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校章のデザイン

 本校の校章は、ある「瓦」の文様をモチーフとしてデザインされています。

 写真の瓦は、下総国分寺で8世紀頃(奈良時代)に実際に使われていた「軒丸瓦」(のきまるがわら)で、現在市川考古博物館に展示されているものです。

 本校校章のモチーフとなったこの瓦の文様は、「宝相華文」(ほうそうげもん)といい、中国で隋・唐の時代に作られた創作文様で、日本では他の寺院ではほとんど見られることのない珍しい文様だそうです。

 現在も下総国分寺では宝相華文の瓦が使われているというので訪れてみました。

  ☝ 山門

  ☝ 本堂

 

 下総国分寺は、長い歴史の中で何度か消失したとのことですが、現在の「山門」や「本堂」の瓦をよく見てみると・・・

 確かに宝相華文です。

 本校がある国分地区は、奈良時代に国分寺や国分尼寺等が置かれ「下総国」(現在の千葉県北西部及び北東部、東京都東部、茨城県南西部一帯の地域)の政治的中心地であったことから、多くの史跡や歴史的資料が存在します。

 国分寺の瓦が長い年月にわたってこの地区を見守ってきたように、本校の校章もきっと生徒たちを温かく見守ってくれていることと思います。

 

【今日の給食】(11月8日)

 麦入りご飯、サバの味噌煮、柚子香漬け、けんちん汁、牛乳でした。