校長の部屋

89 ひたむきな姿に寄り添い応援を(9/29)

 子供のころ、よく観ていたテレビ番組といえば、大相撲とプロレス。そして「8時だよ、全員集合!」の3本です。先の2つは、チャンネル権があって格闘技好きだった祖母がよく観ていました。だから、今でも当時の力士やレスラーの名前が次々と浮かんできます。

 さて、稀にみる大混戦となった大相撲秋場所。横綱二人が不在ではありましたが、106年ぶりに新入幕力士が優勝するかもというわくわく感がありました。この「翔猿」の活躍が、場所を盛り上げたといってもよいのではないでしょうか。14日目、大関と戦って負けても笑顔を見せ、千秋楽も優勝した正代に負けはしたものの、表情は清々しいものでした。「力士人生で一番楽しかったかもしれない」というコメントを残しています。小兵を応援する判官びいきは日本人の気質ですが、それを差し置いても、ひたむきな姿勢には手を差し伸べたくなります。

 たとえ不格好でも精いっぱい取り組む子供たちに、私たち教職員は寄り添い応援し続けます。