校長の部屋

067 アイスクリームは奥が深い(7/14)

 スーパーマーケットのアイス・冷凍食品売り場の陳列ケースは見事です。だってケースが開放状態なのですから。私が子供のころのアイスのケースは、上部にスライド式の扉があって、お目当てのものを決めてから開けるという暗黙のルールがあったように記憶しています。ですから、今だって冷蔵庫を開けるときどこにあるか考えずに闇雲に開けると怒られます。

 6月の終わりに文藝春秋社から『文春マンガ 読みとくシリーズ8 ~アイスクリーム ここが知りたい~』という本が寄贈されたので早速読みました。ハーゲンダッツ社の協力のもとで編集されており、主人公の男の子が転校していく女の子に手作りアイスをプレゼントするために、いろいろと学んでいきます。大人でも興味深い内容です。アイスクリームは凍っているのに滑らかな理由は「空気」がポイントであることやハーゲンダッツのグリーンティーのカップは光を通さないパッケージであることのほか、材料へのこだわりなど、読んでいて新しい発見があるのです。歴史についても書かれています。冷凍室付きの家庭用冷蔵庫や店舗用アイス陳列ケースが広まって、多くの人が買えるようになったことも改めてわかりました。

 夏休みも間近です。読書や工作を頑張る子もいると思いますが、モノづくりの試行錯誤の過程を研究論文にまとめてみるのも有り。知的好奇心をフルに発揮して試してみる時間がたくさんあります。塾で忙しい子でも、普段できないことに挑戦する気持ちを膨らませて、やってみることは無駄だとは思いません。

  

 5年生家庭科で、名前の縫い取りが終わった子二人が作ってプレゼントしてくれました。嬉しいですね。