校長の部屋

2020年10月の記事一覧

97 好きな食べ物=バナナ!と即答(10/9)

 スーパーで「バナナ98円」なんて表示を見ると買いたくなってしまうのが性。私にとってバナナは、まさに「フルーツの王様」的な存在。スイカも好きですが、一年中安価で食べられるのはバナナだけ。でもこのバナナ、なんと人間とDNAが50%同じだとか?意味不明です。

   

 バナナの75%は水分で、一日に必要とされるビタミンCの15%を提供してくれます。ただし、バナナの食べ過ぎは禁物です。成分に含まれるカリウムを多量に摂取すると不整脈が発生するそうです。その食べ過ぎレベルは480本。誰も食べません!フィリピンではバナナケチャプがあるらしいです。

 バナナは腹持ちがいい割に低カロリー。スポーツの前や会議の前に食べるとよいと言います。テニスの錦織選手が休憩中にバナナを食べていたのを目にしたことがあります。私もランニングの前は、水分とバナナで糖分摂取することもたまにあります。 

 そういえば、小学生のころ、給食で出されるバナナは丸ごと1本。デルモンテ、チキータ、ドールとかいうシールが貼ってあるものをゲットするといいことがあるような気がしたものです。そうそう、バナナの曲がった内側の皮をめくって、スプーンで食べるバナナボートがおしゃれと思っていた時もありました。現代の給食では、バナナ1/3だったり半分だったりですから、剥いて一口!あっ、なくなっちゃった。

 

96 親の笑顔は、子供にとって最高の栄養!(10/8)

 先日、施設にいる母のもとへ行ってきました。母は、右半身麻痺で「話せない」「字が書けない」「歩けない」ため、様々な代理手続きに時間・手間とともに複雑さが加わります。しっかり者の妻がいる時は安心なのですが、一人対応もしばしば。相手の話を十分理解できないまま家に戻ると、「なんでちゃんと聞いてこないの」と怒られます。「ガキの使いじゃあるまいし」という心の声まで聞こえてきそうです。

 さて、そんな私ではありますが、自分が親となって、子供の笑顔にどれだけ助けられてきたでしょう。幼少の頃の無邪気な笑顔、大きくなってからも見られる笑顔は、どんな言葉にも代えがたい宝物です。

 そして今は、父や母の笑顔も喜び・励みになっています。先日の訪問時も窓越しに、あるいはディスタンスをとりながら話しかけた際に見られる優しい笑顔。報われる瞬間です。ある漫画の一コマに、「(親が笑顔で頑張っていれば子供はわかってくれる。)笑顔こそ、子育ての最高の栄養」という一節がありました。私が60歳間近になった今も、父や母の「笑顔の子育て」は続いているようで、なんか嬉しいような面はゆいような…。

 私のシワシワ笑顔は、市川小の子供たちにどう映るのでしょう。家では、わずかであっても妻の栄養になっていることを願うばかりです。ただ、それを帳消しにしてしまう心無い言動には要注意!

 

95 いのちをみつめる(10/7)

 爽やかな青空が広がっています。でも夕方から雨だとか。台風14号も進路予想が難しいらしく、予報円が巨大です。今朝の進路予想を見ると、関東地方を目指すように右折しているではありませんか。そして、12日(月)には千葉県周辺へ。今後の状況を見定めていく必要がありそうです。

 さて、先週、ある学級を借りて1時間だけ授業をさせてもらいました。子供の考えを引き出す掛け合いではなく、一方的に話をする形態となってしまいましたが…。テーマは「かけがえのない命」について!パワーポイントの資料作りには結構時間がかかりました。考え始めると、あれも伝えたい、これも考えさせたいといった欲が出るのを抑えながら精選するので、どういう資料を提示すればよいのか悩みます。でも、朝会の話を考える以上にワクワク感と難しさがありました。そんな授業後の感想の一部を紹介します。たとえ言葉にならなくても、何かの拍子にフッと思い出すときがあればそれで十分です。

*生まれてきてうれしい。

*自分の命は奇跡なんだなと思った。産みたくても産めない人だっているのに、自殺してしまうなんてもったいないと思っていたけど理由があるはず。そのニュースの目先のことだけでなく理由もわかればいいなと思った。

*3億に一人!自分は「奇跡の人」だと思った。

*たとえ生まれてきてもずっと生きられるとは限らないから、自分の命は自分で守らないと、大切な命が簡単に消えてしまう。でも、助けを借りたいときは頼ってもいい。自分の命は、他に代わるものがないから。

94 配水量と番組視聴との関係に驚きDEATH!(10/6)

 9月27日(日)に、ドラマ「半沢直樹」の最終回があり、視聴率32~34%という数値を叩き出しました。「半沢ロス」を感じている人もいるようです。

 ヤフーニュースを見ていたら、「『半沢直樹』見たさでトイレ我慢か? 放送後の水道量が急激アップ 福岡市水道局が上昇グラフ公開」という面白い見出しに、思わずクリック!(勤務中ではなく…念のため)

 簡潔に言うと、放送中はトイレを我慢して固唾をのみながら画面を見入り、終わったあとには余韻に浸りながらトイレやお風呂に向かったというのがグラフから読み取れるというわけです。多くの人が番組終了後、一斉に日常生活に戻る姿を想像するとおかしくなります。

 こうした現象は、サッカー日本代表戦やラグビーW杯南ア戦、指原莉乃さんが1位となったAKB総選挙後などでも見られたそうです。福岡市では、市内の配水管の流量や水圧を24時間体制・遠隔操作でコントロールするので、急激な水使用量の増加にも対応できるようです。

 何よりも、事象と事象を結び付けて分析する目、それに気づく眼力には恐れ入ります。

  

《福岡市水道局資料 赤線が9/27 18:00~23:00》

 

93 金木犀の香り(10/5)

 約一か月前、9月に入っても夏日が続き、「暑い~」と顔をしかめていたのに、朝は長袖のYシャツに上着を羽織る日が増えてきました。きちんと季節は巡っていくのだと、今更ながらに思う今日この頃です。そして、先週末に初めて感じたキンモクセイの香りが、数日の間に強さを増して漂ってくるようになりました。どこだどこだ?と周りを見渡し、木を確認!市川小にも14号門を入ってすぐ右と正門の左右にオレンジ色の小さな花が咲き誇っています。もう少しすると根元のコンクリートがオレンジ色のじゅうたんに染まります。ただ、このキンモクセイ、花と香りの季節しか注目されない気がします。常緑ですが、正直かわいいと感じません。だから、我が家の庭には姿はなく、ご近所の香りを楽しませてもらっています。

   

 キンモクセイが好きになったのは、車の芳香剤の影響です。40年ほど前、免許取りたての頃、芳香剤は決まって深緑色の瓶の「ポピー」。キンモクセイの匂いだったのです。今でも時々、「クルマに~ポピ~ポピ~…♪」って歌ってしまいます。

 秋が深まっていき、子供たちはどんなことに季節を感じるのでしょうか。7月10日(Vol.44)のこの欄にも似たようなことを書きましたが、「香りと音の記憶」は何十年経ってもその時の記憶を蘇らせてくれるから不思議です。

 今朝は、正門のキンモクセイを数本切って校長室に飾りました。誰が最初に気づいてくれるでしょうか?