校長の部屋

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159 カップ麺(1/25)

 金曜日の夕方から股関節から腰にかけてひどい痛みがありました。寝返りすら打てないので土曜日に受診。3時間待たされて、軽度の神経痛という診断です。寒さのせいで、硬い身体がさらに硬直して神経痛に?トイレでしゃがめない、靴下や靴が履けない、情けない!

さて、児童にも感染者を出し、午後になって学級全員を保護者引き渡し、あるいは学級閉鎖を行いました。全国で猛威を振るう新型コロナウイルスの「オミクロン株」は、感染しても無症状であったり軽症にとどまったりするケースが目立つようです。したがって、知らない間に周囲に広げてしまう怖さがあります。今後も同様の対応をせざるを得ない状況が予想されます。何より、誰が感染してもおかしくないということを自覚しておく必要があると考えています。

 災害も含めた、こうした有事に備えて、カップ麺は便利です。新しく買っては貯蔵する古いものから時々食べています。また、無性に食べたくなることがあるのですが、なぜでしょう?

 お馴染みのカップヌードルにちょい足しするとさらにおいしく感じるというアレンジレシピが日清食品のサイトに公開されています。例えば「ワサビ」、「酢とラー油」、「レモンと粗挽き胡椒」等が紹介されています。さらに、カップヌードルを使った炒飯やお好み焼き、たこ焼き、ナムル、茶わん蒸し、果てはみたらしアイスの作り方まで…。以下は、みたらしアイス!

Step 1 麺と具材はおいしく食べて、スープだけを残す

Step 2 これに片栗粉大さじ1杯、砂糖大さじ2杯を入れてよく混ぜる

Step 3 電子レンジ調理に対応した容器に移しかえて、500W30秒加熱して混ぜてとろみをつける

Step 4 ある程度冷めたら、バニラアイスにかける

 いかがですか?挑戦してみます?アイスは体を冷やすから神経痛の大敵かもしれませんが、「なかなか美味しいよ」とご報告くださればトライしてみようと思う弱気な私です。

158 学校から消え去ったモノたち(1/24)

 読売KODOMO新聞(1/13号)に、時代の変化に合わせて姿を変える学校の「今」と「昔」の特集が掲載されていました。

 年度内に下学年でもタブレットに慣れることから始めていきます。一人1台のタブレットが進み、上学年では教室を覗くと様々な活用の様子をみることができます。そんな中で、消えていったものを紹介していました。「OHP」「アルコールランプ」「わら半紙」「座高測定器」の4つです。

 ①「OHP」は、透明シートに書かれた図や文字を拡大してスクリーンに映し出す装置で、オーバーヘッドプロジェクターの略。かつて視聴覚室には10台近くありましたが、教室の固定式スクリーンとともになくなりました。

 ②「アルコールランプ」で理科実験をした世代は、マッチを擦ってランプの芯の下から上へ動かしながら着火する方法を教えられたはず。事故も時々報告され、今では簡易ガスコンロにとってかわられました。マッチを擦れない子供(大人も)はいっぱいいるでしょう。そういえば、実験で使うガラス製の撹拌棒。ビーカーとぶつかった際に割れないように先端に黒いゴム管をつけてありますが、これを持ち手だと勘違いしている実験場面にも最近出くわしました。

 ③「わら半紙」は薄茶色の更紙です。配付される紙はすべてわら半紙だった時代は、尖った鉛筆や消しゴムですぐ破れてしまいました。中質紙のほうが安くなると使われる頻度が減っていき、今学校には皆無です。

 ④「座高測定器」は今、女子更衣室の片隅で身を潜めています。身長の割に座高が高いと、短足と言われたものです。意味がないという理由で、2016年に測定が廃止されたのです。

 子供たちが大人になった頃には、現在の学校の最先端であるタブレットやPCだってどうなっているものやら。うかうかしてはいられない?

157風化させない(1/21)

 コロナ感染者が急増して不安が募る一方で、様々な事故や事件も報告されます。自暴自棄になって他者を巻き添えにする事件も後を絶ちません。いろいろな出来事から教訓を得たり、取り組みの見直しを図ったりしていますが、何年、何十年と時を経ることで忘れてしまいそうになることもたくさんあります。

 「風化させない」という言葉が、ご遺族や関係者から聞かれることが度々あります。直近では、27年が過ぎた阪神淡路大震災(1995)が挙げられます。東日本大震災(2011)や福島原発事故、520名余の犠牲者を出した日航機の墜落事故(1985)、過労や飲酒によるバスやトラックの事故、107名の死者を出した福知山線脱線事故(2005)、地下鉄サリン事件(1995)、戦争や原爆被害など数え上げたらきりがありません。

 学校はどうでしょう。池田小での無差別殺傷事件(2001)やいじめ、差別問題、児童の交通事故、教職員の不祥事など、自分事として組織で常に取り組む必要のある事案がたくさんあります。事件や事故が起きるたびに振り返る、思い起こすことが大事だと考えます。そして、何か事件が起きなければ動かないのではなく、何も起こらないように動く。「先手必勝」「攻撃は最大の防御」に努めます。

 こうしたことは、家庭内でも当てはまるかもしれません。小さなことかもしれませんが、忘れてはいけないことがいっぱいあるはずです。私自身、いろいろやらかしますが、同じことを繰り返しては、学ばない姿勢を叱責されます。「喉元過ぎれば…」となってしまいがちな自身を反省です。ん?今、「本当?」「口先だけ」という声が聞こえた気がしました。耳鳴り?幻聴?誰かの生霊?

156 大寒の候(1/20)

 新しいドラマ番組が目白押しの今日この頃。そんな中、菅田将暉さん主演『ミステリーという勿れ』が始まっています。初回で、「毎日ごみ捨てを手伝っているのに…」とぼやく男性刑事は、奥さんから愛想をつかされている様子。これに対して、「家にごみ箱はいくつありますか」「それぞれのごみ箱からごみ袋に分けて集めるところからごみ捨てが始まるのです」と淡々と返します。「やってあげる」という感覚自体が、「自分の仕事ではない」と放棄しているようなものなのだと、胸に突き刺さりました。

 さて、今日は大寒の入り。立春まで一年の中で最も寒い時季というわけです。この寒さのせいなのか膝が痛みます。ランニングがあまりできていないためか、ストレッチ運動の不足かわかりません。教室を巡回しながら廊下で膝の屈伸運動をしている姿を見かけたら、労りの声をかけてやってください。また、左手指が思うように動かず、ウクレレのコード進行が覚束ないのです。これは寒さのせいではなく、脳からの信号伝達に支障をきたしているかもしれないという危機感!

 どんなに寒くても、毎朝、半袖Tシャツと短パンで登校する児童がいます。そういう子を見ると、なぜか嬉しさが込み上げます。ただ、どうあがいても今の自分には無理(きっぱり)!しっかり着込んでから校門へ出ていきます。そして、子供たちと行き交う人みんなに元気な挨拶をしてきます。

155 懐かしの力士&レスラー(1/19)

 私の祖母は、相撲とプロレスが大好きでした。一緒にテレビにかじりついていましたから、必然的に力士やレスラーの名前を覚えていきました。

 現在、初場所が終盤を迎えますが、幕内力士は42人。うち外国人力士は9人で、その割合は20%を超えています。モンゴル6人、ブルガリア・ジョージア・ブラジル各1人。幕下以降を含めれば、世界中から力士が集まっていることがわかります。

 近代化されてから大相撲には300年以上の歴史があります。長くは日本人力士だけで歴史が作られてきましたが、そこに風穴を開けたのが、「ジェシー」の愛称で親しまれた「高見山」です。館内放送で「ハワイ・オアフ島出身」と流れる声は今でも鮮明に思い出せます。インタビューやコマーシャルでも人気を集めました。その後、「小錦」「曙」「武蔵丸」とアメリカ勢が隆盛してきたのです。そして、2000年代からはモンゴル勢の台頭・活躍は記憶に新しいと思います。

 一方、プロレス界では年末に「ストロング小林」が亡くなりました。知らない方も多いでしょうが、「アントニオ猪木」との一戦はプロレスの歴史を変えたともいわれるものでした。グレート草津、ジャイアント馬場、アンドレ・ザ・ジャイアント、ジャンボ鶴田、スタン・ハンセン、ブッチャーetc。また、様々な技の名前も結構覚えています。「ジャーマン・スープレックス」「パイルドライバー」「ワンハンド・バックブリーカー」…、格好良かったなぁ。意味なく朝から懐かしさに浸ってしまいました。(敬称省略ごめんなさい)

154 今年の箱根駅伝から(1/18)

 長距離ランナーのスピードは3分/km。私の走る速さの倍ですからダッシュみたいなもの!そして、時の流れの速さ(早さ)にも驚きを隠せません。箱根駅伝からもう2週間以上が過ぎてしまいました。

 この駅伝のスタートで、選手のランニングシューズに目が行ってしまいます。未だに『陸王』(池井戸潤 著)の影響でしょうか?選手20名の3分の2は、オレンジ色のナイキ製に見えます。長距離では厚底シューズ主流となり、裸足のアベベは遠くなりにけりといった感じです。ただ、昨年のナイキ一強にアディダスやアシックスが割り込んできたといわれます。ちなみに、優勝した青山学院大学はアディダス。私もそろそろシューズを新調したいと思いますが、厚底ってどんな感じなのか知りたい気がします。

 さて、この箱根の話題の一つになったのが、駿河台大学の師弟襷リレーです。埼玉県の中学校体育教師が心理学を学ぶために休職して大学に編入、その陸上部で元教え子に再会したというもの。偶然の重なりではありますが、それを実現させた本人の努力と監督の思いにドラマを感じてしまいます。

 箱根駅伝も2年後は第100回大会!さらにスピードレースとなりそうな予感が…。同年には市川小も150周年記念行事を開催する予定です。

153 憧れの乗り物(1/17)

 年明け後に、仙台へ出かける用事がありました。東北新幹線「はやぶさ」を使うと、東京を出発して上野・大宮・仙台の順に停車するだけ。到着まで1時間半とはあっという間です。帰りの車両は「こまち」でしたが、座席配置が違うことを初めて知りました。「はやぶさ」は横に2+3列、「こまち」は2+2列なのですね。車両幅が違うことによるようで、「こまち」の場合は、ホームと車両の間に黒い板が渡してありました。でも、座席の横幅は「こまち」の方が少しゆとりがあるみたいです。この「はやぶさ」と「こまち」が連結されて走る姿も面白い。20年くらい前に新潟に行った時に乗った新幹線は2階建てでした。「ひかり号」の世代にとっては、どの新幹線でもあこがれの乗り物なのです。

 スーパーカーも同様にあこがれでした。ランボルギーニやフェラーリなど、未だに見ると振り返ってしまいます。スーパーカー消しゴムも集めました。今は、格好いいなぁと思うと、優に1~2千万円を超える時代です。高嶺の花、分不相応…。

 サイドミラーもミラーレスに移行していく中、変な形のミラーを付けた車(写真)を見かけました。まるでマジックペンが突き出しているようで、どこかにぶつけて壊れた残骸かと思ったほどです。2018年の秋にレクサスが世界初のアウターカメラを搭載したとのこと。ということは、3年以上前?知らないまま技術が進歩していきます。

 

 漫画『頭文字D』は有名ですが、私の場合は『サーキットの狼』(池沢さとし)が好きでした。いくつになっても速い車にはあこがれがあります。と書いても、興味のない人も多そうです。車なんて走れば何でもよいと考える人もたくさんいらっしゃいますから…。

152 迷い(1/14)

 相変わらず、中山七里の作品に凝って読んでいますが、年末に読んでいた『切り裂きジャックの告白』には、「市川市市川3丁目」という記述が…。犯人の本籍地として登場したのですが、びっくり!

 話は全然違いますが、冬は鍋物のおいしい季節。本場のもつ鍋を食べたいと思いますが、スーパーにはキムチ鍋、カレー鍋、トマト鍋、豆乳鍋、寄せ鍋など、鍋スープの素がまぁあるわあるわ、所狭しと並んでいます。我が家も夕飯のメニューに迷ったときは、白菜を買って「鍋にしようか」という感じです。でもたまに、鍋の素を使わない水炊きが食べたくなります。〆はご飯かうどんか、あるいは餅か…?こんなこともうれしい迷いです。

 さて、2年前に作った名刺が、年末をもって底を突きました。前のPCに入れたソフトは、現在のPCには使えず、かといって新しいソフト購入の必要性を感じない。というわけで、スマホだけで簡単印刷できるものにしました。思ったものには程遠いのですが、気にしない気にしない。だって、貰った人も気にしていないでしょうから。年度末までにどれだけ使うだろうかとここでも迷い、まずは10枚だけプリントアウト!一昨日の来客で1枚使用しました。

151 真っ赤(1/13)

 石垣島では田植えが始まったという報道を聞き、冬真っ只中の千葉県では驚きです。

 ところで、千葉県のキャラクター「チーバくん」は何歳?実は、一昨日の1月11日に15歳になったそうです。2010年に開催された千葉国体のマスコットキャラクターとして、2007年に誕生したのです。様々なものに使われて、真っ赤な姿はいろいろなものに見られます。

 さて、真っ赤なチーバくんが元気を与えてくれるように、冬は赤い実が鮮やかに見えて、温かみを与えてくれます。南天や千両、万両などの赤い実は、花瓶で生き生きと彩りを添えてくれます。庭では、その実を小鳥たちが辺りを気にしながら啄んでいる様子が窺われます。この季節に自然界に赤い実が多いのは、目立たせて鳥に「ここにおいしい実があるよ」という信号を送っているからと言われます。自分では動けない植物が、種子を遠くに運んでもらうための進化の一端です。みかんをオリーブの木にぶら下げておくと、小鳥たちはそれを食べると同時に糞をしていきます。この糞にほかの植物の種子が含まれているため、春には何だろうと思う植物の発芽に気づきます。

 私たち大人が、子供たちの気を引くように仕掛ける「赤い実」は何なのでしょう。自分たちで食べさせ、解釈してそこから発芽するものにこそ意味があるはずです。だからこそ、この「赤い実」はより進化しなければなりません。そのためには、私たち大人も進化(成長)が必要だと思うのです。

150 新しい可能性の発見(1/12)

 「パジャマスーツ」(AOKI)ってご存じですか?テレワークが普及して、スーツの需要が激減する中で開発された、在宅勤務に対応した商品とのこと。パジャマのリラックス感とスーツのきちんと感をミックスしたもので、オンライン会議でも着られる服だそうです。大ヒットの裏側には、30代前半の広報室長の努力があったといいます。新しいことにチャレンジするには勇気がいります。「前例がない」「できるわけがない」という厳しい意見もきっとあります。でも、前例はつくるものですし、最初からできないと決めつけて何もしなければ、新しいうねりは生まれません。

 この広報室長は、インタビューの最後に次のように語っています。“かつて新店舗出店などで苦労したからこそ、やり抜く力がつき、粘り強い広報ができたように思います。頑張ればいずれ結果が出て仕事が好きになり、得意になる。こうした成功体験が、自分の新しい可能性の発見につながります。皆さんが、自分を成長させてくれる企業に出会えるように祈っています”と。

 最後に、がんばる勇気をくれる言葉を3つ。

 (1)「勝つ意欲」はたいして重要ではない。そんなものは誰もが持ち合わせている。重要なのは、「勝つために準備をする意欲」である。(バスケットボールコーチ)

 (2)失敗?これはうまくいかないということを確認した成功だよ(エジソン)

 (3)努力して結果が出ると、自信になる。努力せず結果が出ると、おごりになる。努力せず結果も出ないと後悔が残る。努力して結果が出ないとしても、経験が残る。(Who?)

 早ければ10年後に社会人となる子供たちですが、ぜひとも「意欲・行動・自信・創造のサイクル」(学校教育目標の副題)を意識しながら、生活や学習に取り組んでほしいと願っています。