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学習の様子
「対話」を学ぶ、全校一斉授業
立場の異なるさまざまな価値観を持つ人が同じ組織で活動する中で、スムーズに活動を進めるためには、お互いを理解し合い、チームの全員が同じ目標に向かっていくことが必要…
でも、現状は価値観の違いやコミュニケーション不足などからチーム内で誤解が生じ、活動がうまく進まない場面が増えている。
ということで、「対話」を通して、学校に関わる全ての人がお互いを理解し、力を発揮し合えるような状態をつくり、困難な場面があっても共に乗り越えて、より良い学校や教育を継続的につくっていけるようにすることを目的とした、全校一斉のオンライン授業を実施しました。
NPO法人「学校の話をしよう」に基礎講演、ファシリテーターをお願いして「対話」のスキルを学び、これからの学校生活を考えるきっかけにする…という内容です。生徒だけでなく、学校に関わる全員が対象の取組なので、教職員も参加し、保護者にも参加を呼びかけました。
ファシリテーターと各教室をオンラインで結び、「対話する意義」「対話の本質」についてじっくり考えた後、グループに分かれて「対話トレーニング」のワークショップを体験します。
4人組のグループを作ってから、提示された課題に対して「賛成」「反対」に分かれます。
今回の課題は「人がやっている接客の仕事をロボットに変えていくことは必要か?」です。
まずは「儀礼的な会話(ダウンローディング)」の体験。肯定派は一方的に自分の意見を主張し、懐疑派は聞いているふりだけして質問も何もしない…
次は「討論(ディベート)」の実践。どちらの意見が正しいかを証明すべく、肯定派は価値や魅力を主張し、懐疑派は違和感などについて反論。どちらも本音を話し、客観的に判断するように聞く…
3つ目は「内省的な対話(ダイアログ)」。すべての人が自己内省的に話をし、聴く。相手の考えの背景、具体的な経験談、想いを訪ねたりしながら、受容的・共感的に聴く…
そして最後は「生成的な対話(プレゼンシング)」。こだわりや信念は脇に置き、自分にできることやアイディアを考え、仮設でよいので考えたことをどんどん出していく…
4つのモード、それぞれ経験する度に、「どのようなことに気づいたか」「どんな気持ちになったか」を書き留めておいて、全ての体験が終わった後、共有しながら話をし、日常に繋げていきます。
どのクラスもとても活発にワークショップに取り組み、たくさんのことを感じている様子でした。
この体験を通して、この後二中生がどんな風に変わっていくのか、二中の取組にどんな風に活かされ、より充実したものになっていくのか…とても楽しみです。
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