえません(キッパリ!)。だって、日曜日に階段を上ってきて、練習部屋を覗いた妻が発した言葉は次のとおりでしたから。

「何の声?」

「なぁんだ、盛りのついた猫かと思った」・・・ひどい心配・うーん

 

108 あ~る~こう、歩こう~♪(10/26)

 3人1チームで1か月に歩いた歩数を競うイベントの大詰めを迎えています。教職員を対象にした千葉県のイベントですが、本校から申し込んだのは「チーム美女」と「チームハチ」の2チーム。しかしながら「チームハチ」は落選!やる気満々だった私は「え~っ」という声とともに落胆。でも、賞品はもらえないものの記録だけは受け付けてくれるらしいとわかり、校舎内でせこく歩数を稼いでいます。

 10月1日から末日までの1か月間、「チーム美女」に負けないようにそれぞれが歩いたり走ったり。ただ、大きな目的は「健康の維持・増進」ですから勝ち負けは二の次…?いやいや、やる以上は勝ちたい!まるで大きな子供です。

 えっ、それぞれのチーム構成員?それは、ヒ・ミ・ツ! 

107 安物買いの銭失い(10/23)

 肩こりとは何十年という長~い付き合いです。塗り薬や貼り薬などいろいろ試しました。スーッとして楽になったかなと思っても、時間が経つと元どおり。時には、腕が上がらないときがあったり頭痛に悩まされたり。

 私が小学生だった頃は祖母や母の肩もみをよくしたものです。「この肩をもいでしまいたいくらい」と言っていた気持ちが、大人になってわかりました。私の場合、子供が小さかった頃は、肩甲骨周辺に両足で乗ってもらって「肩踏み」を頼みました。誕生日プレゼントに、手作りの「肩もみ券」や「肩踏み券」をもらったなぁと懐かしさもこみ上げます。

  

 2年前にネックレス状の医療機器に出会い、肩こりが緩和されたというか肩こりをほとんど感じなくなったのです。昔、肩踏みをしていた息子が肩こりするというので貸し出しました。効果があるのか返ってきません。仕方なくプレゼントしたことにして、ネットオークションで同じものを安く購入!これが、どうもまがい物。効きません!「安物買いの銭失い」とは、まさにこのことです。お気を付けください!

 勇気を振り絞って告白した後、妻にたしなめられたのは言うまでもありません。

106 トーストの食べ方?!(10/22)

 朝食は、ごはん派ですか?パン派ですか?我が家は基本「ごはん」。腹持ちがよいからです。たまにトーストが出る場合もあります。ジャムなどを乗せていたりピザトーストだったり。

  

 問題はその食べ方です。私の場合、トーストの上のジャムやトッピングが落ちないようにトーストを半分に折ってしまう癖があります。長方形になるような折り方よりも、三角形にしてしまいます。その方が角を口に入れやすく、こぼれ落ちることも少ないからなのですが、「またやってる」「やめてよ、その食べ方!」と妻に言われます。昭和のおじさん丸出しだというのです。ほかの人と出かけた際に、トーストが出されて食べる様を心配しています。「大丈夫、ほかの人の前ではやらないよ」と言いながら、長年染みついた行為は無意識に出てしまうのでドキドキものです。

 父や祖母は、トーストを牛乳に浸したり、目玉焼きの黄身に付けたりしていたっけ。そうそう、煮魚などの甘い汁が器に残ると、そこにご飯を入れておいしそうに食べる姿も思い出した!