校長の部屋

能ない鷹は隠せる爪もない?(7/31)

 昨日の昼休みに6年生の女の子数人が校長室に顔を見せてくれて少しおしゃべりしました。そして、「なぜ僕らは働くのか」などを借りていった子もいました。

 さて、PTA広報のリクエスト第3弾「趣味や特技を教えてほしい」にお答えします。今日は「特技」に絞ってとりとめのない話を長々と綴りますがお付き合いください。

 私には特技なんていえるものはなく、あえて言うなら、小学校6年間だけ通った書道塾で身についた字だけは人並みに書けることくらいでしょうか。教務主任の進藤先生が、3年生の習字で、トン・スー・ドン・サッなどと運筆を音で表しているのを見て、娘や息子の書初めの練習を手伝った時を思い出しました。特に、息子は左利きだったため、右手で書くのは大変そうでした。

 十数年前に、通信教育で賞状書士の資格を取ろうと思い立った時があります。でも、添削に一度出したきり続きませんでした。時々、人前で書いた字を褒められることがあります。ただ妻曰く、「字でだまされちゃうのよね」??

 一方、楽器演奏はからっきしダメです。小学校低学年の音楽で、最初の「ハーモニカ」からつまずきました。吹く音と吸う音があるだけでなく、「ラ」「シ」に至っては連続で「吸う音階」が並ぶではありませんか。これは反則です。

 鍵盤ハーモニカは、わからないときは吹いているふりで気づかれませんでしたからラッキー。何とかなったのはリコーダーだけ。中学生になってギターでアルペジオの練習。でも、コード「F」が曲者でした。指が短いのか全部の弦を抑えられないではないですか。ドラムに至っては、手と足が一緒に動いてしまう。なんという才能のなさ(嘆)。ですから、娘のピアノには親バカながら才能を感じましたし、吹奏楽部の演奏を聴くと羨ましくなりません。

 よく「でも、教員になるにはピアノもできなくてはいけませんよね?」聞かれることがあります。大学のピアノのテストは、写真のような教本から出される課題曲がA・Bの2曲。当日、先生が指定するAかBを弾ければよいのです。私に2曲を弾きこなす技術と気力はありませんでしたから、どちらか1曲に絞って練習です。このヤマが当たれば「合格」となるわけです。果たして、運が味方をしてくれたようです。