ブログ

1/5 「ありがとう」の不思議な力~3年道徳~

 昨年の12月28日(閉庁日)、そして1月4日と、3年の職員は高校入試に向けての準備で学校に来ていました。そんな中、職員室横の掲示板に「ありがとう」の不思議な力という生徒のメッセージをはっているのが目に付きました。何かと聞いたところ、それは2学期末に行った道徳の授業で生徒が書いたものでした。
 道徳で谷川俊太郎の「ありがとうの深度」を扱った後に、「『ありがとう』という言葉で心が温まったエピソード」や「誰かに『ありがとう』を伝えるメッセージ」を全員が書いたものでした。
 新しい年のスタートにあたり、みんなが優しく温かい気持ちになれますように!その一部を紹介させていただきます。なお、以下の文は学校だよりにも同じものが載せてあります。

<親や家族に「ありがとう」>
 お母さんへ
 幼稚園の頃から毎朝早起きして、お弁当を作ってくれてありがとう。お弁当を食べる頃には、もう冷めてしまっているけれど、お母さんが毎朝作ってくれている優しさが私の心をいつも温めてくれています。毎日おいしいお弁当を作ってくれてありがとう。
 お父さんへ
 休日、お母さんが仕事の日、ラーメン屋に連れて行ってくれたり、苦手な数学を教えてくれてありがとう。お父さんはよく私に「週3日しか帰ってこなくて寂しくない?」と聞いてくるけれど、私は週3日しか返ってこないことが「2日ぶりにお父さんに会える」と実は楽しみにしていたりするんだよ。あと、またお父さんの事務所に遊びに行かせてね。
 お父さん、お母さん、私はお父さんとお母さんの子に生まれて本当に幸せです。毎日育ててくれて、うまく言葉にはできないけれどすごく感謝しています。来年は高校生になり、義務教育が終了するので、大人への第一歩として両親に頼って甘えてばかりではなく、もっと自立したいと思っています。立派な大人になって、いつか必ず恩返しをするから待っててね。

 家事を手伝うと、母から「ありがとう」と言われる。しかし、私は母に対して「ありがとう」と言うことはあまりない。今まで面倒だと思っていたが、これからは感謝の気持ちを伝えたいと思う。そういうことの大切さが中3になった今、やっとわかってきた。

 父ちゃんへ
 「ありがとう」と言う言葉は、有るのが難しいと書いて「有難う」。そう教えてくれたこともありましたね。面と向かって言うには意外と恥ずかしく、心では思っていても口に出して言う機会はほとんどなかったと思います。だけど、父ちゃんにはいつも感謝しています。父ちゃんと一緒にやった野球、父ちゃんに教わった料理や洗濯など、やる度にいつも思い出します。僕が今生きていけるのは、父ちゃんのおかげです。本当に有難う。
                                 
 たくさんの「ありがとう」を込めて…
 家族のみんな「いつもありがとう」。ここまで元気に何事もなく育っていくことができたのも、家族のみんなのおかげです。私の知らないところでも、私のことに尽くしてくれていると思うと感謝したくてもしきれません。
 今までも、これからもたくさんの迷惑や心配をかけさせてしまうかもしれないけれど、どうか見守っていてください。いつかこの御恩を返せるように、これからも頑張ります。

<部活動で「ありがとう」>
 1年生の時に話しかけてくれて、ずっと仲良くしてくれてありがとう。3年間部活で一緒に練習してくれたり、一緒に悩んでくれてありがとう。私が嬉しかった時は一緒に喜んでくれて、悲しい時はそっとそばにいてくれてありがとう。友達や先生に「ありがとう」を言われるだけで、心が軽くなりました。そして、こんな私と仲良くしてくれてありがとう!!

 中学1年生の時、大会であと一歩というところで負けた。自分のせいで負けたと落ち込み、悔しくて泣いてしまった。そんな時、当時の顧問に呼び出され、あ~何か言われるのだろうと少し嫌な気持ちになった。だけど実際に言われたのは、思っていたのと違う言葉だった。「最後の番手でプレッシャーもあったと思う。焦りすぎていたかもしれない。だけど、この失敗がこれから強くなるためのバネとなる。よく頑張った。ありがとう。」
 「ありがとう」と言われた時、とても嬉しかった。たった一言が相手を喜ばせるものなんだと改めて感心した。

 去年、部活を引退するときに、先輩が言った「ありがとう」が一番印象的だった。お世話になったのは後輩の自分たちの方なのに「ありがとう」と言われて驚いた。

<友達や先生に「ありがとう」>
 家族や友達関係で悩んでいた時、親身になって話を聞いてくれた大好きな友達にありがとうと今、伝えたい。些細なことをしただけで、すぐに気付いて「ありがとう」と言ってくれた先生がいて、やって良かったな、次もやってみようかな、と嬉しくなった。
 進路に対して、自分のことのように私のためを思って熱心に調べて一緒に考えてくれたママにいつか「ありがとう」と言ってみたい。

 自分の性格上で「ありがとう」を言い逃したことがたくさんある。落とし物や手伝いをしてくれた相手に話しかけようと思っても、なかなか言い出せず「言えばよかったなぁ…」と思えることが多々ある。だけど、自分が泣いた時や悲しい気持ちになった時は、励ましてくれたり、そっと寄り添ってくれたり、笑わせてくれて楽しい気持ちになった時、「ありがとう」と言える。
 何気ないことでも、自然と「ありがとう」が出る人になりたい。

 床に落ちた友達のペンを拾い、友達に渡した時に友達から言われた「ありがとう」。自分は小さな当たり前のことをただやっただけなのだが、丁寧に言われると良いことができたんだなと思える。大きなことではないけれど、こういうことを言ってもらえる人がいることで、小さな当たり前のことができるようになっているのかもしれない。これからも続けていきたい。

 「いつもありがとう」
 先生方に私は感謝を伝えたい。兄の教育実習が始まり、毎朝、私よりも早く学校に向かい、私よりも後に帰ってくる。兄は言っていました。「先生は大変だな。俺よりも早く来て、俺よりも遅く帰っている先生ばかりだった。」4時30分が定時だけれど、残るということは、生徒のためだと理解しました。それが当たり前になり、気付けなかった「優しさ」だと改めてわかりました。「優しさ」からくる「ありがとう」は、まさにこのことだと知りました。別に先生に気にいられたいとかそういうのではなく、素直に凄いと思い、優しいと思い「いつもありがとう」と伝えたくなりました。本当にいつもありがとうございます。体調に気を付けてください。

<見知らぬ人に「ありがとう」>
 電車で出会ったおばあちゃんへ
 私が電車に乗って椅子に座っていたら、歳をとったおばあちゃんが入ってきました。荷物を持っていて大変そうだったので席を譲りました。すると「ありがとうね」と優しく言ってくれました。その後、話しかけてもらい、自分も「ありがとうございました」と言いました。もう会うこともないおばあちゃん、ありがとう嬉しかったよ。

 下校中、配達員の方が手袋を落としたので、とっさに拾って声をかけたら、「ありがとうございます」と言われ嬉しかった。なんだか良いことをしたなと思った。その日は一日気分がよかった。