校長の部屋

2020年12月の記事一覧

145 漢字一文字で総括すると?(12/18)

 今日はなんだか忙しくて、検食しながらの書き込みです。

 今年も半月を残すばかりとなりました。14日に発表された「今年の漢字」は予想に違わず『密』でした。「密閉・密集・密接」を回避する一方で、「親密」と「緻密・綿密」も大切にする学校でありたいと願います。

   

 さて、学校にも親睦会があります。その親睦会からこんなプリントを受け取りました。「激動の2020年も残すところあとわずか。今年は職員旅行や忘年会といった主な行事がなく…。2020年はどんな年でしたか?漢字1文字で表してみてください。また、その理由も教えてください」とあります。

 自分にとってのこの1年を振り返って漢字で表すと…??難しい課題です!でも、こんなことで悩んでいられるのは平和な証?結局、悩んだ末に「二」を書きました。なぜ?理由は機会あれば…。

 皆さんが「漢字1文字」と言われたらどんな文字を思い描くでしょう。お子さんに持たせて、校長室前の箱に投函してくだされば、とりまとめて25日のこの場で紹介したいと思います。

144 見慣れていたはずの景色が…(12/17)

 150回近く書いていると、「前にも読んだことがある」なんてことがあるかもしれません。学校だよりの記事とも混同してしまうため、「デジャビュ」あるいは「気のせい」と思って許してください。

 昨日の夕方は最悪でした。朝食で奥歯の詰め物が取れてしまったので、歯医者の予約。今日が休診なので、昨日のうちにと思ったのですが、空きがなくて年休を1時間取らざるを得ず退勤。船橋駅で東武に乗り換えると、その電車から動かなくなりました。どこかで車両故障があり足止め2時間半!お尻は痛くなるし尿意をもよおすし…。「振替輸送を行っています」と言われたって無理です。家に着いたのは座席に座ってから3時間後。当然、歯医者は終わっていました。3時間なら歩いたほうが早かった?

 そう考えるのも、東日本大震災の後に市川市役所から自宅まで、その数年後にはららぽーと周辺から自宅までの十数キロを、終電後に歩いたことがあるからです。疲れ果てた身体だったり、アルコールが全身に回った状態だったりした上に、革靴ですからたまったものではありませんでした。2~3時間の間、何度タクシーを拾おうと思ったことか。弱気になりながらも意地で生還(帰宅)。翌朝には「なんでタクシーに乗らなかったの?馬っ鹿じゃないの」と妻に言われました。

 さて、よく知った道でも、車ならスッーと何秒、何分で走れる距離が、歩くといかに長く感じることかという経験はないでしょうか?逆に、歩き慣れた、見慣れた道筋だからこそ見落としてしまっているものはないでしょうか?また、ある日、いつもあった建物などが取り壊された跡を見た時、「あれっ、ここに何があったっけ?」と思ってしまうことは?見ていること、知っているはずのことは結構あてにならないものです。

 まだまだ天気の良い日が続きそうです。澄み渡った空気の中、辺りをキョロキョロしながら歩いてみると新しい発見、新鮮な風景に出会えるかもしれません。

143 わら半紙(更紙)はどこ行った?(12/16)

 休みの日には、手賀沼周辺の道の駅に旬の野菜を買いに行くことがしばしばあります。夏場はトマトや枝豆、生姜など。これからのシーズンは泥ネギや大根、チジミ小松菜といった感じです。先日、サニーレタスをかごに入れて「この野菜から今日のメニューわかったらさすが。1万円あげる!」と言います。「うーん、春巻きっ!」と答えるや否や「もとい!」「やっぱり、今のなし」と言う妻。当たっていたようです。

 さて、今日は「紙の日」だそうです。明治8年のこの日、東京・王子の紙工場が営業運転を開始したことにちなみます。30数年ほど前、学校の紙といえば「わら半紙(更紙)」が主流でした。消しゴムを使うと黒く汚れてしまったり、湿気で簡単に穴が開いてしまったり…。そして、いつの間にか中質紙やコピー紙がわら半紙より安価になって、今では学校にわら半紙は影も形もありません。ただ、教育現場からお菓子作りの場に活躍の拠点を移したようです。程よく水分を吸収する性質は、ケーキのスポンジを焼く敷紙になるそうです。印刷がインクジェットやレーザーに変わり、安さという武器を失っても、他のニーズを満たして適材適所で生き残っているのを知って何だかうれしくなりました。

 使用するサイズに関しても、社会ではAサイズが当たり前になってからも学校はBサイズ中心の印刷物でした。今もまだまだ現役です。学年だより、保健だより、図書だより、献立表、み~んなB4!あれっ、学校だよりだけが仲間外れのような…?

142 冬の風物詩、冬の夜空(12/15)

 本格的な冬がやってきたようです。ズボンの下のタイツもデビューしました。

 さて、冬の風物詩といえば、「鍋物」「箱ミカン」「霜柱」「イルミネーション」などが思い浮かびます。「こたつ」や「ストーブ」が家から消え去って久しい気がします。市川周辺だと霜柱が見られるのは学校の花壇くらいでしょうか。昔よく食べた箱売りのミカン、最近はMサイズ3kg2980円という美味しいモノがありますが手を出せません。イルミネーションは一年中設置の我が家。ソーラー式なので電飾屋敷ではありません。じゃあ、我が家ならではの冬の風物詩って何だろう?

 ありました!出勤前に着替えを始めるタイミングで、バルコニーの窓を全開にして洗濯物を干し始めること。冷たい外気に鳥肌立とうものならニヤリ。さらには、洗濯物を干していたキンキンに冷えた手でわき腹を触ります。「やめろよ~」と言っているそばで「生き甲斐を感じる」と歓喜の声?

 空気が澄んで夜空が深く感じる冬は、星空を眺めるには絶好の季節です。プレアデス星団(すばる)も肉眼できれいに観ることができるとか。その見つけ方は、①オリオン座を探す、②オリオン座の三ツ星から、右の延長線上に視線をずらしていく、③青白く光る集団が「すばる」、だそうです!三大流星群の一つである「ふたご座流星群」も、この12月中旬に観測できるといいます。(全部受け売り!)

141 ユズで「健康」と「美容」を…(12/14)

 先週の新聞にあった「コロナ対応 もう限界 看護師退職止まらない」という見出しに目が釘付け!危険と隣り合わせの過酷な労働環境、周囲からの差別に心が痛みます。

 「いつ自分も感染するかと常に緊張を強いられ、負担が重い」「コロナがうつるから近づくなと心無い言葉を浴びせられる」「子供と公園で遊んでいると近所の人から嫌みを言われた」「保育園で預かり拒否やいじめ発言があった」「美容室の予約を断られた」などの言葉が綴られています。

 保護者の方の中にも医療従事者がいらっしゃるでしょうし、コロナ感染の危険に晒されている職種の方もいらっしゃると思います。医療現場ほどではないにしても、教育現場も同様です。目の前にいる子供たちのために、立ち止まるわけにはいきませんから、対策を怠ることなく慎重かつ時には大胆に取り組んでいきます。

 話は変わりますが、柚子が美味しい季節になりました。抗酸化作用・疲労回復・整腸作用・血行の改善・皮膚の保湿や美白効果など、健康と美しさの両方の効果が期待できるようです。学校の柚子も、12月に入ってから校長室前に展示しています。その香りは、様々な緊張を解きほぐしてくれるかもしれません。

  

 1週間後は「冬至」。別名「一陽来復(いちようらいふく)の日」とも言うそうです。この日を境に再び力が甦ってくるという前向きな意味合いを含んだ言葉です。冬至を境に運気も上昇するとされるので、かぼちゃを食べて栄養をつけ、柚子湯に入って心も体も温めて、無病息災・コロナ終息を願いながら来るべき寒い冬を乗り切りたいと思います。