校長の部屋

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183 煙突型ストーブ(2/19)

 再びストーブ・ネタの登場。やっぱり 学校の冬といえばストーブ。それも、石油ストーブより以前のダルマ型(写真上)。薪を入れていたころもあるのでしょうが、私が小学生の頃は「コークス」でした。コークス係という、いわば「運び屋」の当番活動もありました。コークスが足りなくなると、松ぼっくりを拾ってくるという宿題が出された時代です。燃焼ガスは、煙突を伝って屋外に出されましたからクリーンでした。水を張ったタライをのせて瓶牛乳を温めたり、干し芋を焼いて食べたり…。薬缶で湯を沸かせば、湿度も保たれます。アルマイトの弁当箱ならば、ストーブが電子レンジに早変わり。順番に温めてもらえます。

 その後、石油式(写真下)に代わっても煙突はありました。ストーブの周りには金網が張られ、休み時間のたびに人の輪ができました。今も教室のベランダ側の天井そばに丸い穴を塞いでいるものがあることに気づくでしょう。これが換気用煙突の名残りです。

 寒い日が続きますが、冷えるのは決まって下半身。特に足先です。一日の寒さを測るバロメーターとも言えます。開放型のストーブの復活を願うのは私だけでしょうか?

182 食べる宝石(2/18)

 ちょっと一休みというときに甘いものが欲しくなりませんか?私の場合、飴が欠かせません。昨日は、イチゴ味の飴の配給が妻からありました。「あまおう苺~練乳仕立て~」と書いてあります。

  

 さて、イチゴが旬です。1月から5月に収穫されるのでイチゴというといった説もありますが、世界的に見ても日本人はイチゴ好き!国内で本格的な栽培が始まったのは第二次世界大戦後。その後、品種改良により、今では約300種類ものイチゴが登録されているとか。粒が大きめのほうが甘いような気がします。高級ブランドイチゴの中には1粒1万円以上という超高級品もあります。まるで宝石!自腹では遠慮しますが、味わってみたい気がします。近年、千葉県育成品種「チーバベリー」も登場したようです。

 ところで、私たちが食べているイチゴは「果実」ではないことをご存じの方も多いと思います。イチゴの果実は表面についているあの粒々で、その一つ一つに小さな種が入っているのです。では、赤い実は何なのか?実は茎の先(花の根元)にある花托という部分が大きく膨らんだものなのです。この花托が種を保護しているというわけです。

 我が家で育てているイチゴも、白い花を咲かせ、黄緑色の実(ではないのですが…)をいくつもつけ始めました。大事に育てるからこそ収穫する喜びもひとしお。子供の成長も同じです。だから、毎日の観察もぬかりなく…。

181 上手に褒めて伸ばす(2/17)

 1月中旬、読売新聞に次のような記事がありました。

 幼稚園で、いつも帰りにぐずって支度をしたがらない年長児への声掛け。「次はどうするんだっけ」『鞄を持ってくる』「そうなんだ。鞄をどうするんだっけ」『開けてお弁当箱を入れる』「さすが。その次は何をするんだっけ」『靴を履いてバスに乗るの』「すごいね、よくわかったね」…すると、すんなり帰り支度を始めたそうです。ここにあるのは、「子供が自分で考える時間を与え、やるべき行動に気づいたことを認めること」です。安易に叱ってしまっては、やる気を削いでしまうことにつながります。でも、上手に褒めるというのは難しいものです。

 さて、2017年のある調査で、子供のころの経験と自己肯定感について20~60代の男女5000人に質問したそうです。この結果から、「褒められた経験が多い人ほど、苦境でへこたれない力や自己肯定感が強く、意欲やコミュニケーション能力が高い」ことがわかったといいます。さらに、「親よりも教師や近所の人、友人など第三者から褒められた人ほどこの傾向が強かった」そうです。

 こうしたことを含め、「親はほかの子と比べず、子供自身の成長が感じられたときに褒めよう」「叱るときは感情を出さず、目を見て真剣に思いや考えを伝えよう」とまとめています。

 あっという間に2月も後半になってしまいました。子供の成長を上手に褒められる教師、大人でありたいと今更ながらに思います。

 

180 おなまえのルーツ(2/16)

 世界には数々の自動車メーカーがありますが、社名の由来も様々です。

 その一つであるBMW。今でこそビー・エム・ダブリューと読んでいますが、昔はベー・エム・ベーと読んでいました。では、このBMWは何の頭文字?実は、「バイエリッシュ・モトレーン・ヴェルケ」の頭文字で、「バイエルンのエンジン工場」という意味だそうです。エンブレムはバイエルンの空と雲で、プロペラをモチーフにしているといいます。というのも、飛行機製造が車よりも先だったかららしいです。「スバル自動車(旧富士重工)」のルーツが、「中島飛行機製作所」だったことと似ています。

  

 さて、NHK番組「日本人のおなまえっ!」は、名前や苗字を題材に構成されています。「ガッテン!」と手を叩きたくなることもあります。私の場合、初対面の方であっても、「蜂須賀小六(正勝)の子孫ですか?」と尋ねられたことが数えきれないほどあります。大学生のころには、父・弟と一緒にルーツを探る旅に出ました。残念ながら、愛知県岡崎市で途絶えてしましたが…。苗字だけでなく、物の名前やマークの由来を辿ることはなかなか面白いことかも。

 そういえば、校長室入ってすぐ右側に昭和32年の市川小付近の住宅地図が掛かっています。学校のそばに「蜂須賀」の文字を見つけたときはびっくり! 近所の医院で「蜂須賀さ~ん」と呼ばれて自分以外の人が返事した時に次ぐ驚きでした。(どちらかの聞き違いではなく、その方も年配の蜂須賀さんでした)

179 なぜ、貴方はきんぴらなの?(2/15)

 暖かな週末でした。今日もコートを着て出勤しましたが、歩くと額に汗が…。震度4の地震には恐怖を感じ、冷や汗が…。

 今日の給食に「きんぴら」が出ます。和食のおかずとして「きんぴらごぼう」をよく食べますが、人参やレンコン、アスパラ、ピーマンなどが入る場合もあり様々です。給食もコンニャクが使われます。

 さて、先週末に見た検食簿には「金平」と書かれていましたが、この語源は何なのでしょう?どうも昔話で有名な「金太郎」が関係しているようです。金太郎は実在の人物で「坂田金時」といい、金太郎は幼名です。その息子とされるのが「坂田金平」。こちらは、浄瑠璃や歌舞伎の中で登場する架空の人物のようです。

  

 江戸時代に流行した「金平浄瑠璃」の主人公の坂田金平は、怪力で勇敢な人物なので、江戸の人々に大変人気があったといいます。そんな武勇伝から、強く丈夫なものを「きんぴら」と呼ぶようになったという説があります。ゴボウは元気が出る食材とされていたため、「きんぴらごぼう」を食べると坂田金平のように強くなれる料理ともいわれたようです。ほかには、歌舞伎「金平六条通」で金平を演じた役者の髪が、ゴボウの細切りに似ていたことから「きんぴらごぼう」となったという説もあります。

 3年児の前で「♪ま~さかり かついだ 金太郎~  熊にまたがりお馬の稽古~ はいしどうどう…♪」と歌ったら、「知らない!」と言われました。「桃太郎なら知っている」そうですが…。

 きんぴらは家庭によって食材や味付けがちょっとずつ違います。だからこそ大事にしたい家庭の味!給食の金平だって負けてはいません、家庭にも坂田金平にも…。