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284_昔おなじみ、でも今は…(26.9.3)

 昔の学校健診の項目にあった「座高」測定。身長に対して座高が高いと、「足が短い」といじられたものです。この測定の歴史は古く、戦前から行われていたといいます。目的は内臓の発育を見るためだとか。

 また、私は蟯虫検査や検便の経験者です。検便は軟膏を入れるような丸い容器に、割りばしでうんこを入れました。朝、便が出ずに親兄弟の糞便を提出した人がいる可能性も否定できません。当時検出率がかなり高かった回虫や鉤虫を調べるための検便です。そして、ある頃からぎょう虫検査用の尻穴に貼る検査シートに切り替わりました。キューピーのような天使のイラストが懐かしいこのシートは、両面で2回採卵式でしたが、やはり忘れてズルする者はいたはず。10年ほど前の文科省保健統計調査では、寄生虫卵を保有する小学生の割合が0.1%だったといいますから必要性がなくなったことによる検査消失のようです。

 

 このぎょう虫が人間に寄生すると、肛門周辺に卵を産み付けて強い痒みが生じます。その尻を触った手や下着、寝具を介して感染が広がるのです。家族間でうつりやすいので、誰かにぎょう虫が見つかると、家族みんなで検査・治療を受けたのでした。

 60~70年ほど前の日本でぎょう虫が寄生する人が多かったことを考えると、現代でも大災害によりインフラが止まり、衛生環境が悪くなれば再びぎょう虫のような寄生虫も増えてくることが想定されます。油断しないことが大事なのかもしれません。

 長期休業明けの発育測定は今日明日で行いますが、子供たちの成長の度合いを測るものであるとともに、時には病気の早期発見にもつながる大事なものなのです。また、9日まで生活リズムチェック週間です。睡眠・食事・運動・メディアコントロールについて考えるよい機会です。