校長の部屋

校長の部屋

194 備えあれば患いなし(3/17)

 昨晩23時半過ぎの大きな地震にびっくり!大きいし長いし…。もっと大きな地震だったと思うと、きちんと行動できるか自信がなくなります。

 さて、去年の卒業式では、礼服のポケットに入れておいた白手袋を着けることを忘れたまま証書を渡したことを思い出しました。そのほか大事な場面なのに、あとから気付いて悔やむこともしばしば。まぁ、「やっちまった!」と思っているのは自分くらいで、ほとんど誰も気づいていないというのが本当のところです。

 式辞も悩みのタネ。伝えたいことをできるだけ短く、でもきちんと伝わるような内容であることは必須です。コロナ禍においてはさらに時短が言われますので…。

 こういう大事な場面が夢の舞台となることがよくあります。例えば、準備したはずの式辞が見当たらない。礼服でなければならないのに忘れてきた。はたまた、これから自分のスピーチなのに服がなく、舞台袖で丸まっている。こうならないために、このあとも余裕を持って行動します。そして明日は、髪型を整え、服を着て学校に来るようにします。オールバックがよいか、七三分けにするか、悩むところ。

 地震への備えも、物と心の余裕が次の行動につながります。

193 乗り鉄・撮り鉄ではないけれど(3/16)

 駅のホームドア設置が広がっています。特に、地下鉄は真っ先に取り組んでいたような気がします。市教委や生涯学習センターで会議があるときは下総中山駅まで歩いて運動です。JR市川駅や本八幡駅、船橋駅にまだホームドアがないのに、下総中山駅には早々と完成。きっと混雑度以外に設置基準があるはず?!

 さて、千葉県には都営新宿線と東京メトロ東西線という2つの地下鉄が通っていますが、地下駅はいくつあるでしょう?東西線は、東陽町手前まで地上を走っているので、都営新宿線の本八幡駅だけとなります。本八幡にはよく行きますが、地下鉄駅に足を踏み入れたことはまだありません。逆に、つくばエクスプレスの南流山駅のように、地下鉄として扱われていないものの実際は地下に駅があるという場合もあります。一方、千葉市は地下ではなく、吊り下げ型モノレール。

 都営新宿線本八幡駅に戻りますが、この路線で最初にホームドアが設置されたのもこの駅だとか。電車大好きの児童にはたまらない話題でしょうか。今年のダイヤ改正は先日12日に実施されました。新型コロナウイルスによる利用者減少の影響から列車削減の傾向にあるらしいのですが、通勤の電車からは感じません。むしろ、乗り継ぎの良し悪しのほうが大事です。

 むか~し、「旅行クラブ」の担当をしたことがありました。分厚い時刻表を見ながら列車を乗り継いで目的地に行ったり、地図を辿ったり、旅行プランを立てたりと目を輝かせている子供たちがいました。時刻表は無理でも、トイレで商品カタログを愛読する私は、その気持ちはわかる気がします。

192 テレビっ子(3/15)

 12日(土)に3回目のワクチン接種。過去2回はファイザーで、だるさはあったものの、特に副反応と呼べるものはなし。そして今回初めてのモデルナ。発熱、体の痛み、倦怠感などいろいろ聞きますので構えてしまいます。よって、翌日には極力予定を入れずにおきました。

 最近、漫画がドラマ化される作品がとても多いように思います。少し古いところでは『ハコヅメ』。最近では、『ミステリーという勿れ』『妻、小学生になる』『ドクター・ホワイト』『逃亡医F』『しもべえ』を観ています。それ以外にもあるわけで、「これって、漫画が原作だったんだぁ」と何かの機会に知ることも多い昨今。

 テレビ番組といえば、桂文枝(三枝)師匠が51年もの長きにわたり司会を務めた『新婚さんいらっしゃい』も4月からリニューアルです。山瀬まみさんが25年間アシスタントをやっていたなんて…。歴代の女性司会者は、江美早苗 → 梓みちよ → ジョーン・シェパード → 片平なぎさ → 岡本夏生 → 渡辺美奈代 → 山瀬まみ(敬称略)と続きます。私が観ていたのは、梓みちよさんから片平なぎささんまでかなぁ。これを眺めると、文枝師匠と山瀬さんとの相性がどれほどよかったのかがわかります。

 というわけで、昭和のテレビ小僧は日曜日に録画ドラマを観て過ごしたのでした。副反応は、来ました来ました。夕方前から、微熱と倦怠感。歯をガチガチさせて入浴して、寝るのが一番なので、午後7時半には就寝!

191 ありがとう(3/14)

 IKEAで4枚セットの平皿を買いました。4枚とも柄が違うのですが、そのうちの1枚が取り皿として私の前に置かれました。ん?直径約15cm一面に、ドットというよりボツボツの模様が広がっています。鳥肌が立ったような感じでもない。でも、既視感が…。そうだぁ、私の頭皮を接写した画と一緒ではありませんか!(写真右上)親近感がわきすぎて、逆に気持ち悪くて隣と即交換しました。

 

 先週、下校時刻のころに校長室の扉をノックする音。それも遠慮がちに。誰だぁ?と思いながら覗いてみると、6年生の女児。どうもプレゼントを持ってきてくれたようです。「開けてみてください」と言われるがままに、色画用紙で作られたボックスを開いてみると、なんということでしょう!中からかわいい「春」が溢れ出すようでした。豚、猫、キツネ、クマ、ウサギに春の花々。三角形をつないだ旗まであります。メッセージには、「毎朝、校門前であいさつしてくれる明るい校長先生が大好きです。いつも生徒のことを一番に考えてくれてありがとうございます」とあります。うれしいです。全クラスで取り組んで、いろいろな職員に思い思いの作品と手紙をプレゼントしてくれているのです。代表してお礼を伝えます。ありがとう。

 

 この1年間で心身ともに大きく成長した6年生は、明日から3日間自宅学習です。タブレットを通して学習したり卒業式の歌をマスクを外して思い切り歌ったり…。今日は卒業式の予行。そして、ライブ中継を行うためのテストも同時に行います。準備を整えてあとは流れに身を任せます。

190 統ばる・スバル・昴(3/11)

 電車内で『ルイージを救え』という任天堂のチャレンジ問題が流れます。そこに見つけた「すばる」の雑学!すばるは、牡牛座の中にあるそうで、スバル車オーナーで牡牛座の私は興味深く文字を追います。このすばるは星の集まり(星団)につけられた名前で、「六連星」とも呼ばれるように肉眼では6個ほどしか見えません。しかし、総数は100個とも200個ともいわれます。「統ばる(すばる)」「統まる(すまる)」という言葉に由来するといい、「統一されている」「まとまって一つになる」という意味のようです。「冬のダイヤモンド」とも呼ばれるくらいなので、まずはオリオン座の三つ星を見つけて、その右側へ延長していってください。暖かさを取り戻してきた今なら、夜空を見上げて探してみるのもよいかもしれません。

 

 さて、東日本大震災から11年が過ぎます。船橋港近くの施設に停められた数台の自動車が、地面と一緒に波打った光景は今も鮮明です。そして港の海水が沖へ引いていった恐ろしさ。さらに、夕方以降に帰宅困難者を受け入れた体育館の混乱。正直な話、校長在職中は絶対起きてほしくないと思ってしまいます。しかし、災害の発生は時や天候等を選びません。逆に、起きることが当たり前という覚悟と準備が大事だと思います。

 今日は、給食の黙食中にZoomと放送で防災について語ります。災害時ほど、家庭や地域が「統ばる(統まる)」ことが大事。目に見えるものがたとえ6つだとしても、その後ろにある100以上の連帯・結束は物凄い力を発揮するはず!ぜひ家庭でも、「その時」をイメージした決めごとをしてください。