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長距離走

 3年生の保健体育の授業では、「長距離走」が行われています。

 校庭には周回コースが作られ、生徒は1回の授業につき20~25分間、各自のペースで走ります。

 3年生の長距離走授業のテーマは「自分の心やコンディションと向き合って走ろう!」で、生涯体育を意識した視点も含めながら実施しています。

 授業の様子を見に出てみると、校庭に流行りの音楽が流れています。

 これらの音楽は、生徒一人一人が好きな曲をリクエストし、担当教員がそれらを取り寄せて流しているもので、生徒たちは「自分の好きな曲をイヤホンで聞きながら」というイメージでリズミカルに走っています。中には自分のリクエストした曲が流れると歓声を上げ喜んで走っている姿も見受けられます。

 これまでの長距離走の授業は、心肺機能の向上や精神面の強化を目標の前面に出し、生徒たちは体力と精神力の限界に挑むという姿が多くみられましたが、この授業では苦痛に耐えているという雰囲気がそれほど感じられません。決して力を抜いているわけではなく、自分の体力やコンディションと向き合い、走ることに親しみながら参加しているような雰囲気を感じます。

 走ることの健康面への効果や、走ることによって得られる爽快感、達成感は大きく、街中やフィットネスクラブ等では走っている人を多く見かけます。毎年4万人近くの人が参加する「東京マラソン」出場への抽選倍率も、昨年は12倍を超えるほどの人気ぶりです。

 大切なのは、「自分の目的に合った走り方をすること」「走ることに親しみ、継続できること」だと思います。

 とはいってもさすが中学生、長距離走の授業となって6時間目となるこの日は、俊足の生徒も以前より増えていたように思います。

 

【今日の給食】(11月26日)

 ごはん、お好み焼き風卵焼き、キャベツの塩昆布和え、さつま汁、牛乳でした。