校長の部屋

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154 今年の箱根駅伝から(1/18)

 長距離ランナーのスピードは3分/km。私の走る速さの倍ですからダッシュみたいなもの!そして、時の流れの速さ(早さ)にも驚きを隠せません。箱根駅伝からもう2週間以上が過ぎてしまいました。

 この駅伝のスタートで、選手のランニングシューズに目が行ってしまいます。未だに『陸王』(池井戸潤 著)の影響でしょうか?選手20名の3分の2は、オレンジ色のナイキ製に見えます。長距離では厚底シューズ主流となり、裸足のアベベは遠くなりにけりといった感じです。ただ、昨年のナイキ一強にアディダスやアシックスが割り込んできたといわれます。ちなみに、優勝した青山学院大学はアディダス。私もそろそろシューズを新調したいと思いますが、厚底ってどんな感じなのか知りたい気がします。

 さて、この箱根の話題の一つになったのが、駿河台大学の師弟襷リレーです。埼玉県の中学校体育教師が心理学を学ぶために休職して大学に編入、その陸上部で元教え子に再会したというもの。偶然の重なりではありますが、それを実現させた本人の努力と監督の思いにドラマを感じてしまいます。

 箱根駅伝も2年後は第100回大会!さらにスピードレースとなりそうな予感が…。同年には市川小も150周年記念行事を開催する予定です。

153 憧れの乗り物(1/17)

 年明け後に、仙台へ出かける用事がありました。東北新幹線「はやぶさ」を使うと、東京を出発して上野・大宮・仙台の順に停車するだけ。到着まで1時間半とはあっという間です。帰りの車両は「こまち」でしたが、座席配置が違うことを初めて知りました。「はやぶさ」は横に2+3列、「こまち」は2+2列なのですね。車両幅が違うことによるようで、「こまち」の場合は、ホームと車両の間に黒い板が渡してありました。でも、座席の横幅は「こまち」の方が少しゆとりがあるみたいです。この「はやぶさ」と「こまち」が連結されて走る姿も面白い。20年くらい前に新潟に行った時に乗った新幹線は2階建てでした。「ひかり号」の世代にとっては、どの新幹線でもあこがれの乗り物なのです。

 スーパーカーも同様にあこがれでした。ランボルギーニやフェラーリなど、未だに見ると振り返ってしまいます。スーパーカー消しゴムも集めました。今は、格好いいなぁと思うと、優に1~2千万円を超える時代です。高嶺の花、分不相応…。

 サイドミラーもミラーレスに移行していく中、変な形のミラーを付けた車(写真)を見かけました。まるでマジックペンが突き出しているようで、どこかにぶつけて壊れた残骸かと思ったほどです。2018年の秋にレクサスが世界初のアウターカメラを搭載したとのこと。ということは、3年以上前?知らないまま技術が進歩していきます。

 

 漫画『頭文字D』は有名ですが、私の場合は『サーキットの狼』(池沢さとし)が好きでした。いくつになっても速い車にはあこがれがあります。と書いても、興味のない人も多そうです。車なんて走れば何でもよいと考える人もたくさんいらっしゃいますから…。

152 迷い(1/14)

 相変わらず、中山七里の作品に凝って読んでいますが、年末に読んでいた『切り裂きジャックの告白』には、「市川市市川3丁目」という記述が…。犯人の本籍地として登場したのですが、びっくり!

 話は全然違いますが、冬は鍋物のおいしい季節。本場のもつ鍋を食べたいと思いますが、スーパーにはキムチ鍋、カレー鍋、トマト鍋、豆乳鍋、寄せ鍋など、鍋スープの素がまぁあるわあるわ、所狭しと並んでいます。我が家も夕飯のメニューに迷ったときは、白菜を買って「鍋にしようか」という感じです。でもたまに、鍋の素を使わない水炊きが食べたくなります。〆はご飯かうどんか、あるいは餅か…?こんなこともうれしい迷いです。

 さて、2年前に作った名刺が、年末をもって底を突きました。前のPCに入れたソフトは、現在のPCには使えず、かといって新しいソフト購入の必要性を感じない。というわけで、スマホだけで簡単印刷できるものにしました。思ったものには程遠いのですが、気にしない気にしない。だって、貰った人も気にしていないでしょうから。年度末までにどれだけ使うだろうかとここでも迷い、まずは10枚だけプリントアウト!一昨日の来客で1枚使用しました。

151 真っ赤(1/13)

 石垣島では田植えが始まったという報道を聞き、冬真っ只中の千葉県では驚きです。

 ところで、千葉県のキャラクター「チーバくん」は何歳?実は、一昨日の1月11日に15歳になったそうです。2010年に開催された千葉国体のマスコットキャラクターとして、2007年に誕生したのです。様々なものに使われて、真っ赤な姿はいろいろなものに見られます。

 さて、真っ赤なチーバくんが元気を与えてくれるように、冬は赤い実が鮮やかに見えて、温かみを与えてくれます。南天や千両、万両などの赤い実は、花瓶で生き生きと彩りを添えてくれます。庭では、その実を小鳥たちが辺りを気にしながら啄んでいる様子が窺われます。この季節に自然界に赤い実が多いのは、目立たせて鳥に「ここにおいしい実があるよ」という信号を送っているからと言われます。自分では動けない植物が、種子を遠くに運んでもらうための進化の一端です。みかんをオリーブの木にぶら下げておくと、小鳥たちはそれを食べると同時に糞をしていきます。この糞にほかの植物の種子が含まれているため、春には何だろうと思う植物の発芽に気づきます。

 私たち大人が、子供たちの気を引くように仕掛ける「赤い実」は何なのでしょう。自分たちで食べさせ、解釈してそこから発芽するものにこそ意味があるはずです。だからこそ、この「赤い実」はより進化しなければなりません。そのためには、私たち大人も進化(成長)が必要だと思うのです。

150 新しい可能性の発見(1/12)

 「パジャマスーツ」(AOKI)ってご存じですか?テレワークが普及して、スーツの需要が激減する中で開発された、在宅勤務に対応した商品とのこと。パジャマのリラックス感とスーツのきちんと感をミックスしたもので、オンライン会議でも着られる服だそうです。大ヒットの裏側には、30代前半の広報室長の努力があったといいます。新しいことにチャレンジするには勇気がいります。「前例がない」「できるわけがない」という厳しい意見もきっとあります。でも、前例はつくるものですし、最初からできないと決めつけて何もしなければ、新しいうねりは生まれません。

 この広報室長は、インタビューの最後に次のように語っています。“かつて新店舗出店などで苦労したからこそ、やり抜く力がつき、粘り強い広報ができたように思います。頑張ればいずれ結果が出て仕事が好きになり、得意になる。こうした成功体験が、自分の新しい可能性の発見につながります。皆さんが、自分を成長させてくれる企業に出会えるように祈っています”と。

 最後に、がんばる勇気をくれる言葉を3つ。

 (1)「勝つ意欲」はたいして重要ではない。そんなものは誰もが持ち合わせている。重要なのは、「勝つために準備をする意欲」である。(バスケットボールコーチ)

 (2)失敗?これはうまくいかないということを確認した成功だよ(エジソン)

 (3)努力して結果が出ると、自信になる。努力せず結果が出ると、おごりになる。努力せず結果も出ないと後悔が残る。努力して結果が出ないとしても、経験が残る。(Who?)

 早ければ10年後に社会人となる子供たちですが、ぜひとも「意欲・行動・自信・創造のサイクル」(学校教育目標の副題)を意識しながら、生活や学習に取り組んでほしいと願っています。