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学習の様子

全校道徳 

生徒会が年間を通して取り組んでいるSIC(ストップいじめキャンペーン)の一環として、「いじめ」をテーマに全校道徳を行いました。

「道徳」といっても企画・運営・進行は生徒が行い、先生はあくまで見守りと補助にまわり、全ての二中生に自分事として「いじめ」について考えてもらおうという活動です。

全学級をリモートで繋ぎ、初めに生徒会本部の生徒が、「いじめとは…」と投げかけ、この活動の趣旨や本日の流れを説明します。

これまでのSICの活動やアンケートから、二中にとってのいじめ対策は、「うみ出さない」「気づく」「癒す」の3つの要素が必要だと考えたとのことで、それぞれの学級で3つの要素のうち1つを選んで話し合っていく…という流れのようです。

まずは、選んだ要素に関する動画(脚本・演出・出演…全て二中生による完全オリジナルです)を見て、一人一人が考えたことをワークシート(これも生徒に手によるオリジナル)に記入し、それをもとにグループで話し合い、さらに学級全体で意見をまとめます。

各クラスの進行は、事前に生徒会から説明を受け、趣旨や流れをよく理解している学級委員が行います。生徒会本部の生徒も学校全体を回って各クラスの様子を確認し、必要に応じてサポートします。

動画は実際の学校生活でありそうな(もしかしたら既に実際に体験してそうな)ストーリーや、二中の先生や生徒へのインタビューなので、自然にいろいろな考え方や意見が出て、どのクラスの話し合いも活発なものになっていました。

先生は一切口出ししないので、いわゆる優等生的な意見だけではなく、「自分だったらこうしてしまうかも…」といったホンネの意見もたくさん出てくるのですが、そういう所もこの活動の大きな意義だと感じます。

最後は、各クラスから出た意見を、「うみ出さない」「気づく」「癒す」の3つの要素にわけて全校で発表し合い、みんなの意見をシェアします。

生徒会の力、二中生の力を改めて感じる素晴らしい取組でした。いじめについても、自分事としてホンネで考えることで、考え方や意識が深まる、大切な時間になりました。

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