校長の部屋

2020年9月の記事一覧

79 そのカタカナ言葉、なんのこっちゃ?(9/11)

 少しずつ頬に触れる風が気持ちよくなってきました。8月の全日、日本のどこかで猛暑日だった言いますし、9月に入ってからも熱中症アラートが発令されています。

 ここにも見られますし、普段からテレビや日常会話の中でよく出てくる「カタカナ言葉」。なんとなくニュアンスはわかるけれど、説明を求められると「え~っと」となってしまう言葉はたくさんあります。「アラート」に関しては、要は「警報」。ただ、カタカナで言うと警戒心が増すのかもしれません。

 以前、「インフルエンサー」という文字を見て、「インフルエンザ」の誤植と思ったことがあります。また、うちのそばの電柱に「リノベーション・ハウスがオープン」と看板があっても何のことかわかりませんでしたし、「イノベーション」「サブスク」「コンセンサス」「エビデンス」なんて、なんのこっちゃ?という感じです。きちんと調べて、理解できていないと話がチンプンカンプンになりそうです。

 こういう私のバカ丸出し度を、小池都知事の言葉で計ってみたいと思います。

■都民ファースト(セカンド千葉県民、サード神奈川県民、ピッチャー埼玉県民!) 

■ムーブメント(時計の精密な中身を指したはず)

■ワンストップサービス(ノンステップ・バス?なんて言ったら村越市長に叱られる?)  

■ソーシャルファーム(農場の名前?)

■メルクマール(給食で出るミルメークなら好きだけど…) 

■ハード面・ソフト面のレガシー(愛車はレガシィ・アウトバック、ソフト麺も好き!)

■ワイズ・スペンディング(スペインのワイズマートでお買い物~)  

■サスティナブル(ノーコメント!それほどわからない)

 何年も前に学級担任をしているころ、「今日は一日カタカナ言葉禁止」なんてことをやって、みんなで不便さを共有したことを思い出します。ただ、上述のカタカナ言葉も漢字で十分対応できるはずですが。

78 バンドエイドの味?(9/10)

 通勤の時間は読書タイムです。今読んでいるのは、重松清さんの『その日のまえに』で、読み返すこと3度目でしょうか。にもかかわらず、また涙が…。これ大変と、本を閉じました。

 今日も暑くなりそうです。まだまだ冷たいお茶の入った水筒は手放せません。普段は麦茶や緑茶ですが、ある日最初の一口を啜ったときに「なんだ?この味は?」という感じ。妻にメールすると、「ルイボスティーだよ」とのこと。抗酸化作用がある貴重なお茶だそうです。「グリーンルイボスの方がクセがなくて好きだけど、なかなか売っていないんだ。だから、薬だと思って飲んだら?」と追記が来て、さらに「子供たちが小さいころ、バンドエイドの味って言っていたよ」と。そう聞いて改めて味わってみると、あながち間違いではなく、わかる気もするから不思議です。

 このルイボスティーの原料となるルイボスは、マメ科の植物で、世界でも南アのセダルバーグ山脈だけで育つ希少な植物だそうです。グリーンルイボスとレッドルイボスがあって、発酵の有無に違いがあります。つまり、私が口にしたのはレッドルイボスの方!

 体に良いらしいので、一度バンドエイドの味を試してみませんか?もし、別の形容がありましたらぜひ教えてください。

 

77 麦茶より麦酒(9/9)

 午前中は椅子に座っている時間が全くなく、昼になってしまいました。今の暑さ指数は33℃!暑いです。

 最近は、職場や友人との飲み会が全くないのがさみしい限りですが、財布には優しい数か月。ただ、夏場はビールが欠かせませんから、毎日家呑みで休肝日はありません。夕飯時に飲むビールは体に浸みわたり、幸せなひとときです。冬の寒い日に、暖かい布団にくるまれた瞬間の幸せ感と一位、二位を争います。

 さてこのビール、10月から酒税法改正により若干安くなるようです。そして、2023年、2026年と段階的な値下げと知り、さらにうれしくなってしまいました。逆に、チューハイや第三のビール、ワインは値上げとなるようですが…。

 このビールの小売価格の3分の1は税金だそうです。戦前に登場した「冷やして飲む舶来のビール」は高級酒で、高所得者の嗜好品と認識されていたのです。高級酒に高い税金をかけた名残が今も続いているということです。

 そういえば、最近飲んだクラフトビール「COEDO」(川越)は美味しかったです。6種類の味が楽しめるみたいですので、ぜひお試しあれ!ちなみに、千葉県のクラフトビール醸造所は、銚子、九十九里、安房、千葉、浦安、船橋、習志野、柏、佐倉、鋸南、南房総と各地にあるそうです。

 今日も喉を潤す時間が楽しみです。と、勤務時間中に思うのは不謹慎?

 

76 子供の幸福度(9/8)

 校長室に6年生が来て、5体のぬいぐるみそれぞれに名前をつけました。リーダーは「プリン・ゴリン」(ゴリラ)、副リーダーが「オレオレモンキー」(オランウータン)、副々リーダー「ホワイピー」(シロクマ)、お弁当当番「メリメリプー」、アイドル「ディガトラ」(ティガー)です。今週も、新しい名前に変えることを考えているようです。ちゃんと名前はありますが、楽しんでいるので、本名と芸名ということで…。

 さて、ユニセフ(国連児童基金)が3日に、先進38か国比較調査で日本の子供の精神的幸福度が37位(ワースト2位)であると公表しました。死亡率や肥満の子供の割合を比較する「身体的健康」では第1位でしたが、読解力やすぐに友達ができると答えた割合を比較する「スキル」では27位。生活満足度や自殺率の比較をした「精神的幸福度」が上述の結果だったのです。「子供の幸福度」総合では20位。ちなみに1位オランダ、2位デンマーク、3位ノルウェーと北欧の国が上位を占めました。

 来週発行予定の学校だよりでは、「自己肯定感」について1,2面で触れています。この「自己肯定感」「自己有用感」を高めてこそ幸福度がアップするのではないかと考えます。

 ではどうしたらよいのか。まずは、「子供の姿をありのまま受け止める」ということです。決して甘やかすということではありません。見て、聞いて、話してくれる存在がそばにたくさんいること。笑顔でうなずいて、認めてくれる存在があること。そのうえで、たとえ厳しくてもきちんとわかるように指導してくれることだと思います。信頼できる大人がいて、安心できる自分の居場所があることこそ大事なのだと思います。

 私たち大人は、子供たちにどう見えているのでしょう?ちょっと立ち止まって考えてみる必要がありそうです。

 

75 今こそ見直したい麦わら帽子(9/7)

 校長室の窓がきれいになったことで、夕方の西日が眩しくてカーテンをするようになりました。沖縄や九州地方の台風被害は甚大ですが、関東でも天気図とにらめっこの時が近いうちにやってきます。

 さて、今日も朝から蒸し暑く感じますが、出勤時に電車の冷房が効いていると、一日中ずっと乗っていたくなります。そして、クルマにもエアコンは欠かせません。涼しい風は吹き出し口から出てきますが、窓ガラスから差し込む太陽熱で大事なお肌がじりじり焼かれていることも…。助手席が指定席の妻は、「腕が熱い!」「大腿部が焼ける~」「だから夏は嫌だ!」と座るたびに言います。ある時、麦わら帽子をたまたま膝の上に置いておいたのが効果あったようで、「熱くない」とご機嫌。

 さて、私が小学生の頃は、夏の朝は比較的涼しくて、「夏日」が一般的。「真夏日」なんて限られていましたし、「猛暑日」なんて皆無と言ってよかったくらいです。それでも、外出の際は麦わら帽子を被らされたものです。ジャイアンツマークがついた野球帽がお気に入りだった私は渋々といった感じでした。 

 それでも、帽子の素材として一番良いのは麦わらのようです。わらは空気層が多く、熱を遮断し、頭部の熱や汗による水分をうまく外に逃がす換気効果が優れているらしいのです。また、帽子のつばが広いのが素晴らしいところで、熱中症のリスクが軽減されます。日本人の黒髪は、特に熱を吸収してしまうので、直射日光を防ぐだけで5~10℃前後、頭の温度の上昇を防げるようです。

 登校時の黄色い帽子を、夏場は麦わら帽子にしましょうか。いいアイディアだと思うのですが?