校長の部屋

190 統ばる・スバル・昴(3/11)

 電車内で『ルイージを救え』という任天堂のチャレンジ問題が流れます。そこに見つけた「すばる」の雑学!すばるは、牡牛座の中にあるそうで、スバル車オーナーで牡牛座の私は興味深く文字を追います。このすばるは星の集まり(星団)につけられた名前で、「六連星」とも呼ばれるように肉眼では6個ほどしか見えません。しかし、総数は100個とも200個ともいわれます。「統ばる(すばる)」「統まる(すまる)」という言葉に由来するといい、「統一されている」「まとまって一つになる」という意味のようです。「冬のダイヤモンド」とも呼ばれるくらいなので、まずはオリオン座の三つ星を見つけて、その右側へ延長していってください。暖かさを取り戻してきた今なら、夜空を見上げて探してみるのもよいかもしれません。

 

 さて、東日本大震災から11年が過ぎます。船橋港近くの施設に停められた数台の自動車が、地面と一緒に波打った光景は今も鮮明です。そして港の海水が沖へ引いていった恐ろしさ。さらに、夕方以降に帰宅困難者を受け入れた体育館の混乱。正直な話、校長在職中は絶対起きてほしくないと思ってしまいます。しかし、災害の発生は時や天候等を選びません。逆に、起きることが当たり前という覚悟と準備が大事だと思います。

 今日は、給食の黙食中にZoomと放送で防災について語ります。災害時ほど、家庭や地域が「統ばる(統まる)」ことが大事。目に見えるものがたとえ6つだとしても、その後ろにある100以上の連帯・結束は物凄い力を発揮するはず!ぜひ家庭でも、「その時」をイメージした決めごとをしてください。