校長の部屋

校長室へようこそ(6/1)

 今日から4分の1ずつですが、分散登校が始まりました。校門に立っていたり教室を回ったりして子供たちを見て嬉しくなりました。1年生が国語で学習する「おじさんのかさ」と題材がありますが、最後になって傘本来の使い方を実感したおじさんが「なんてたって、かさらしいじゃないか」(セリフは違ったかも?)と傘をさして言う場面があります。子供たちの声が学校内に聞こえることこそ、「学校らしいじゃないか」と言いたくなります。明日もC,Dの子供たちが元気に登校するのを楽しみにしています。
 
 さて、電車通勤の私は、読書の時間がそれなりに確保できます。つい先日までは、「レインツリーの国」(有川浩 著)を読んでいました。娘の本棚にあった短い恋愛物といえますが、聴覚障害者の困難について、「そうそう!」とうなずける部分、初めて知ることが多く書かれています。読んでみてください。
 「図書館戦争」「旅猫リポート」「植物図鑑」「キケン」などの作品がある、有川浩(アリカワ ヒロ)氏ですが、この本のあとがきを読むまでは男性だとばかり思っていました。これまでに様々な作品を読みましたが、字面から先入観が働いてしまっていたようです。気を付けないと…。
 校長室には、我が子に読み聞かせをしていた絵本のほか、有川浩や東野圭吾など文庫本を置いてあります。保護者の方や高学年の子供達にも面白そうな作品がありますので、貸し出しすることを考えています。興味があったら、校長室入口の表示札が「在室」の時にノックしてください。