校長の部屋

002 はじめの一歩(4/7)

 昨年度の「校長の部屋」を記録として一冊にまとめる作業を年度末に行いました。A4用紙に80ページと大量。でも、懐かしさを覚えましたし、何より時間の流れの速さに驚きを隠せません。初任校が歯科衛生に力を入れていて、学校歯科医のところで私の歯型を使って授業を行ったこと云々を書いたことも思い出しました。その歯科医のお孫さんが市川小にいると知ったのは、年賀状をいただいた後のことでした。

 さて、子供たちの新年度がスタートです。出会いをいかに演出するかは担任それぞれですが、第一印象が後々まで引きずられる怖さがあります。だからこそ、その先生との一年間にワクワクできるようなインパクトを与えたいものです。

 今年度も学校教育目標は、「夢の実現に向けて行動する子供の育成」で据え置きますが、サブタイトルを変更して、「意欲・行動・自信・創造のサイクル」としました。「~したい」という意欲を掻き立てながら行動化を促します。成功体験の積み重ねが自信となり、「もっとこうしてみたい」という新たな創造につながると考えます。「サイクル」というより「スパイラル」でありたいと願います。

 どういう手立てをとるかは、学年学級によって異なっても、目標や夢、願いといった着地点は同じであることが大事です。これは、家庭とベクトルを同じにして連携することなくして達成できるものではありません。どうぞ、ご理解とご協力を、今年度もお願いいたします。