校長の部屋

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157 来たるべき時を待つ(松) 1/13

 新学期が始まると、校長室前の青い相談箱の手前に、盆栽のような松が置かれていました。誰かがお年玉としてくれたのかと思っていると、ある職員が「健気に、屋上の排水溝で育っていましたので、鉢に植え替えて置かせてもらいました」と言います。きっと道路側の松の子孫でしょう。生命力の強さに感心します。アスファルトやコンクリート壁面の切れ目から芽を出す植物もあります。「こんなところに?」と驚かされることも…。

   

 松竹梅の松です。なんか縁起が良い感じもします。非常事態宣言が出された中ですが、来たるべき時のために命を育み、「マツ」ことも大事だと教えてくれるようです。

 今週発行の学校だよりに、緊急事態宣言下での本校の取り組みの概要をお知らせする予定です。最低限の活動・学習を保証しながら、徹底した感染防止対策をとりたいと思います。実施ができなくなって残念なことがたくさん現れるかもしれませんが、ご理解ください。 

156 最近では珍しいもの(1/12)

 最近では珍しい、「今はほとんど目にしないもの」を2つ3つ!

 1つめは、自転車を運転して手信号を出すおじさん。右に曲がりたいときには右腕を水平にあげます。左折したいときは右腕の指先を上に向けて直角に曲げます。う~ん、これを知っている世代はよいのですが、わからない世代のほうが多くなっている現代、「何の合図?」くらいに思ってしまわれると危険です。ただし、この手信号は道交法で定められているのです。これとは別に、ロードバイクなどに乗るサイクリストが利用するロードサインも見かけます。子供たちには、手信号は知らなくてもルール遵守を願います。

  

 2つ目に、先のおじさんが乗っている今は懐かしい旧型自転車。昔、新聞配達や牛乳配達に伝われていたタイプ。と言ってもわからないかも?

 3つ目に、「しもやけ」「あかぎれ」。最近の子供たちにはないのでしょうか?私は、手にあかぎれ、足指と耳にしもやけという小学生時代でした。そして、あかぎれにはメンソレータム定番!しもやけの足先が痒くて、片方の足でもう一方を踏んで痒さを鎮めることも…。皆さんは、童謡『たきび』2番の歌詞にある♪しもやけ おててが もうかゆい~♪ということが実感できる世代ですか?

 何を隠そう、私の右耳…しもやけができちゃいました!

155 なぜ「七輪」なの?(1/8)

 我が家でホットプレートを出して焼き肉をしたのは何年前のことでしょう?終わった後の匂いと油による部屋の汚れが嫌で禁止になりました。「ベランダで焼いてくれるならいいよ」「一人で焼いて食べるのかはどう?」と言いますが、寒さに耐えながら食べるだけの勇気はありません。夕飯の買い物中に「何が食べたい?」と尋ねるので、「焼き肉」「もんじゃ焼き」「お好み焼き」と立て続けに答えるもすべて却下!

 七輪ならどうだろう?炭火で焼き肉はできる。暖もとれる。薪をくべれば焚き火にもなる。うん、いい考え!購入前に「七輪」を下調べしてみると、能登半島や愛知県三河、香川県が三大生産地です。一般的なものは、珪藻土を固めなおして成型する手法ですが、切り出た珪藻土の塊を一つ一つ彫るように作られたものもあり、金額も桁違いです。

  

 では、どこが「七つの輪」なのでしょう。諸説ある中で共通しているのは「七輪」ではなく「七厘」であったこと。「厘」は野球の打率で見かけますが、1の1000分の1です。よって、7厘は0.007ということになります。つまり、7厘というわずかな金額で調理ができること、あるいは少量の炭で調理ができることから「七厘」と呼ばれ、次第に「七輪」に転化していったようです。今では使うのを目にすることがほとんどなくなりましたが、七輪で焼いた魚や肉はどこか特別な味わいがあるように思うのです。

 そんなわけで年末に買って、晦日の夜に寒風に吹かれながら焼き肉をしました。焼肉の願いは成就しましたが、暖はとれません!

154 テレビを観ながら…(1/7)

 年末年始は撮り貯めた番組を観ることが多くありました。録画番組も底をつき、キムタク主演の「教場」(教場Ⅱ放映の前に再放送)をリアルタイムで観ていた際、CMになってリモコンを操作。スキップボタンや早送りボタンを何度も押すのに反応しません。「電池がないのかぁ?」「なんでぇ?」と一人ぼやく始末。リアルタイムで観ることがいかに少なかったかよくわかります。似たようなことは、眼鏡を額に上げていたのにもかかわらず、新聞を読むときにかけていない眼鏡をずらそうとする行為にも…。大丈夫か?と心配してしまいます。

 さて、正月のテレビで欠かせないのはスポーツ。中でも天皇杯サッカーと箱根駅伝。今年は、箱根復路10区までトップだった創価大を、残り2キロで駒沢大が逆転した場面はドラマでした。襷をもらって3分以上の差があったにもかかわらず諦めなかった駒沢。トップでの襷に想像以上の重圧があったであろう創価。抜き去る瞬間、抜かれた瞬間のそれぞれの思いを想像してしまいました。さらに、青山学院大は復路優勝で、総合4位というチーム全体の意地、意志の強さにも感動しました。一方、ほんの僅かな差で繰り上げスタートとなってしまった場面にはウルウル…。

   

 ところで、こうしたアスリートですらコロナ感染が報道されます。コロナは、決してお年寄りや基礎疾患がある人だけが危険なのではありません。誰が感染するかわからないからこそ、予防を欠かすことなく、差別もなくすことが大事だと考えます。

 明日からの緊急事態宣言が決定しそうです。そうであっても、諦めず最後まで全力で取り組む強さを、子供たちと共有したいと思っています。

153 百考は一行に如かず(1/6)

 昨日の冬休み明け朝会で話した内容です。『百聞は一見に如かず』ということわざがあります。でも、この続きをご存じでしょうか?あること自体知らなかったというのが正直なところです。

 『百見は一考に如かず』(見るだけでなく、考えないと意味がない)となるそうです。さらに、

 『百考は一行に如かず』(考えるだけでなく、行動すべきである)

 『百行は一果(効)に如かず』(行動するだけでなく、成果を出す)

 『百果は、一幸に如かず』(成果を上げるだけでなく、それが幸せや喜びに繋がらなければならない)と続きます。まだ先があります。「百幸」は…?

 『百幸は一皇に如かず』(自分だけでなく、みんなの幸せを考えることを大事にすべきである)です。

 まず子供たちは、「一考」あるいは「一行」を大事にするところからスタートです。そして、自信をつけ、自慢できることを増やしてほしいと願っています。私は、「百幸」と「一皇」に向けた「一行」をその都度大事にしたいと思います。